◇表 現
フレージング
◇文章には句読点がありますが、音楽(メロディ)にも句読点に似た“区切り”があります。この区切り(記号があるわけではないが、楽譜から読み取る)で区切られた音群をフレーズ(段落)といいます◇そしてフレーズを区切ることをフレージングと呼びます。◇演奏する時フレージングを変えると(フレージングを間違えると)違った音楽になります。◇例1:フレーズを大きく(長く)取る・・・例2:フレーズをどう歌う(歌い方をフレージングと言うこともある)・・・例3:このメロディは何小節フレーズ?・・・例4:8小節メロディを2小節+2小節+4小節のフレージングで・・・というふうに使います。
アーティキュレーション
◇音や音群に付けるニュアンス(テヌート・アクセントスタッカート・レガート)の組み合わせをアーティキュレーションといいます。◇アーティキュレーションによって音群は滑らかになったり(女性的)キビキビしたり(男性的)します・・・例1:16分音符の連続をレガート2つとスタッカート2つのアーティキュレーションで演奏しましょう・・・例2:アーティキュレーションがあまいのでもっと切れのよいアーティキュレーションでいきましょう・・・例3:この曲のアーティキュレーションは楽譜通りにいきましょう・・・というふうに使います。
アゴーギク
古典的な(単純な)フレーズには“始まり”があり“発展”し“ピーク”が来て“納まる”ことがよくあります。アゴーギクとは、音楽の感動の変化に伴って微妙に変化するテンポの揺れをいいます・・・例1:ロマン派のメロディは時間通りでなく、多少のアゴーギクがないと音楽にならない・・・例2:フレーズのこの部分でプラスのアゴーギクを、そしてここでマイナスのアゴーギクを加えましょう・・・例3:アゴーギクに頼らない、淡々とした演奏もなかなか魅力的です・・・このように使います。
フレージング』『アーティキュレーション』『アゴーギク
を組みあわせることによって、単なる音の羅列ではなく変化に富んだ表情豊かな演奏が可能になるでしょう・・・当然この3つが表現のための技術の全てではありませんが、おぼろげに感じている音楽表現のイメージがよりはっきりした形で演奏に現すことが可能になるでしょう・・・◇曲の構成(例:3部形式)・・・起承転結(開始→発展→変化→終止)・・・アウフタクト(小節線を越えるフレーズ)・・・曲のピーク(盛上りの頂点)・・・エコー(同じ音形を繰り返す時の効果)・・・cresc.とdim.・・・表情豊かな演奏への入り口は“変化する”ことです。
クラリネットを吹くとき動いてもよいのでしょうか?
◇(身体が・楽器が)動くということ:音楽のために・表現のためならばおおいに動いて下さい、しかしそれ以外のために(せいで)動くのはよくありません。◇身体が動く場合でも・・・上下(テンポ・リズム)左右(歌い込み)前後(音量や密度、圧力の変化)など立体的な動き方が考えられます・・・動きというよりは体重移動といった感じが適切ですね・・・◇楽器を動かす場合は、身体と一緒に動くようにしましょう・・・楽器だけ動くということは、アンブッシャーが動く(変わる)ということです・・・楽器と口の関係(アンブッシャー)は一番よい状態を保つべきで、あまり動かすべきではありません◇あまりに動き過ぎる奏法の矯正法としては・・・壁に腰・肩・後頭部をくっつけて練習する・・・楽器を水平くらいまで上げて(下げずに)練習する・・・◇いずれにしても動く場合は、自然で(ナチュラル)美しく(ビューティフル)丁寧に(ケアフル)に!!
スラーとレガート
『スラー』と『レガート』は厳密にいうと違うのですが、ほぼ同じことです。
『レガート』と『ノンレガート』・・・・・・・違いをはっきり区別しましょう。
『タンギング』と『ノン・タンギング』・・・・違いをはっきり区別しましょう。
スラーが掛かっている音群では、最初の音をタンギングし後の音はタンギングしない。。
スラーの掛かっていない音群では、全ての音をタンギングします。。
どんな『タンギング』をするかは演奏者のセンスですが・・・。
『レガート』はできるだけ滑らかに音群を繋ぐ!・・・