星空散歩してみませんか?
みゆきの杜YHには口径200mmの反射望遠鏡常設されており、晴れた条件のよい夜には天体観測会も随時実施中です。普段あまり目にすることのない、大宇宙が手に取るように眺められます
ご希望の場合ご予約時にあらかじめお申し付け下さい。その時々で最も条件に合った天体をチョイスしてご覧いただきます。
主要諸元
●鏡筒
ビクセン製GPーDR200ss
焦点距離:800mm
口径:200mm
極限等級:13.3等星(0.63秒)
集光力:816倍
●架台性能
赤径赤偉両軸自動追尾モータDD1搭載GP-D赤道儀
★性能は倍率ではない!
「この望遠鏡の倍率はいくらですか?」という質問をよく受けることがあります。実はこの質問には即答することができません。といいますのは、天体望遠鏡においては理論上の倍率はいくらでも上げることができるからなのです。
と同時に、望遠鏡の性能は倍率によって表されるものではないということを知っておいていただきたいと思います。
双眼鏡と違い天体望遠鏡には二種類の方式があります。
1.屈折式
何枚ものレンズを介して対象物を拡大する方式(=一眼レフカメラの望遠レンズと同じ)
2.反射式
筒の底に凹面鏡を配し、鏡に拡大投影された対象物を接眼レンズでさらに拡大する方式。
1の方式は複数のガラスレンズを使って拡大しますので材料コストがかさみますが、メンテナンスが楽で、光軸のずれなどはあまり気にする必要がありません。光がレンズを透過することで起こる色収差(にじみ)がでやすいのが難点です。
一方2は構造がきわめて単純で、筒の底に鏡が一枚、そしてその像を斜めに反射させる「斜鏡」が一個あるだけの「からっぽの筒」なのです。
この方式の特徴は像の拡大をレンズによって行うのではなく、「凹面鏡」を利用して拡大するものです。
構造が単純で部品数も少なくて済むことから、同じ口径であればより大きな望遠鏡を作ることが可能です。
より暗い天体を捉えるには反射望遠鏡の大きさは大変な魅力です。
ところがいいことずくめかというとそうでもありません。
まず「筒」であるが故に、例えば冬季に暖かい室内から寒い外へ温度差の大きい場所へ持ち出すと、筒の中の乱気流(筒内気流)が発生します。この状態では星はゆらゆらと陽炎がかかったように非常に不安定となります。冬季であれば外気順応させるのに30分以上の時間がかかります。
また、鏡のズレによる光軸メンテナンスが必要になるなど、使用と維持には若干の手間を要します。
しかしその魅力は大きさにあります。
例えば価格が15万円の口径7〜8cmの屈折望遠鏡では惑星観測は十分可能ですが、銀河や星団、星雲はほとんど観測不可能です。一方、反射式であれば15万円クラスといえば口径20cm以上のものが手に入ります。口径20cmを越えると淡いガス星雲も十分に観測可能になるのです。
さて、問題の「倍率」ですが、天体望遠鏡は主鏡(レンズ)と接眼レンズ(アイピース)の組み合わせにより求められ、「本体の焦点距離(mm)÷接眼レンズf値(mm)」で算出されます。つまり接眼レンズのf値が小さいほど倍率は上がります。しかし問題はそれぞれの望遠鏡には「限界倍率」というのがあって、おおよそその数値は口径(mm)と同じとされています。つまり口径200mmの反射望遠鏡の限界倍率は200倍というのが目安となります。
これは口径が大きくなるほどより細かなものを見分ける能力(分解能)があがるためで、逆に小さな望遠鏡でどんなに倍率を上げても像はただぼやけてしまうだけなのです。
新聞などで時々みかける通販の広告で「驚異の500倍!」などという文句がありますが、あれは残念ながら誇大表現でしかありません。わずか数万円の口径60mm程度の屈折望遠鏡では500倍にも倍率を上げれば天体を天体と認識できないほどにぼやけてしまうのがオチでしょう。望遠鏡の性能は倍率ではないということを覚えておいていただければと思います。
みゆきの杜の望遠鏡は「反射式・口径200mm」となっています。
★地球と同じ速さで動かす!?
言うまでもなく、地球の自転により天体は1時間に15度ずつ、北極を中心(極軸)に回転しています。
なので高倍率の望遠鏡で星を眺めていると、すぐに視界から消えてしまいます。
そこで登場するのが「赤道儀」です。これは極軸を中心にして天体の動きに沿って望遠鏡を動かす架台のことをいいうのですが、そこに高精度モータを搭載することで地球の自転を打ち消す「追尾」が可能になります。
みゆきの杜YHの望遠鏡にはこの自動追尾モーターが搭載されていますので天体の動きにも惑わされることなく継続して観測することが可能となっています。
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左から二番目が「ちょっと若かりし頃」のペアレント。某宿での天体観測会にて。
どんな風に見えるかというと。。。。。
土星 木星

月面

こんな感じでしょうか? 惑星の写真は倍率約200倍相当、月面は150倍程度です。
もちろん散開星団、ガス星雲、銀河も見られますが、八プル宇宙望遠鏡や「すばる」の画像処理後の写真を見慣れている皆さんにとっては若干インパクトは薄いかもしれません。

オリオン座 ペガスス座
M42ガス星雲 M31アンドロメダ銀河
上記の写真は長時間露光および増感によって得られた画像であり、実際の望遠鏡による目視ではもう少しおとなしい姿となっています
身近なようで縁遠い星空散歩。これからの季節、ここみゆき野でゆっくり星を眺めてみませんか?
お待ちしています。