蒼き狼と白き牝鹿4その総評

本文へジャンプ 激動ユーラシア

 

蒼き狼4の問題点

情報入手が簡単すぎる

信長シリーズの「天翔記」以来の「敵国情報のタダ見」可能なシステムが一時期主流になり、このゲームもこれに習ってます。おかげで諸外国の国王・将軍の顔と能力もすんなり見られるのが嬉しいですが、正確な情報を掴む事が戦争勝利の必要条件である戦略ゲームとしてはこの姿勢は疑問です。貴重な行動力のいくらかを情報収集にあてる昔の光栄ゲームとまではいかなくても、間諜を送らないと正確な情報を得られないようなシステムにして欲しかったものですね。

国王の存在価値が低い

蒼き狼4では国王はすっかり城に居座ってます。私がプレイしてる限りでは彼らが自ら内政したり外交したりする事はおろか野戦に出る事も全くありませんでした。これは張り合いが無さ過ぎです。戦闘が不得手な国王ならそれが本来の姿かも知れませんが、フィリップ2世やチンギスハーンのような最強クラスの人物までもこれではあんまりというもの。彼らが野戦で迎撃してきたら相当苦戦を強いられるでしょうし遣り甲斐も倍増します。さらに言うならリチャード獅子心王やチンギスハーンは積極的に親征を行う、即ち自ら陣頭に立つ位の思考をして欲しかった。同じタイプのゲームでも将星録では大名が積極的に迎撃してきただけに尚更そう思えてなりません。

尤も、城にいて出来る事…人材登用と宴はいずれも重要です。登用の特技を持つ国王なら積極的に人材登用するのが自ら内政するより効果的でしょうし、それも出来ない無能な国王(例:シナリオ2の度宗)なら国家経営を一切部下に任せて自分は宴会で酒池肉林しながら子作りに励むのが雰囲気が出る上にゲームでも立派に役立てて良い(^^;かも知れません。さらに「蒼き狼3(元朝秘史)」のハンドブックには「自ら遠征に赴くなど二の次」と書いた上で「自らは1個所にとどまりつつ的確な戦略指示を与えて帝国を膨張させたオゴタイハーンの姿勢を見習ってほしい」とあるので国王が城に居座り続けるのもある意味では正しい姿勢でしょう。

それでも優秀な人物がずっと城にいるのは宝ならぬ能力の持ち腐れです。無能な国王ならそれでも良いでしょうが、史実で積極的に戦争した好戦的人物…例えばリチャード1世のようなキャラクターは積極的に討って出るべきでしょう。さらに言うなら隠しパラメータに「好戦・避戦」を加えて人物が領主となった際に軍事ユニットになる度合いを示せればよかったのでは?

あと、国王が1ユニットに過ぎなくなる「将星録」スタイルでは彼の能力が国力に与える影響力が相当低くなりますね。蒼き狼4ではさらに顕著になっていると思います。結果、王様が優秀でもそうでなくても国は保っていけると。一個人の国家に与える影響が極端に大きいのは考え物ですがゲームの舞台は中世ですしもう少し国王の能力が国家経営に影響してもいいでしょう。家臣の反逆の発生しやすさを国王ならではのパラメータ「カリスマ」をつくってコントロールするとか。

政治力のメリットが少ない

政治力の高さの利点他の2要素に比べわかりにくいです。1ユニットとして施設を1つ作るスピードではあまり差がつかないから。政治力90の人材1人より40の人材が2人いた方がトータルで良い結果になる事も多いことですし。一個人の限界としてももう少し何とかならなかったでしょうか? 例えば領主の政治力が高い程施設からの収入が多くなる、配下将軍の忠誠低下を抑えられるとか。

PUKについての不満

・顔CGの追加が少ない…新シナリオの国王の顔CGは使いまわしが多いし、能力からすればオリジナルの顔をつけていいような将軍(エドワード3世、ヤン・ジシュカ等)もこの扱い。それと后CGがねぇ。新シナリオの国王の数(数十名分)はあると思ったので残念です。

・子供の命名が変になった…新シナリオ1・2では中国系の国家の子供の名字が現国王の最初の文字になってます。例えば新シナリオ1の金・哀宗の場合は哀○○という具合。PUK以前は「完顔○○」とやっており結構気に入ったのに、正に改悪。

そして…「PUK導入直後でのバグ」!これはどうにも許せません。アップデートプログラムの実行で遊べるレベルには回復するのですが(次項参照)…済んだ事はこれ以上言わないからユーザーサポートの充実、特に修正プログラムをネット入手出来る様にお願いしたいものです。