心の味覚

 

 

人間の味覚って意外と誤差が生じるものなのですよ。

誤差っていうと弊害があるかもしれませんけど。

例えば、コーヒー一つ取っても同じ甘度だとしても、

ホットコーヒーとアイスコーヒーでは感じる甘味が違うと。

これは、舌の上の味覚が冷たいものの場合収縮して、

感じにくくなっている事が原因らしいのですが。

つまりは、同じ糖度でもホットコーヒーとアイスコーヒーでは

感じる甘さが違うという事です。

 

これは心に関しても同じだと思うのです。

味覚の甘いと感じる感覚を「幸せ」と言い換えてみましょう。

 

同じ「幸せ」でも生活の基盤と言う名の温度差によって、

感じ方が人それぞれです。

ただでさえ私達は「日本」という比較的裕福な国に生まれ育ちました。

だから、幸せを幸せと感じる感覚が一部麻痺してしまっている

事が多いのでは無いかと思うのです。

 

お金が無いと幸せになれない。

沢山の自由な時間が無いと幸せになれない。

 

ホントウニソウデショウカ?

 

確かに、お金なんて物は無いよりあった方がいいに決まってます。

自由な時間だって無いよりあるに越したことはありません。

 

しかしそれらのものが、「幸せ」である事の必須条件だとは

俺はどうしても思えないのです。

人間の欲望ってものは無限です。

けれど、人間の生きていられる期間なんてものは有限です。

 

有限の中で無限を追い求める事なんてものが、

決して幸せにつながるとは思えないのです。

数学的に言えば、有限の中に無限が存在することは

あり得ないのですから。

同じ分量の砂糖しかないのなら、砂糖をもっとくれと叫ぶより前に、

最大限に甘味を感じるように、飲み物の温度を変えてみたり、

飲み物自体を変えてみたり、飲み方を変えてみたり、

そうやって甘味を感じるような行き方をしていきませんか?

 

それに、甘いものを食べ過ぎると虫歯にもなりますし、太っちゃいます。

心が虫歯になり、太り過ぎない為にも、甘い物のとり過ぎには

注意した方がいいと思いますし。

 

心も体も元気で居られる為には、やはり何事にも

ホドホドがいいのかも知れませんね。

 

 

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