最近なにをしているのか。これからなにをしようとしているのか。自分でも不透明だが、とりあえずわかっていることを記す。人生の決算期を迎えたことだけは確かなので、祖先の墓を後始末して、尊厳死協会にはいり、散骨を考えているが、それまでの間、爺にならねばできないことを探っている。

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 近いところの話

子どものころからよく飲むヒトであった。おでん屋で育っただけのことはある。今も原則として毎日呑んでいるけれど、めっきり夜の町へ這い出すことが少なくなった。金も時間ものこりのとぼしくなったからだ。それでもこの前、アニメ教室時代の生徒たちが集まったときは、上記の二軒に案内した。『割烹武とみ』、といってもワインがメインのアルコール飲料だから、和洋なんでもあり。右のダンナはもと名旅館の板前さんで、左のママはれっきとしたソムリエさん。腹ペコでも満腹でもそれなりに満足できる。下のお兄さんはバー『三宅』のマスター。お互いマンガ好きということで知り合った。そのころは独身だったが、いまや一児の父。ぼくの本は読んでいそうもないが、もと生徒のひとり馬里邑れいさんのエッセイはちゃんと読んでいるらしい。


 書いたり乗ったりしゃべったり

速筆だったぼくも、年と共に遅くなった。パソコンに向かう時間の中には、のべつ幕なしのミスタッチが加わり、予想外なフリーズとその処理が含まれて、発狂寸前となる。……昔はものを思わざりけり。

中日新聞連載のコラム『読書かいわい』で取り上げたいコミックやアニメが目白押しなのだ。廣澤吉泰さんのインタビューではしかくのさんを取り上げるといったが、どうも次は芳崎せいむさんの『鞄 図書館』になりそう。

東京創元社刊の米澤穂信さん、祥伝社刊の柄刀一さんにつづいて、やはり創元社の太田忠司さんの『夜叉沼事件』、小学館の『藤子・F・不二雄大全集』の解説を書いた。ご贔屓作家の解説は喜んで書くのだが、かえって作者の足をひっぱったんじゃないか……って、コレ先月も書いたなあ。

アニメ学の入門本『鉄腕アトムから電脳コイルへ』を、横浜の赤レンガで開かれたイントゥ・アニメで物販したが、てんで売れなかった。爺はやはりズレてきたのか!(号泣)

瓜生慎のシリーズも部数はジリ貧である。ぼくのせいだけでなく、構造的出版不況のせいだとなると、まことに先が読み辛い。本格ミステリ作家クラブの会長がいうのもショボイが、会員みんなのミステリの面白さが、なぜ読者に伝わらないのだろう。青年よ,町へ出る前にまず書を読もう!

戸川安宣さんの紹介による、NHK『探偵Xからの挑戦状』第二期は、かわいそうな失恋探偵(新書判ではぶじゴールインしているが)葉月麻子久々の登場で『嵐の柩島で誰が死ぬ』。ぶじ問題篇解決篇は放映された。ネット評では「もう二度と辻の本を買ってやらない」だって。あのー、それ以前はずっと買っていてくだすったんですか?

ところで下記の図版は、八年前(だったかな?)の長谷川伸賞受賞に駆けつけてくれたすがやみつるさん描く。いまのぼくは、もっと頭が薄くなりおなかが出ています──念のため。


 電子本のCMですが、いずれこの欄も引っ越す予定。……とずっと書いているんですが、なかなか間に合わない。しかも電子本はどしどし増えるし。いまやぼくにも整理がつかなくなってきた。


残念ながら電子本は旧作ということもあるが、広告ひとつ打ってくれないから、コンピュータに無縁の読者は知る由もない。このほむぺに辿り着いた人に広告しても、あまり意味ないような気もするが、勿体ないので自前で宣伝する。どうぞご贔屓に。

〔光文社電子書店〕
迷犬ルパンの檜舞台 本体価格600
迷犬ルパンの名推理     700
迷犬ルパンの大活劇     600
迷犬ルパンの蒸発      600
迷犬ルパンの挑戦      600
鉄腕ルパン     500(アトムのパロディ)
蜘蛛とかげ団    500(乱歩のバロディ)
零下四十一度の義経伝説   600
迷犬ルパンと三毛猫ホームズ 600
東海道本線殺人事件     600
迷犬ルパンと里見八犬伝   600
能登はやさしや鬼までも   600
迷犬ルパンと「坊ちゃん」  600
迷犬ルパンの大逆転     400
迷犬ルパンと地獄谷     400
迷犬ルパンと幽霊海峡    300
迷犬ルパン、ハウステンボスを走る  300
迷犬ルパンの東京暗殺マニュアル   400
線と面       400(清張のパロディ)
銀河鉄道の朝    400(賢治のパロディ)
犬墓島       400(正史のパロディ)
はるひワンダー愛  400(週刊平凡連載)
超人探偵南方熊楠  600
お犬様捕物帳    400

シリーズは違うのだが、集英社・中央公論社と渡り歩いたおばあさん探偵ユーカリさん最後の『超特急燕号誘拐事件』がお仲間入りした。モデルだった伊豆高原の人形のアトリエ“それいゆ”のママが亡くなったので、登場人物もそれに殉じました。

  新しくシリーズ化した瓜生慎の『殺人号』もの第一  作が電子本の仲間入りした。
北海道・幽霊列車殺人号  400円
  どうぞよろしく。

  小説ではないが、旅本もニ冊、
  光文社電子書店mm文庫にくわわった。

ニッポン旅行の殿様 400
ここは極楽 湯の宿めぐり 500

〔徳間web書店〕
アリスの国の殺人      500
殺人者が日本海を行く    500
三陸鉄道 死神が宿る    500
死体が私を追いかける    500
旅は道づれ湯はなさけ    500
鳴門に血渦巻く       500
火の国死の国殺しを歌う   500
ローカル線に紅い血が散る  500
探偵さん、迷宮です!    525(以下税込み)
犯人さん、復讐です!    525
味子さん、殺人です!    525
ブルートレイン北へ還る   578 
                  
瓜生慎シリーズは現在光文社文庫の『……殺人号』シリーズで続いているが、『死体が私を……』はその第一作で、新刊?の『ブルートレイン……』が第二作にあたります。

双葉社やぶんか社からいくつも出てるので収拾がつかないが、角川書店と祥伝社からは゛なぜかそれぞれ一冊づつ出ている。

私のハートにあなたのメスを
殺人がいっぱい

どちらもよくいえば異色作だが、わるくいえば……いや、自分で自分の悪口は控えておこう。気になる人はどうぞ購入してください。




 お仲間のおいでを待ってます

 中銀ライフケア
季節感を添えようと、ぼくが仕事部屋にしている熱海の老人マンションが、しばしば登場する。もし関心がおありでしたらどうぞこちらへ!最近賃貸もはじめたので、人口?が増えてきた。実はさっき端午の節句のお祝いをすませたばかりです。


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