【授業プラン】 「ものの燃え方と空気」(6年) 加藤 幸男
【学習計画】
1.ものが燃えるには、空気が必要
2.ものが燃えるには
3.ものを燃やすはたらきのある気体
4.酸素の中で燃やしてみよう
5.空気の成分
6.ものが燃えたあとの空気
7.気体検知管でしらべよう
【学習プラン】
| 1.
火のついたろうそくに、集気びんをかぶせます。ろうそくの火はどうなりますか。 ア、消える イ、燃え続ける ウ、少したってから消える |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実 験 <教師実験で>
★結 果…
| 2.
では、大きいびんと、小さいびんとでは、どちらが長く燃え続けるだろうか。
ア、大きいびんが長く燃える。 イ、小さいびんが長く燃える。 ウ、ほぼ同時に消える。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実 験 <教師実験で>
★結 果…
| 3.今度は、同じ大きさのびんの片方に、ろうそくを2本入れました。
どちらが長く燃え続けるだろうか。 ア、2本の方が長く燃える。 イ、1本の方が長く燃える。 ウ、ほぼ同時に消える。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実 験 <教師実験で>
★結 果…
| 4.3つの実験から分かることはなんでしょうか。 |
◎ものが燃えるためには、空気が必要。
○
空気が多いと長く燃える。燃えるものが多いとはやく消える。
| 5.ろうそくの火が消えた後、びんをそっとはずしてろうそくに火をつけ、またかぶせます。
ろうそくの火はどうなるだろう。 ア、すぐ消える。 イ、少したって消える。 ウ、燃え続ける。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実 験 <教師実験で>
★結 果…
| 6.今の実験で、分かることはなんでしょう。 |
◎火が消えた空気は、ものを燃やすことができない。
| まとめ : ものが燃えるには、空気が必要。火が消えた空気はものを燃やすことができない。 |
7.授業の感想を書く。
燃えているろうそくに、底を切ったびんをかぶせて、ふたをすると、ろうそくはしばらく燃えて消えてしまいます。
| 1.上のふたをとってかぶせたら、ろうそくの火は、どうなるでしょう。 ア、 ろうそくは燃え続ける。 イ、 少したって消える。 ウ、 すぐ消える。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実験の準備
●マッチをする練習をしよう。(1人2本ずつ)
◆実 験 <児童実験>
★結 果…
| 2.今度は上のふたは閉めて、底のねん土を切ってすきまを作ってかぶせます。
ろうそくの火はどうなるでしょう。 ア、 ろうそくは燃え続ける。 イ、 少したって消える。 ウ、 すぐ消える。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実験の準備 …粘土の4分の一を切り取る。
◆実 験 <児童実験>
★結 果…
| 3.すき間があるのに、消えるのはどうしてだろうか。 |
・ 新しい空気が入っていっていない。
◇では、上のふたを開けたときは、新しい空気が入っているのかな?
・
燃えた古い空気は、上からどんどん出ていく。(暖かいと上に行く)
・ 新しい空気は入っているのかな??
| 4.線香の煙で、空気の出入りの様子を確かめよう。 |
@ 上のふたを取った場合…びんのふちに線香を近づける。
A
下のねん土を切り開いたガラスの外側に線香を近づける。
B
上のふたを閉じて、ガラスの外側に線香を近づける。
◎上を閉じて、下だけ開いていても、空気は入っていかない。
| まとめ : ろうそくが燃え続けるには、たえず空気が入れかわる必要がある。 |
4.授業の感想を書く。
ものが燃えるには、空気が必要です。空気はいろいろな気体が混ざっています。
| 1.空気の中には、どんな気体があるだろうか。 |
・酸素、二酸化炭素、窒素、水蒸気、水素、一酸化炭素、ブタンガス、フロンガスなどなど
| 2.この中で、ものを燃やすはたらきがあるのは、どの気体でしょうか。
ア、酸素、 イ、二酸化炭素、 ウ、窒素 エ、ブタン |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
| 3.水上置換で気体を集気びんに集めて、火のついているろうそくを入れてみましょう。 |
◇水上置換のやり方をやってみせる。
@水を満たした集気びんを水中で逆さにしてたてる。
A気体のボンベから、7〜8分目まで気体を入れ、水を残したまま、
ふたをしてからとり出す。
◆実 験 <児童実験>
★結 果 ○酸素…ろうそくの火が激しくなる。
○窒素…すぐ、ろうそくの火は消える。
○二酸化炭素…すぐ、ろうそくの火は消える。
<教師実験>
○ブタン・・・集気びんの口に火がついて燃える。
中のろうそくの火は消える。
・
ブタンはカセットコンロやガスライターに使われる燃料の気体。
・
気体自体が燃える。ろうそくを燃やす働きはない。
・
酸素は燃える気体ではなく、燃やす働きがある気体であることをはっきりさせる。
| まとめ : 酸素は、ものを燃やすはたらきがある。 |
4.授業の感想を書く。
酸素は、ものを燃やすはたらきのある気体です。
線香や木などが、酸素の中でどのように燃えるか、調べてみよう。
