歴史



正月休みを利用して、地元の懐かしい中学時代の友人と飲みました。

十数年ぶりに会う友人も居て、すっかり気分は中学時代に戻りました。

不思議な物で、ずっと会っていなかった友人と会うと、

当時の記憶がまざまざと蘇ってくるから不思議ですね。

 

くわえタバコで大人になったような気がしていたあの頃。

意見の合わない先生と衝突ばかりしていたあの頃。

親に逆らう事が大人だと思っていたあの頃。

先の見えない不安に襲われていたあの頃。

大好きだったあの娘の笑顔だけで幸せになれていたあの頃。

 

いろんな想いが走馬灯の如く蘇ってきました。

あの頃から、もう既に十数年が立ちました。

俺も友人達も、それぞれの歴史を刻みつつここまで生きてきました。

改めて、そんな事を思い返す出来事でした。

 

ふと振り返っても、三十路過ぎの俺にとって中学時代ってのは、

今まで生きてきた人生の中でまだ半分の時期だったわけで。

そんな中学時代の俺と、今の俺が出会った居たら、

一体どんな会話をするのだろうか?

そんな事をぼんやり考えていました。

 

当時抱いていた、夢や希望みたいなものを、色々とかなぐり捨てて

俺はここまで生きてきた気がします。

それは、現実と理想のギャップと言ってしまえば簡単かもしれませんが、

それだけじゃない、俺の「逃げ」もあったと思います。

そんな大人な俺を見て、当時の中学生の俺は一体どんな言葉を

投げかけるのだろうか?

そしてその汚れ無き真っ直ぐな意見を前に、今の俺はどう答えられるのだろうか?

そんな事を考えると、ちょっと怖くもありちょっと楽しみでもあり。

 

例えそれがあっていようが間違っていようが、俺の行動した過去の全てが

俺の歴史であり、俺はその歴史を背負って生きていかなければいけない。

 

だから日々一生懸命に生きるしかないんです。

それが全て俺の歴史となり、何時の日にか思い返すその日がくるのだから。

 

何時だって俺は後ろを振り返らずに、前を向いて生きていこう。

そう自分自身に言い聞かせている。

過去を想い立ち止まる事より、明日の事を思い描いて生きていく事の方が

前向きであり成長があるから、そう思っていたから。

けれど、時には過去を振り返り昔の思い出にふけいる。

そんな事も大事なのでは無いか?

 

そして今まで俺が築き上げた俺の歴史を背負い、そしてこれからの

歴史を作り上げていく。

そんな歴史は結局は一日一日の積み重ねでしかなく、

一日一日を一生懸命生きる事でしか存在価値を見出せない。

そんな事を改めて思い起こさせられた。

 

だから、過去のお前が居るから現在の俺が居る。

 

結局は今の俺に答えられる答えはその程度なのだけれども。

そんな答えを聞いて、中学時代の俺は一体どんな返事をするのだろうか?

 

少なくとも過去の自分に恥じない負けない生き方だけしていこう。

だって、過去のお前に負けてしまっていては、

積み重ねてきた歴史の意味がなくなってしまうから。


 

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