3.坪単価て何? 坪単価の落とし穴

 特に、住宅、マンション等となると、すぐにこの建物は坪いくらかかったのと言う事
を耳にします。
また、坪単価**万よりとか、施工坪単価**万なるものを、新聞、チラシ等でもよく
見かけます。
私たちも、確かに総額を出す目安にはしておりますが、住宅等小さい建物であればある
ほど、そこには大きな落とし穴が存在します。
是非とも、注意していただきたい事が、何点かあります。
まずは、基本の”坪”とはどういう数字かと言うと

1.81818・・・m×1.81818・・・m=3.3057・・u=1坪
言い換えると、u×0.3025=坪になり、例えば、建物の延べの面積が100u
なら 100×0.3025=30.25坪と言う訳です。

よく、延べのuを3で割ったり、3.3で割る人がいますが、いずれも大きい坪となり
、間違いと言う事になります。また、全体の建物面積を表す場合、延べ床面積
(基準法面積)と、延べ施工床面積というわかりにくい2種類の表現、表記がされたも
のを見かけます。どちらも間違いではないのですが、そこには
坪単価を低く見せる
テクニック
が含まれています。

延べ床面積(基準法面積)とは、建築基準法に則り、例えばベランダや玄関ポーチ、
吹抜け等開放性の大きいものを面積から除外した面積です。確認申請書に表記されて
いる面積です。
一方、延べ施工床面積とは、それらの除外された面積も含めた面積です。
面積の考え方には何の問題もないのですが、あまりに一般の人が
坪いくら、坪いくら
とばかり気にするあまり
、業者さんは坪単価を低く抑えるがために施工床面積を主流
に使うようになってきました。
分母を大きくすれば当然答えは小さくなりますよね。
ちなみに、住宅金融公庫の場合は、基準法と施工の約中間の面積を延べ坪と考えている
ようですし、設計事務所さんの場合は、基準法でのみ考えている人が多いようです。
                        (あくまでも一般論として)
私の場合は、図面に両方の面積を記入してトータル的な金額で比較検討するようには
しています。

 それと、建築工事費の範囲のとらえ方がマチマチです。(本工事と別途工事の考え方)
実はそこにも坪単価を低くみせるテクニックが含まれています。

そこには特別決められたルールはありませんが、一般的に坪単価に含んだり含まなかっ
たりする工事には

   外構工事、外部給排水電気工事、エアコン工事、照明器具工事、浄化槽工事、
   カーテン、解体工事等です。

この中では、外構工事と浄化槽工事に物件別の変動が大きいように思われます。

それともう一つ、住宅の場合、俗に言う3点セット(ユニットバス、システムキッチン、
洗面台)の値段が坪単価に大きく影響してきます。通常3点計で100万〜400万程度
の差ができてしまいます。

 最後に一例をあげてみましょう
A邸の場合 

基準法では45坪 施工面積では50坪を建てるとします。総工事費が2500万円とします。
 X業者さんの場合、外構工事、エアコン、カーテン、解体工事等は別途 
  それと面積は施工面積の50坪の建物であると言われたとします。
 Y業者さんの場合、別途工事はなし 面積は建築基準法に従って45坪という事にします。

 あくまでも超概算ですが、Y業者さんの工事費を当然、2500万となりますが、
 X業者さんの工事費は 2500万−250万(別途工事分)=2250万程度になる
 可能性があります。     

 結果として、全工事費は不動の2500万にもかかわらず、
     X業者さんの坪単価は、2250万÷50坪=45万/坪
     Y業者さんの坪単価は、2500万÷45坪=55.5万/坪

 驚くなかれ、説明の仕方次第で、坪単価10万以上もの差が出てしまいます。  
これは、3点セット等は同じ条件での比較に過ぎませんが、もしもスペック内容も違うと
すると、差は一段と広がる事になってしまいます。
ここで質問です。
 あなたは、どちらの業者さんが安くしてくれ、親切だったと感じますか?????