えほんのお部屋  *  眺めのいい部屋 *  CHRISTMAS絵本


・・・ クリスマス ・・・

   


イエス・キリストの生誕を
讃(たた)える日
それは、むかし人々の心に「冬至祭り」として定着していたそうです。古代から祝ってきた冬至祭のど真ん中にキリストの生誕をぶつけることで、キリスト教会は異教徒を取り込み、改宗させようとしたのでした。

クリスマスChristmas) は、キリストChrist) のミサMass) という意味。ドイツ語で”Weihnacht”と呼ばれています。キリストが生まれた夜、この聖夜みんなでお祝いをするのです。

クリスマス・イヴのイヴEve)は、前夜という意味
12月24日をさします。




 イエス・キリストキリスト降誕サンタクロースクリスマスツリー
贈り物クリスマス・ローズの伝説

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イエス・キリスト

ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。

ひとりの男の子が、私たちに与えられる。

主権はその肩にあり、その名は

「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」


と呼ばれる
 (聖書イザヤ9:6)







キリスト降誕

聖書では、マタイ・ルカの両福音書の中で綴られています

幼子
 イエス
聖母
 マリア
   
ヨセフ
3人の博士
(賢者)

−マタイによる福音書−

羊飼いたち

−ルカによる福音書

 

 ナザレという町にマリアという女性がいました。
 彼女はもうすぐ貧しい大工であるヨセフと結婚することになっていました。

 ある夜、お部屋が光に包まれて天使があらわると「マリア、あなたは神さま
 の子供
を生むのです。その子をイエスと名づけなさい。」と告げられます。

 しばらくして、ローマの皇帝は、すべての人は故郷に戻って
税金を払うよう
 (人口調査もあって)命じます。

 ヨセフとマリアも
ベツレヘムへと旅たちます。
 マリアのおなかの赤ちゃんが生まれそうになったので、ベツレヘムの宿屋を
 探しますが、どこも満員。事情を話して、やっと貸してもらえたのが馬小屋
 でした。

 それでも2人は神様に感謝の気持ちでいっぱい。その夜、かわいい男の子が
 生まれたのです。マリアはそっと毛布に包んで、飼い葉桶にそっと寝かせて
 あげました。

      
 ちょうどそのころ、羊の番をしていた羊飼いたちの目のまえにまばゆいばかり
 の光が丘を照らしました。

 そこにあらわれた天使が「いと高き神様に栄光あれ! 御心にかなう人に平和
 あれ!」そして、ベツレヘムに救い主が馬小屋でお生まれになったことを
 告げたのです。

 天使の賛美歌が流れます。

 駆けつけると、天使の言うとおりでした。「イエスと言います。」とマリア
 が言いました。




キリスト系の幼稚園で育ったわたしは、クリスマスになるとこのキリスト降誕のシーンの聖劇をしたのを思い出します。

「ナザレの村で大工する、わた
しはヨセフともうします〜」

ヨセフの歌♪・・・最後小さな舞台にみんな勢ぞろい。この日のために一生懸命練習します。

白い服をまとって、暗くしたお部屋にろうそくを灯しながら登場する聖歌隊、そして流れる賛美歌、子どもなりにそのときのとても荘厳な空気が大好きでした。





聖書に興味がなくても、そのバックグラウンドを絵本から

Picture Book>>>
* リスマスものがたり *
(ブライアン・ワイルドスミス・作 曽野綾子・訳 太平社) 
ワイルドスミスさんの絵本のなかでもおすすめしたい1冊。彼らしい色彩の美しさは女の子や3人の賢者たち、天使のお洋服にも。
   
雪のシーンはとくにすばらしい〜!金色(ゴールド)に色づけされた星ときらめきも。

洋書は”
A Christmas Story”  翻訳絵本のお値段にびっくりされる方は、洋書のペーパーバック(薄い紙の表紙)で購入されるといいかもしれません。伊豆にあるワイルドスミス美術館(←クリックすると美術館の入り口へ)でも手に入ります。

同じ題名で他に2冊出ていますので、比較してみるのもいいですね!


