幼い日からキシャが好きだった。多忙なテレビマンで どこへも行けず (画調が違うのでフィルムロケが困難な時代だった)、自由業になってからせっせと旅するようになった……

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 旅はレールをふりだしに

名古屋の東北に大曽根という駅がある。母の実家が近かったので、日向ぼっこしながら貨客車の入れ換えを見ていた。
物書き稼業になり、鉄道ミステリを書くようになると、好んでローカル線を舞台に書いた。人口希薄、廃線必至の地方ばかりで、書店も読者も少なかったのが、なん本かはテレビドラマ化されている。
写真は難読で知られる駅を肴に、列車内でトラベルライター瓜生慎のシリーズを書いているところ。



 有馬温泉 御所別墅
御所坊の金井さんから連絡をもらった。おなじ有馬温泉の中に、凝った宿を作ったらしい。
金井さんは旅館企画と経営のプロだと思うので、どんな宿になったのか、ぜひこの目で確かめたかった。

昔はホテルがあったという土地を苦労して造成し、広々とした客室棟を建て、食事を楽しむ母屋と浴場棟ができていた。
有馬はユニークな泉質なので、あえて客室には温泉を引いていない。その代わりサーマルルームと称して、人間の体温なみに制御した室温の温室が、個室の浴場のプレルームとして設けてある。ぼくのカメラの腕では撮れそうにないので、とりあえず宿のたたずまいと、浴場棟をご紹介しておく。
食事は工夫されていて美味のフレンチ。
といっても泊食分離なので、本店の御所坊へいっても、神戸市内のお気に入りの店へ行ってもかまわない。
ぼくはこの夜、本店にあるバー『ポッソドーロ』でしこたま呑んだ。こんな使い方ができる宿でもある。でも、安くはないよ。
ちなみに別墅というのは、別荘のもう一ランク上の言葉だそうだ。


 



 夕やけこやけ

首都圏の人には馴染みがないだろうが、姫路市内──といって
も、ついこの間編入されたばかりの夢前町にある(いい名前だね)塩の井温泉。温泉街というほどの宿数もないが、ここの『夢の井庵』は以前取材に行き知っていた。
そこが別館として『夕やけこやけ』と銘打ったこていな宿を建てたときき、出かけてきた。
全室露天風呂つきとあって、ろくに部屋の吟味をしなかったのは失敗で、一階の庭つき客室を選ぶべきだったが、これは宿の責任ではない。
正直なところ、さして期待していなかった食事が、素人のぼくにもわかる楽しいアイデアに満ちていて(写真のお造りは、いわば和風サラダ仕立てでしょうか、和風マリネでしょうか)、目と舌を楽しませてもらいました。



 旅行関連のリンクを作るため、あちこちお願いする予定。

 日本旅のペンクラブ
すでに創立40周年を迎え、年に一度の旅の日は東京だけでなく、京都・盛岡などで開いた。去年からは目白の椿山荘で開催するのが恒例となっている。


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