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財団法人海上労働科学研究所
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海上労働調査報告 第1集(労働科学研究所報告) 運輸省船員局 昭和24年3月 1.海上労働調査報告(統括と感想) 本林富士郎 海労調報(1)1〜8(1949) 2.高等商船学校における船員問題座談会記録 高木貫一 海労調報(1)9〜17(1949) 3.高等商船教育所見(練習船進徳丸便乗記) 本林富士郎 海労調報(1)18〜20(1949) 4.大型汽船に於ける船内環境衛生調査報告 藤森岳夫 海労調報(1)21〜53(1949) 海上労働研究の第一歩として、現在の日本海運の主体となっている戦時中に造られた劣悪な戦標船のうち、大型戦標貨物船の夏冬二季に於る般内環境衛生状況調査を実施し、その現状を呈示し将来改善への示唆を試みた。 特に温湿度の変動、気領、照度、船内配置を中心とし、併せて、船内患者発生状況等も調査したが、作業環境のみならず、居住環境にも多々問題があり、船員自身進んで労働意欲を湧起し、それによって海運能率を向上するためには先づ船内環境の整備が必要である。 5.船員の生活時間、並びに作業時間に関する調査報告 西部徹一 海労調報(1)54〜57(1949) 1947年6〜8月、船員生活の実態把握の目的をもって、A型船陽興丸(北海道航路)にて、2航海にわたり生活時間、作業時間の調査を行う。 @作業時間の特徴−a.同一人も日によって異なる。(停泊中が少なすぎる) b.時間量が職務により異なる。(操舵手にみられる過長時間労働と伝統的封建的勤務方式) c.士官の作業時間の長いこと身分制による不均衡 A生活時間の特徴−a.当直者の分割睡眠 b.拘束性と通勤時間のないこと c.自由時間における読書と雑談(今後この2つの内容を分析する必要あり) d.上陸中の行動(多くは映画−厚生施設の問題) d.上陸の通船による拘束性 以上生活時間を調査した理由は、海員の生活感情ないし意識攻究の基礎資料を得るにあった。 船員の精神構造を研究するには時間記録の外に精神の発展的Genetic研究および規範的記述法 Teleonomic Descriptionと各種試問法による必要がある。 6.汽船における機関員の作業について 西部徹一 海労調報(1)58〜70(1949) 1948年、A型船A丸における実態調査により、汽缶室における焚火用具、焚火作業、作業環境、作業衣、作業時間分析、技術と労働負担、休養と栄養の現状を概観する。戦標船の劣悪な機関員の労働条件を明らかにし、その技術的改良の急務を説く。 7.船員の生活態度に関する調査報告(その一) −海技専門学院、海員養成所に於ける調査− 樋口伸吾 海労調報(1)71〜96(1949) 船員生活の実態把握の一つの手掛りとして、試問法に依り、海技専門学院、海員養成所において、船員の生活態度に関し調査を行なった。その結果、船員として適切な能力性格、修養努力すベき点、対人関係生活感情、生活意識につき研究を行ない、いろいろの船員生活の特殊性、並びにその原因について考察を行なった。 8.船員の生活態度に関する調査報告(その二) −陽興丸普通船員の調査− 樋口伸吾 海労調報(1)97〜104(1949) 船員の生活感情を楽しいこと、辛いことを二つの柱として分類し、これ等の感情が船員のいかなる生活上、又作業上の原因により生成するかを、各自の内省により調査した。そしてその結果を分析し、かかる生活感情をもつ船員と船員の生活作業の場との諸関係につき考察し、普通船員の人間性を明らかにした。
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