松葉杖のつき方

 映画やドラマなどで怪我した人が片側に松葉杖をつく場面があると、どうも気になって仕方がない。私が見たのはすべて怪我した足のほうに松葉杖をついていたのだ。

 20年くらいまえに、左ひざの半月板損傷で手術を受け、リハビリで松葉杖を使った経験がある。私は疑いもせず左につこうとしたが、看護婦さんに注意されたのだった。実際右についた方が自然で具合がよかった。

 そこでこの際と思って調べてみた。結果はどちらでもいいということであった。以下に、説明をそのまま載せる。
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A.正松葉杖
 1.怪我をした足(以下怪我足と略)と逆の側に松葉杖を持つ。
 2.怪我足と松葉杖を前に出す。
 3.松葉杖に体重を乗せるようにして、怪我をしてない足を前に踏み出す。

B.逆松葉杖
 1.怪我足の側に松葉杖を持つ。
 2.怪我足と松葉杖を前に出す。
 3.松葉杖と怪我足に体重を分散してかけ、反対側の足を前に踏み出す。

 比較すると、安全性ではAの正松葉杖に軍配が上がります。理由は、もし松葉杖が滑った場合に、Aだと両足に体重が分散してかかる可能性が高いのに対して、Bの場合は怪我足に全体重がかかる恐れがあるからです。
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 しかしその後の説明では、松葉杖がすべることは滅多にないので、どちらでもいいとなっていた。
 それなら正松葉杖のドラマがあってもいいのに。今後も気にしながらドラマを見ることになるだろう。

  

ゴルファーと喫煙

 ゴルフを始めて半年、60からのゴルフはスコアの方はノー・コメント。だが練習場やコースに出て、アマチュアのゴルフ・プレーヤーの様子が少しずつ見えてきた。
 ゴルフをスポーツとは考えていないということだ。ボーリングやダーツやビリヤードと同じ扱いだ。多くの人はチョコレートを賭けているようだし、プレイが終わると反省などしないでさよならする。私は家訓?により、賭けをやらない。

 どうしても理解に苦しむのが喫煙だ。以前、尾崎将司がショットの合間にタバコを吸うのを何度も見て顔をしかめた記憶がある。芝生の上に火のついたタバコを置き、ショットが終わるとそれを拾って吸いながら次の場所へ移動していた。最近も、丸山が吸いながらプレイしているのを見て、応援したくなくなった。

 ゴルフ人口の3分の2は喫煙者のような気がする。練習場で打っていても、必ず臭いが気になるし、ゴルフ場のレストランではほとんどのテーブルから紫煙が立ち昇っている。ゴルファーがタバコ好きなのか、タバコ好きがゴルフをやりたがるのか? 先日4人のうち2人が喫煙者というグループでコースを回ったが、緑の多い中で煙を気にしながらプレイしなければならないのには閉口した。もちろん、コースには灰皿が用意されているし、マナー違反ではないのだが。
 コース上は禁煙というゴルフコースはないのだろうか?

  

京都議定書発効−二酸化炭素を封じ込めろ

 ついに京都議定書が2月16日発効した。

 温暖化を防ぐために各国が決められた量の二酸化炭素を削減しなければならないのだが、車の排ガス規制もままならない状況なので、削減量を達成できるのだろうかと心配である。二酸化炭素を削減する方法とはどんなものか?

 まず頭に浮かぶのが、二酸化炭素の排出量の少ないあるいはまったく排出しないエンジンなどを開発し、従来の効率の悪いエンジンを置き換えることにより削減する。
 車で言えばハイブリッド車や燃料電池車などである。燃料電池では燃料として水素を使えば排出されるのは水だけである。理想的なのだが、暑い地域や寒い地域での利用に問題があるらしい。また、日本の車メーカーT社は、水素を得る方法として石油を燃やす方法を取ろうとしたのは言語道断。

 排出されてしまった二酸化炭素を封じ込める技術も開発されているという事を知り、驚いた。たとえば、
@地中に封じ込める。
 日本が削減しなくてはいけない14%の二酸化炭素の20年間分を封じ込めることができるらしい。
A閉山した炭坑を利用し、石炭に封じ込める。
 副産物としてメタンガスが得られる。メタンガスは効率よく二酸化炭素の発生が少なく発電できる。
B二酸化炭素を効率よく吸着させる。
 リチウーム・シリケートというものは、元の体積の200〜300倍の二酸化炭素を吸収できる。

 「日経サイエンス」(2000年5月号, p72-81, H. ハーゾック, B. エリアソン, O. カルスタド)によれば、「二酸化炭素封じ込め」とは温暖化ガスの二酸化炭素が大気中に溜まり続けることのないよう、自然界に封じ込める考え方のこと。二酸化炭素封じ込めというと、植林によって植物に大気中の二酸化炭素を吸収させることを思い浮かべるが、私たちは発電所などの固定した温暖化ガス発生源から二酸化炭素を分離・回収し、地下や海洋に注入する可能性を探っている。

