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幼い日からキシャが好きだった。多忙なテレビマンで どこへも行けず (画調が違うのでフィルムロケが困難な時代だった)、自由業になってからせっせと旅するようになった……
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旅はレールをふりだしに |
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名古屋の東北に大曽根という駅がある。母の実家が近かったので、日向ぼっこしながら貨客車の入れ換えを見ていた。
物書き稼業になり、鉄道ミステリを書くようになると、好んでローカル線を舞台に書いた。人口希薄、廃線必至の地方ばかりで、書店も読者も少なかったのが、なん本かはテレビドラマ化されている。 写真は難読で知られる駅を肴に、列車内でトラベルライター瓜生慎のシリーズを書いているところ。 |
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日本秘湯を守る会会長さんの宿 |
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今は亡き朝日旅行会の岩本さんが音頭をとってはじめた『日本秘湯を守る会』。その昔は参加した宿も限られていたが、いまでは全国区になった。安いが間違いない温泉宿として、全方位の客に勧められるところばかりだ。ただし駅前旅館というわけにゆかないから、ある程度調べてから出かけた方がいい。 当代の会長さんは、ここ二岐温泉の大丸あすなろ荘主人の佐藤さんである。つげ義春のマンガに登場するほどひなびた山間の宿だけれど、決して行きづらい場所ではない。東北新幹線の新白河駅に、れっきとした送迎バスが発着する。そこからバスに揺られて一時間ほど。タダの送迎バスとしては,もっとも長距離を走る部類だろう。途中岩瀬湯本温泉の旅館『川畔』のあとを通る。いい宿だったのになぜ潰れたんだろう。そういえば二岐温泉には、ママがピアニストを務めるオーベルジュもあったっけな。あそこもいい宿だったのに……荘思っていたら,意外やここは『あすなろ荘』別館の『ぶな山荘』として,佐藤さんのお嬢さんが改装経営している様子でホッとした。下の写真がそれである。『あすなろ荘』の売りはなんたって自然の環境だから,渓流に面した露天風呂が傑出している。見上げれば空と山。流れの音に耳を楽しませて、ただただボーッとなる。秘湯バンザイであった。 |
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一昨年に出かけた壱岐の『海里村上』が、なかなかのすぐれものだったので、うにの季節を狙って連泊した。劇画の小池一夫さんのプロデューだそうだが、豪華ではなくても(はやりの露天風呂つき客室も、エステもない)が、胸の広がるような海景があり、歴史のある温泉が湧き、うまい料理があって酒があるのだから、ただもうボーッとして二泊三日を過ごした。だから説明なんているまいと思ったが、下の写真には注記が必要だろう。壱岐の観光スポットのひとつ、潮の干満と共に出たりはいったりする腹ほげ地蔵である。涎かけで見えないが、おなかに穴があいていて供物を受け入れる。近在に多い海女の願いを聞き届けてくださるらしい。腹ボテのぼくに供物をくれても、効果はないよ。 | |
磐梯山麓のオーベルジュ |
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オーベルジュといっても洋風民宿みたいな宿がある中で、ここはなかなかアイデアに富んでいた。ハードはもと保養所だから豪華というほどでなくても,客が要求するのはその宿なりのソフトである。それも金より手間をかけた。上の写真は客をもてなす焼き芋を庭で作っているところ。ぼくなんて、こうしたお遊びにころっと喜んでしまう人種なのだ。食事どきにスパークリングワインが飲めたのも嬉しかった。スペースに乏しくカウンターバーはないが,ロビーを客席にして、目の前のミニカンウターで、ちゃんとカクテルも作ってくれる。飲み助にはありがたい。 実はこの宿に辿り着くのにチョンポをやった。時刻表を見間違えて、予定より二時間近く早くもよりの猪苗代駅に着いたのだ。おそるおそる電話したら、「いいですよ、お迎えに参ります」といってくれた。でもぼくとしては,近くにあるはずの諸橋近代美術館を見ておきたい。「ではそちらにお送りしましょう。お荷物はホテルで預かりますから」 まことに円転滑脱なサービスであった。諸橋美術館は、質量とも世界的なダリの所蔵品で名高い。ゆっくり見てからホテルに到着、大浴場に漬かった。「えっと。本物の温泉ですか?」「はい、間違いなく温泉です」 この宿は名前もユニークで、『ホテリ・アアルト』という。ホテルではない、ホテリなのだ。あれっ、どこの国の言葉だったっけ。 |
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旅行関連のリンクを作るため、あちこちお願いする予定。 |
日本旅のペンクラブ |
すでに創立40周年を迎え、年に一度の旅の日は東京だけでなく、京都・盛岡などで開いた。去年からは目白の椿山荘で開催するのが恒例となっている。
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