25HX5 SEPPステレオパワーアンプ (出力30W+30W)
初段6BQ7ASRPP 位相反転6BQ7Aカソード結合型 終段25HX5パラSEPP
何れの球もテレビ用です。6BQ7Aは6DJ8のご先祖様、25HX5は25E5と50H-B26を足して2で割った様な球です。終段はビーム管接続のSEPPで自作の72Ω:4―8―16Ωのマッチングトランスを使っています。電源トランスも自作です。
このアンプの回路のルーツはフッターマンH-3アンプに有ります。その後ラ技1983年9月及び10月号に石井義治氏が30KD6を使ったOTLアンプとして発表されています。更にMJ無線と実験 1995年10月号 に上条信一氏がEL-509を使ったOTLアンプを発表されています。
何れの方々もOTLアンプとして設計されてる為に、特性は超高性能ですが、規模が大きく発熱の多いアンプだと思われます。
そこでインピーダンスマッチングを的確に行い、小型高効率のアンプを作って見ようと製作したのがこのアンプです。
終段はビーム管の儘でスクリーングリッド電圧を適度に上げてプレート電流を流れやすくする点では前記のフッターマンアンプ・石井アンプと同様で、さらにスクリーングリッド電流を出力に反映できる上条アンプを見習いました。その他の相違点はマッチングトランスを使った点です。
マッチングトランスを使う事で真空管の最適インピーダンスに合わせられ、最大出力の増大、高効率化に依る発熱の減小、省エネ効果と良い点が見出せます。
マッチングトランスは市販品に適当な物が無く、自分で巻いて見ました。
小型高効率を謳い文句にするためマッチングトランスも小型高高率な物を設計しました。
採用したのはオートトランス方式です、一次コイルと二次コイルが一部共通使用出来ますので、コアの耐力増加・直流抵抗の減少が図られ小型高性能化が出来ました。
マッチングトランスの詳細についてはこちらをご覧下さい。

本機の設計に当っては上条信一氏のご指導を受けました。この場を借りてお礼申し上げます。
回路図はMF氏のご協力を頂きました。測定はきんさんにお願いしました。両氏に感謝します。