CO2をどこに蓄えるのか?
二酸化炭素は地中の地層、たとえば採掘不可能な石炭層、枯渇してしまった油田や天然ガス田、帯水層などにポンプで送り込める。これはちょうど、石油を汲み上げるのと逆のプロセスだ。二酸化炭素を海洋中に直接注入するという考え方もあり、その場合、周囲の生態系に影響を与えない濃度にしたり、水深も二酸化炭素が海洋にとどまるところを探る研究が進んでいる。

・・・ということが書いてあった。
 実現しているものとしては、ノルウェー沖の天然ガス採掘プラットホームでは海底下1000メートルの深さの砂岩層に二酸化炭素を送り込んでいるそうだ。
 また、地中の封じ込め場所として、石炭層、岩塩鉱山後、深部帯水層、枯渇した油田や天然ガス田、海洋での封じ込め場所としては、二酸化炭素を小さな液滴にして放出、曳航注入管、ドライアイスの投入、深海底の液体二酸化炭素の湖などが考えられているらしい。

 それぞれ利点、難点が有りますが、有望なのが海洋だ。
 水温が急激に変化する水深100〜1000メートルにある水温躍層(すいおんやくそう)よりも深いところに二酸化炭素を注入するとなかなか大気中に放出されないそうだ。また、3000メートルよりも深いところに注入すると二酸化炭素の湖が出来るらしい。

やはり二酸化炭素排出を抑えることが先決であり、本道であろう。

 それにつけても、米国の京都議定書不参加は許せない。もっとも多くの二酸化炭素を垂れ流している国が、経済に悪影響が出るという理由で参加しないのだ。そんな国の言うことなど耳を傾ける必要はない、と思ってしまう。
 たしかに田舎では環境問題の関心が薄い。スーパーなどの駐車場で、人が乗っていない車のエンジンが動いているのをよく見かける。米国には田舎が多いので関心が薄いのかもしれない。やっぱり米国は田舎もん(悪い意味で)の集まりなのではないか。西部劇の時代から全然進歩していないのではないか。

血圧が上がるといけないので、最後に。

 植物に炭酸ガスを多く与えると、生育が良くなるという実験がある。全国のたくさんのビニールハウスで消費できるのでは。

  

問題だらけの愛知万博

 愛知万博があと一週間で開幕する。


「自然の叡智」と銘打ち、通称「愛・地球博」としてテレビでの報道も多くなってきた。しかし、問題だらけの万博である。


 前回のドイツでは、木を一本も切らずに開催されたのに対して、愛知万博は縮小されものの数千本の木が切られた。


 会場建設ではリサイクル材を使う設計になっていたが、採算性を考えてリサイクル材を使わないところもある。


 海上(かいしょ)の森近くの沢にいたホトケドジョウが全滅してしまった。このことを知り、日本野鳥の会など3団体が参加を取りやめた。


 このような問題があるにもかかわらず、はじめは中立的な報道を行ってきたマスコミは、万博PRの報道が目立つようになってきた。新聞では「毎日新聞」だけが問題点を指摘する記事を載せている。


 名古屋パビリオンでは世界最大の万華鏡を作った。たしか元チェッカーズの藤井フミヤのプロジュースによるもの。名古屋市はこの建設を電通に随意契約で発注した。その理由は、内容がきわめて特殊で、ノウハウが蓄積されている業者でないと建設は無理というもの。しかし、いつ電通は万華鏡建設のノウハウを蓄積したのか。実際は熊谷組に丸投げしているのだ。


......ETC.


 この万博、「ペテン博」とも「トヨタ博」とも言われている。会場近くに本拠地を持つトヨタの都合のいいように進められ、自民党へ多額の政治献金しているトヨタだが、この万博で十分おつりがくることになりそうだ。
 こんな万博、日本人として恥ずかしい。絶対見に行くのをやめよう。

  

無茶苦茶な林道開発

 全国に林道というものがたくさん存在する。その名の通り、林業のために必要な道もあるだろう。しかし、観光のために開発されたものも多いのではないか。あるいは、かつて林業のための道であったが、林業が立ち行かなくなって、使用されていない道もあるだろう。

 昨年の中越地震で、山道がみごとに破壊された映像をまだ覚えているだろう。無理な開発は悲しみを生みだすだけだ。

 山形県の朝日連峰の大規模林道は1969年から82億円をかけて造られた14kmの道だ。工事中から土砂崩れを繰り返し、完成以来保全改良工事が続けられているという。
 ブナ林が皆伐されて杉が植えられたが、三十数年経っても人間の背丈ほどにしか伸びていないのは、10mを越える積雪のためだ。杉にむいていない場所だったのだ。
 開通は2004年6月、7月に起こった土砂崩れで通行できなくなった。通行できたのはたったの一ヶ月。

 このことを予知できなかったのか。否。76年の学術調査報告書で四手井京都大学名誉教授が「この地帯はいくら巧妙に林道が設計されたとしても、必ず山腹崩壊を伴い、半永久的に修復工事を続けなければならない」と指摘しているのだ。

 税金の無駄遣いをして、自然を破壊するという、愚策を行うのが役所なのか?