| 1.酸素系漂白剤で、酸素を発生させよう。 |
◆酸素発生の方法◆
@
集気びん(ワンカップびん)に大さじスプーン1杯の酸素系漂白剤(COOPのサンソ)を入れる。
A 水をびんの1/3くらいまで入れる。
B
薬さじ1杯の二酸化マンガンを入れると、盛んに酸素が発生する。
C
ふたをして、2〜3分、酸素がたまるのを待つ。
D 酸素がたまったら、実験開始。
E
一つの実験終了ごとに、サンソを入れて、酸素を発生させる。
| 2.次のものに、火をつけてから集気びんに入れてみましょう。 @線香 Aわりばし Bスチールウール |
◆実 験 ○ろうそくを粘土に立てて、火をつけておく。これで火をつける。
@ 線香(炎のない状態で入れる)
・パッと火がつく。
A 割りばし(炎が少しある状態で)
・炎が大きくなって燃える。
B スチールウール
・
スチールウールは、鉄であることを確認する。(磁石で)
・
針金に小量のスチールウールを巻きつける。
ろうそくの炎で火をつけ、ちょっと息を吹きかけてやや燃やしてから入れる。
・ 激しく燃えるので、注意させる。
・金属も燃えることを補説。
| 3.実験の結果をノートにまとめましょう。 |
○各々、酸素の中に入れたら、どのようになったか。
4.分かったことや感想を書く。
酸素は、ものを燃やすはたらきがあります。
窒素は、ものを燃やすはたらきはありません。
| 1.酸素1/2と、窒素1/2を混ぜた空気の中では、ろうそくの火は、どのように燃えるで
しょうか。 ア、 普通の空気より、よく燃える。 イ、 普通の空気より、あまりよく燃えない。 ウ、 普通の空気と同じように燃える。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実 験 <教師実験>
・
水上置換で、集気びんに酸素と窒素1/2ずつ入れ、ろうそくの火を入れる。
★結 果… ア
| まとめ1 ◎空気は、窒素や酸素などの気体が混じり合ってできている気体で、 空気のおよそ4/5は窒素で、およそ1/5は酸素です。(図を書く。) |
| 2.では、酸素1/10、窒素9/10を混ぜた空気では、ろうそくの火は、どのように燃えるでしょうか。 ア、普通の空気のように燃える。 イ、少し燃えて、消える。 ウ、すぐ消える。 |
◇予想を立てる。人数分布を確かめる。
◇どうしてそう思ったかを発表させる。討論。
◆実 験 <教師実験>
★結 果…ウ
| まとめ2 ◎酸素があっても、少なすぎるとものを燃やすことができない。 ものが燃えるには、ある程度の濃度の酸素が必要。 |
3.授業の感想を書きましょう。
ふたをしたびんの中で、ろうそくを燃やすと、しばらくして、火は消えてしまいます。
もう一度火を入れても、燃やすことはできませんでした。
| 1.ろうそくがものが燃えたあとの、びんの中の空気はどうなっているのだろうか。 @ 酸素は? A その他に何か変化はあるか。 |
◇自分の考え … 自分の考えをノートに書く。
◇考えを発表させる。
・
火が消えるので、酸素は少なくなっている(なくなっている)だろう。
・ 二酸化炭素や窒素がふえている??
・ びんがくもるので、水ができている。
| まとめ1 酸素はものが燃えるときに、使われてなくなっている。 |
酸素のほかに、変化はないのだろうか。
| 2.ろうそくが燃える前の空気と燃えた後の空気を「石灰水」を使って調べてみよう。 |
◆実験◆ <児童実験>
@集気びんに石灰水を入れて、よくふる。石灰水の変化を見る。
・ 変化なし。
A同じ集気びんに、火のついたろうそくを入れてふたをする。
火が消えたら、ろうそくを取り出して、よくふる。
・ 石灰水は、白くにごる。
・
石灰水をにごらせる気体が発生した。
| 3.石灰水を白くにごらせる気体は何だろう。石灰水に、いろいろな気体を入れてみよう。 |
◆実験◆ <教師実験>
・
ビーカーに石灰水を入れ、窒素、二酸化炭素、酸素、ブタンをボンベから直接、石灰水に吹き込む。
・
二酸化炭素だけが石灰水を白くにごらせる。
| まとめ2 ろうそくが燃えた後にできた気体は、二酸化炭素である。 |
・ 酸素O2が、炭素Cにくっついて、二酸化炭素CO2ができる。
| 4.木が燃えた後にも、二酸化炭素ができるだろうか。 |
◆実験◆ <児童実験>
・
二酸化炭素が、「できる」「できない」を簡単に予想を聞き、すぐ実験に入る。
・
木が燃えた後にも、二酸化炭素ができる。
5.授業の感想を書きましょう。
ものが燃えると、空気中の酸素が使われて、二酸化炭素ができます。
| 1.火が消えたとき、びんの中にあった酸素は、すべて使われて、なくなっているのだろうか。 |
◇自分の考え … 自分の考えをノートに書く。
◇考えを発表させる。
| 2.気体検知管を使って、ろうそくが燃える前と燃えたあとの、びんの中の酸素と二酸化炭素の量を比べよう。 |
◆実験の準備◆
<気体検知管の使い方>を覚えよう … 教科書P13
◆実験◆ <児童実験>
・酸素 燃やす前 …… 21%ぐらい
燃やしたあと……17%ぐらい (4%ぐらいの酸素が燃えるのに使われた。)
・二酸化炭素 燃やす前 …… 0.03%ぐらい
燃やしたあと……3%ぐらい (3%ぐらい二酸化炭素が発生した。)
| まとめ ろうそくや木などが燃えると、空気中の酸素の一部が使われて、二酸化炭素ができる。 |
・
酸素が17%では、ものを燃やすことができない。
・
二酸化炭素のほかに、水などもできる。