2008年 第39回定期研究集会(鳥海山) 報告
期 日:8月7日(木)15:00〜 10日(日)朝解散
会 場:山形県鳥海山 大平山荘
日 程:8月7日(木) 分科会T、 交流会(会員の近況報告、各種情報交流)
8日(金) 分科会U、分科会V、全体会T(講座;鳥海火山の地形と地質)
9日(土) 分科会W、分科会X、全体会U(綱領の検討、総会、これからのこと)
10日(日) 解散
1.分科会・・・実践の検討
今年のレポート数は31本。
理科を中心に、算数、総合学習、図工、大学での講義内容、ものづくりと報告の分野は多岐にわたった。
「エコロジー入門講座『地球はいま・・』(中3)」のレポートは、環境問題について、たくさんの映像資料と丁寧な自作テキストを使っての実践報告であった。
ツバルの映像や『不都合な真実』などの資料をもとに、人類がどのように自然環境を破壊してきたか、また身近なところでの環境問題・地球温暖化などについて生徒に考えさせた。
単元の終結では「人間の知恵を自然を元に戻す方向に使う時代がもう来ているのだ」という言葉を紹介し、これからに希望を持たせる形で学習を終えていたのが印象的であった。
道徳「どうしたら人間になれるか(小3)」のレポートは、極地研テキストを使っての授業実践報告である。
『仕事をする手と仕事をしない手』の学習では、ヒトとゴリラの手形を提示し、親指と他の指との対向性に着目させながら親指を使わないでの作業を通して親指の働きの重要性を意識させていた。
今集会の提出レポートの特徴として、大学の教員養成系学部での講義に関する報告が多かったことがあげられる。
集会にも2名の学生が初参加した。これからの世代の教員養成、さらには免許更新制度への対応などについても活発な議論が交わされた。
レポート一覧
【8月7日】《分科会T》
1.地図2をしてみませんか 安河内功
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【8月8日】《分科会U・V》
《A分科会》
| 午前 | 1.エコロジー入門講座 「地球はいま・・・」 (中3) 吉田 小恵子 2.夢を育むということ 〜ひとりの理科教師の歩みを振り返って〜 古市 景一 3.県水道ビジョン パブリックコメント 熊沢 文男 4.科学することの楽しさを味わい 地学が好きになる100の方法 庄子 裕 |
| 午後 | 1.こんちゅう (小3) 高橋 美也子 2.自然発見 (小4) 大西 清美 3.道徳「どうしたら人間になれるか」 (小3) 赤沢 潔 4.わくわく気体の実験室 (小6・公民館) 加藤 幸男 |
《B分科会》
| 午前 | 1.電磁石の実験いろいろ と 水族館 (小6) 庄子 裕 2.じしゃく (小3) 小石川 秀一 3.第二日曜の会記録 小石川 秀一 4.「理科学習指導論」での『前座実験』の試み(大学) 中村 敏弘 |
| 午後 | 1.「数学なんてへっちゃらだ」 エスカランテ先生の授業を見て(大学) 本間 明信 2.山地と平地 (大学生・教員) 吉村 敏之 3.融 点(小4) 小石川 秀一 4.モダマの成長 (小5) 庄子 裕 |
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【8月9日】《分科会W・X》
《A分科会》
| 午前 | 1.絵を描く (小1−4) 永澤 義人 2.いりこの絵 (小4) 大西 清美 3.ちぎり絵のあじさい (小2) 田村千晶 4.「切り絵」のススメ 菊池 明 |
| 午後 | 1.木工生活この一年 安河内 功 2.額縁を作ろう 安河内 功 3.針穴写真のすすめ 栗田 政利 |
《B分科会》
| 午前 | 1.運動の法則を 台車の加速でなんとなくみる 小口 俊雄 2.ばねと糸で定常波をみる 小口 俊雄 3.「化学と」エネルギー」イオン 吉田 小恵子 4.月と太陽の学習 (小4) 加藤 幸男 |
| 午後 | 1.ひきざん (小1) 竹内 誠 2.適応支援論試験問題ーくりさがりー 本間 明信 3.体積プラン 本間 明信 |








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2.講座・・・鳥海火山の地形と特徴
【8月8日】《全体会T》
講話:『鳥海火山の地形と地質』
講師;板垣直俊氏(にかほ市立釜ヶ台小中学校)
今年度の研究集会の会場が鳥海山6合目ということで、地元の研究者・板垣直俊氏に講師をお願いして、『鳥海火山の地形と特徴』と題する講座を行った。
鳥海火山の火山活動史や火山噴出物、山麓の特徴ある地形(象潟など)について詳しくお話を頂いた。
集会後に鳥海湖への登山や溶岩の観察、象潟九十九島、三崎公園などに巡検に出かけた会員も多かったようである。
3.総会、綱領の検討
会の状況・運営などの報告・提案を議論する「総会」では、極地研鶴ヶ丘キャンプに故高橋金三郎先生の蔵書が寄贈されたことが紹介された。
今後の閲覧、活用が望まれる。
極地研の教育活動のもととなる『綱領』の検討では、「4−3子どもをこう理解する」の項目に、(5)まず子どもの考えが正しいとせよ、が追加された。
教師は子どもがどのように考えてその考えを出したのか、理解に努めなければならない。