フェリクス・ホフマン・作 しょうのこうきち・訳 福音館書店
聖書に忠実に描かれています。
   
トミー・デ・パオラ・作  大日本絵画
キリスト降誕の中でも6つのシーンをとりあげて、目を楽しませてくれる立体しかけ絵本。娘もお気に入りで、クリスマス前になるとリビングのサブ机に常に並びます。サブダさんのしかけ絵本と並ぶ豪華本かもしれません。


Picture Book>>>
* ほしのひかった そのばんに *
(わだよしおみ・文 つかさおさむ・絵 こぐま社) 
このキリスト降誕のおはなしをもっと丁寧に描いた作品といえばこちら。つかささんのがたまらない、私が大切にしている存在感のある絵本です。赤い表紙にはゴールドの天使、版画でしょうか?味わい深い絵ですね。隠れファンはきっと多いのでは。
横長なので、書店だったらすぐ見つかりますよ。

3人の賢者たちがそれぞれにプレゼントしたもの、いったいどんなものだったんでしょう。

  

Picture Book>>>
* 輝きの季  *
−ターシャ・デューダーと子どもたちの一年
ターシャ・テューダー・作  食野雅子・訳  メディアファクトリー) 
ターシャ・デューダーさん、彼女はアメリカのニューイングランドで昔さながらの生活を大切にし、今も糸を紡ぎ、機を織り、自然の中で動物たちと共存しながら生活を送っています。
そんな彼女が、伝統を彼女流に残して実践している1年の行事をそれはそれは丁寧に水彩で描いた絵本がこれ、12月の風景にはやっぱり心が洗われる想いがします。

アドベントカレンダー、クリスマスピラミッド、アドベントリースのろうそく、そして、森の中に作られた”キリスト生誕のシーン”。

11月には1年分のろうそく作りをしたり、4月のイースターの卵の木、ワクワクするシーンがたくさん、1年をこんな風に過ごせたらどんなに心が豊かになることでしょ。

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4歳の娘が表紙に一目ぼれして選んだ1冊、ターシャさん絵本は復刊された小さな箱に3冊おさめられたキャラコブックス」とこれが我が家では2冊目です。

犬の”コーギビルシリーズ”の完結3冊目
コーギビルのいちばん楽しい日という彼女の最新作が書店に並んだとか。87歳のターシャさんが幼い頃に経験したクリスマスの思い出が綴られている、今ちょっと気になるクリスマス絵本です。







粘土で、マリアさまとヨセフ、嬰児を、飼葉の桶は
くるみに羊毛をつめたりして手作りのワンシーンを
再現してみるのも素敵ですよ。


 

 

サンタクロース

ニコラウスとして生を受け、有徳の司教としての日々を送りました。貧しい子どもたちに自分の富を分け与えた人として伝えられています。

惜しみなく施しをしたことで、広くヨーロッパで慕われる聖人となり、ニコラウスの祭日である
12月6日に、子どもがニコラウスの馬(ロバ)に食べ物を供えると、ニコラウスがお菓子をくださるという言い伝えが生まれました。

ニコラウスが、クリスマスに贈り物をくれるサンタクロースのイメージが作り上げられたのはこういう由来だったのですね。

ドイツでは、今でも12月5に早々とプレゼントをもらって、2度もおいしい気持ちになれるんですって。
ドイツの子どもになりたい?(笑)

 

Picture Book>>>
* サンタクロースと小人たち *
(マウリ・クンナス・作 偕成社) 
フィンランドの人里離れた山のふもとにふしぎな村があるんですよ。白ひげのサンタさんが何百人もの小人たちに囲まれて暮らしているの。
ここは、クリスマスの贈り物の準備で1年中大忙し。クリスマスが近づくと、よい子の調査もしなくちゃならないし、サンタさん宛てのお手紙の整理・・・。
   
絵本いっぱいに描かれる小人たちの作業風景は緻密でそれは楽しい!

 



学者のクレメント・ムーが1822年のクリスマスイブの夜、
「セントニコラスの訪れ」という物語詩を子どもたちへ贈りました

Picture Book>>>
* クリスマスのまえのばん *
(クレメント・C・ムーア・文・  ウィリアム・W・デンスロウ・絵 
わたなべしげお・訳   福音館書店)
 

   "
Denslow's Night Before Christmas"が原題。
   地味なお衣装だけど、茶目っ気が感じられるレトロサンタ!

