テールシッター型垂直離着陸機 機体を垂直に立てたまま離着陸をする航空機
TAILSITTERS VTOL

コンベア XFY-1 ポゴ アメリカ
CONVAIR XFY-1 POGO
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実機メーカー:コンベア 種別:試作機 エンジン:アリソンT-40ツイン・タービン・ターボプロップ
 XFY−1は直立したまま、垂直に離着陸するというとんでもない飛行機。当時としては珍しい、デルタ翼(三角翼)のおかげで安定した直立姿勢を保てる。二重反転プロペラでトルクの反作用を打ち消し合っている。
 この飛行機は1950年に米海軍が発表した「船団防空用VTOL計画」に応じたもので、空母以外の戦艦などの狭い甲板からでも、発進できる戦闘機というもの。こんな無謀な計画に2社のメーカーが名乗りをあげたのも、第二時大戦後、兵器需要が減って、航空機メーカーも必死だったのであろう。
 1954年3月にロールアウト、同年8月1日に垂直姿勢からの初飛行に成功、世界初の完全VTOL機となった。
 しかし、1956年に、VTOL機計画自体が中止となり、8年間という歳月と、800万ドルという資金を投じたXFY-1開発の歴史は幕を閉じたのだった。

模型メーカー:KP Model(チェコ) スケール:1/72 種別:インジェクション キット

ロッキード XFV-1 アメリカ
LOCKHEED XFV-1
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実機メーカー:ロッキード 種別:試作機 エンジン:アリソンT-40ツイン・タービン・ターボプロップ
 XFV−1は、XFY−1同様、「船団防空用VTOL計画」のもとに開発された航空機。機体デザインはオーソドックスなもので、変わっている所は尾翼がX型になってるくらいだ。
 頭でっかちで、いかにも直立安定性が悪そうなこの機体は、案の定、一度も垂直離着陸飛行をしたことがなかった。ただし、1953年12月23日、補助降着装置を取り付けての水平離着陸に成功し、その後空中での水平から垂直への転換飛行には成功した。
 この機体も計画中止により、1200万ドルの開発費用は泡と消えた。

模型メーカー:ペガサス(イギリス) スケール:1/72 種別:簡易インジェクション キット

C450 コレオプテール フランス
C450 Coleoptere
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実機メーカー:アター 種別:実験機 エンジン:アター101DV ジェットエンジン
 アメリカに負けず、フランスはもっとスゴイことをやっていた!!
 垂直離着陸だけならまだしも、ジェットエンジン搭載で、環状翼(輪っかの形をした翼)という世にも珍しい翼を持った機体だ。通称「空飛ぶビア樽」。
 で、こんなのホントに飛んだの〜と、言いたくなるけど、本当に飛んだんです!!1958年4月にロールアウト、1959年5月5日に初飛行に成功した。
 しかし、同年7月25日、同機7回目の試験飛行中にパイロットは操縦不能に陥り、脱出後パイロットは負傷し、機体も破損してしまう。その後、計画は中止となり、事故で壊れた機体もスクラップにされた。

模型メーカー:ハイテック モデル(フランス) スケール:1/72 種別:コールド キャスト キット

戦後開発されたこれらの垂直離着陸機は、いきなり生まれたものではない。実は、第二時大戦中ドイツで密かに計画されていたVTOL計画があったのだ。戦後、この計画の資料や技術者が連合国側に流れとされている。
次回予告「幻のドイツ垂直離着陸機計画」