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Leica M4
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/ Encounter and Separation
小さな時から歯車が好きだった。
年を重ねて古い物に惹かれる。
これからの人生ずっと一緒に歩んで行ってくれるものを探していた。
そんな時、ライカに出会う。
M3、M6色々迷ったが私の生き方に一番合いそうだったのがM4。
あちこち店を回った。
やっと私のM4との出会い。不思議と運命を感じるM4がショーウインドーの中に。
ほんの少し軍艦部分にライカメーター装着によると思われる擦り傷。
近くにいたM3目当ての客と店員との会話
客「ここに傷があるね!」
店員「傷は文化遺産だよ。」
なるほど、私のM4の傷もこれまでの持ち主と私を繋いでくれる「文化遺産」。
本当は「バースデーライカ」にも憧れていたのだが、私のライカは言うなれば「ヨチヨチ歩きライカ」。
私が歩き始めた頃にちょうど私のM4も歩き始めた。
ピカピカのM4シルバークロームが私の元にやって来た!
しかしボディーだけで力尽きレンズはお預け。
1年間、父が40年前に使っていたキャノンの35mmを借りることに。
このレンズは私の「誕生」も目撃している。
私が子どもの頃、初めて動物園でシャッターを父に切らせてもらった時も一緒にいてくれた。
どうやら今までの人生とこれからのM4との人生を繋ぐ役までしてくれたようだ。
1年後、今度は8枚玉との出会い。
キャノンの35mmと過ごした1年の間に35mmの画角が心地よくなる。
どのレンズがいいか1年悩んだ。
この先ボディー1台、レンズ1つもかっこいい。
一生1つで満足出来るレンズは・・・。
そんな時ショーウインドウの中に私のM4と同じ年の8枚玉が!
もしかして昔々あるところで私のM4とこの8枚玉は一緒にいたことがあるかも。
2人を再び引き合わすために私はその8枚玉を手に入れることに。
しかし本当のところは、私のM4と私の8枚玉が私を引き寄せたのだろう。
それから3年が経った。
8枚玉を使い続けノーファインダーでも大体イメージ通り被写体を写し込めるようになった。
反面35mmに窮屈さを感じ始める。
人にはそれぞれ被写体との「距離感」がある。
3年の間に出来上がった私の「距離感」だと35mmの画角の中に遊びがないのだ。
そこで28mmへの憧れが湧き上がる。
8枚玉に匹敵する28mmはエルマリート28mmファーストバージョン。
3年で気になり始めたのは35mmの窮屈さだけではなかった。
それはボディーの色だ。
私のテーマは「人」である。
「人」に近づく時、自分の気配さえ消したくなる。
その場合白いボディーは目立ちすぎる。
ゆえに28mmと黒いボディーを探し始めた。
出会いは意外と早く訪れた。
同時に別れも。
エルマリート28mmファーストバージョンとM4ブラッククロームを手に入れた。
M4シルバークロームは手放した。
手放したのは金銭的理由と2つの物を同時に大事に出来ない私の性格のためだ。
ライカはドイツ語では女性名詞だそうだ。
白いM4との別れは確かに恋こがれた女性との別れに等しかった。
胸が引き裂かれる感覚だ。
最後に白いM4の軍艦にこっそりと「別れのkiss」をした。
結果ボディー1台にレンズ2本となった。
この先レンズもどちらか1本に絞られるのだろうか?
出来れば自分にとってのベストなボディーとレンズを見つけたい。