   後にいろんな人が絵をつけています。
   

   ●
ターシャ・テューダーさんの絵 (偕成社)
    彼女はドールハウスの世界も大切にしているのがよくよく
    わかります、脇役の小動物やお家の描き方に注目。
  
   ●
レオナード・ワイスガードさんの絵
    ”
The Night Before Christmas" 装丁も◎
    子どもの表情といい、サンタさんも親しみがもてます。
    ちょっと控えめなクリスマスカラー。
    わたしのお気に入り
NO1

     ●
アニタ・ローベルさんの絵
     「クリスマスイヴのこと」(セーラー出版)
      
彼女らしい美しい絵で繰り広げられます。


 

クリスマスツリー

むかし木には精霊が宿っていると信じられていました。秋になって、木々が葉を落とすと、なんだか精霊がその木を見捨てているような気になって、春には精霊が戻ってくるようにって、色付けした石や布で飾ったそうです。

飾りつけは戸外の木に施されていましたが、ドイツで小さなモミを室内に持ち込む風習ができて飾っていく・・・。

モミの木は常緑樹で、葉を落とすことはないんだけど。

飾りはキャンディーから果物、聖母のために、紙で作った薔薇の花、ツリーにはロウソクが灯されます。
ツリーのてっぺんに飾られる妖精は、もともと嬰児(みどりご)イエスの聖なる人形として作られたそうですよ。



*おおきいツリーちいさいツリー
ロバート・バリー・作 (大日本図書)
*ちいさなもみの
マーガレット・ワイズ・ブラウン・文
バーバラ・クーニー・絵  (福音館書店)
*ちいさなもみの
ガブリエル・バンサン・作 (ブックローン)
*しあわせなモミの木
シャーロット・ゾロトウ・文 ルース・ロビンス・絵
*ロッタちゃんとクリスマスツリー
アストリッド=リンドグレーン・文
イロン=ウィークラント・絵 (偕成社)
*バーナデットのモミの木
アンデルセン・原作 バーナデット・ワッツ・絵
(西村書店)
*お祭りにいけなかったもみの木
市川里美・作 角野栄子・訳 (偕成社)
*森のクリスマスツリー 
牧野鈴子・作  (文研出版)
*わたしクリスマスツリー
佐野洋子・作   (講談社)
*もみの木 
アンデルセン・文 スベン・オットー・絵
(ほるぷ出版)


 

贈り物

親しき間で、プレゼントを交換する習慣は、冬至のしきたりでも最も長く続いているもの。

冬至を迎えると、これまでの厳しい寒さも峠をこして、うららかな春を待つばかり。これはと盛大にお祝いする習慣が随分昔からあって、農家それぞれにご自慢のお料理に腕をふるって、宴会を華やかにさせたそうです。

ごちそうの交換・・・真冬の贈り物交換のはじまり。


クリスマス・
プレゼントは東方からやってきた3人の賢者が幼子イエスに贈ったとされる品々を象徴するものという説明でキリスト教からの意味づけがされました。



Picture Book>>>
* 賢者のおくりもの *
(オー・ヘンリー・文 リスベート・ツヴェルガー・絵 矢川澄子・訳) 

  
クリスマスに奥さんは夫の時計にぴったりの素敵な鎖を
   プレゼントしたくて、自分の宝物でもある長い髪を売って
   しまいます。
   帰宅した夫は驚きますが・・・。


   物語が美しいこと!



*思いがけない贈り物
エヴァ・ヘラー・文  
ミヒャエル・ゾーヴァ・絵
 (講談社)
*クリスマスのおくりもの
ジョン・バーニンガム・作  (ほるぷ出版)



 

クリスマス・ローズの伝説

薔薇の花がクリスマスとどう関連があるのでしょう。イギリスで「クリスマス・ローズ」といえば、冬に咲くキンポウゲ科のヘレボルスをさすようです。

12月には花をつけ、仲間のレンテンローズは白い花を咲かせて、野生の薔薇を思わせる美しさだとか。
         
ベツレヘムに住む羊飼いの少女がキリストのお生まれになった飼い葉桶のところへお祝いにいく羊飼いの仲間についていきました。
みなそれぞれに贈り物を献上するのですが、少女はなにも用意していませんでした。

野生のお花でもと探しますが見つかりません。涙を流す彼女の前に光が射します。

純白の花

少女は摘んでそっとイエスの傍らにおいていったのでした


これが地上に咲いたはじめてのクリスマス・ローズでした





Christmas Watching」 by Desmond Morris を参考に