いよいよ対面!
いつもと変わらぬ朝。でも、今朝は優水輝のお出かけ準備をMuneにお願いしてみる。トイレ、朝食、着替え(洋服選び)、歯磨き・・・普段もやってくれるので特に困ることはなさそうだけど、それらを時間内に全てやり終えて定時に出かけるというのは慣れるまでなかなか至難の業。私が入院している間、毎朝これをこなして会社に行く途中でカレの実家に優水輝を預けなければならない。う゛〜大丈夫だろか・・・。
優水輝は玄関で靴を履く時に「べべちゃん、出てくる!べべちゃん、出てくる!」と騒いでいたらしい。そう、今日は私たち家族にとって特別な日なんだ!
まぁそんなこんなでバタバタと何とか9時半過ぎには病院到着。
あと数時間後にはこのデカ腹も凹んで、その代わりべべをこの手に抱くことができるんだワ〜。妊娠が分かったのが8ヶ月前、月日が経つと共にどんどん大きくなるお腹を抱えながら優水輝を追い掛け回し、時には大声を出し、そんな私に常に付き合わされてきたべべ。いよいよだね!
優水輝の時は緊急で帝切が決まったので緊張が高まっていたけど、今日はあの日とは全く違って落ち着いてる。それどころか、狭い病室で時間を持て余し騒々しく動き回る優水輝の元で、べべを受け入れる気持ちの準備を整える暇もない。
ん〜私たち家族、こんなんでイイのか?
10時半、まこちゃん到着。Muneが出産に立ち会っている間、優水輝の面倒をお願いした。手術までの約2時間、麻酔科医の説明を受けたりすることによって少しずつ気持ちの準備が整う。やっとMuneと病室に2人きり、でも何だか私たち優水輝パワーに圧倒されて憔悴気味?
12時半過ぎ、とりあえず私だけが手術室に呼ばれる。背中に半身麻酔と術後の痛み止めの管を通すため注射。麻酔医が事あるごとに親切丁寧に現状説明してくれるので不安なんて何一つなかった。
準備が整ったところでMuneも呼ばれ、私の横に立ち右手にビデオカメラを構える。もう片方の手は私の手をギッチリ握ってくれていた。
手術開始後、私たちはずっと会話を続けていた。
私 「(手術してるの)見える?」
Mune「よく見えない・・・あ、ちょっと見えた」
前回に比べ、お腹に振動を受けないので何が行われているか全く分からない。
私 「今何してるの?」
Mune 「切ってるみたい」
しばらくして先生が「ウワー(゚ロ゚;) 髪の毛が透けて見えるくらい子宮が薄くなってるよ。1mm・・・いや、0.5mmもない感じだネェ」と言った。
そして更に「二重に巻き付いてるよ!」と言う。
な・・・なにが?臍帯?どこに?と不安になったけど、何も聞けずにそのままジッとその瞬間を待った。
やがて「ギャーギャーギャー!」手術室に元気な泣き声が響き渡る。
う、生まれたぁぁぁヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノ
今回は2人目だし結構あっさり、「ヨカッタ、ヨカッタ」の笑顔で希優羽を迎えるだろうと思っていたのに、やっぱり涙ボロボロだった。元気に生まれてきてくれてホントによかった。
処置後、しっかりと希優羽の手を握り締めることができたのは何より。その後、全身麻酔投与により眠りに着き、縫合手術を終えた。
後で先生に聞いたことだけど、臍帯は首に二重に巻きついていたのだと言う。普通分娩を選択していたら危険を伴っていたはず。それに陣痛が来ていたら子宮破裂は避けられなかったかもしれない。それを思うと今回私たちが選んだ「帝切」という選択は正しかったのだ。
五体満足、元気イッパイの赤ちゃんを授かることができた喜びを噛み締め、Muneと2人ホッと胸を撫で下ろした。
「べべ」は希優羽になった。
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