鯉釣り

鯉は一日一寸,一月通いようやく一尺.
メーターオーバーは遙か彼方・・・

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鯉釣りについて  鯉はどんな川にいるのか
竿を出しましょう(準備編)  竿を出しましょう(実践編)
万が一釣れてしまったら  納竿


鯉釣りについて

 「淡水の王者」とよくいわれる鯉は、おそらく日本全国に生育する日本を代表する淡水魚の一種でしょう.観賞魚としても親しまれ,錦鯉などは海外でも非常に高い評価を受けています.

 この鯉という魚,実は釣魚としてはとても面白い魚なのです.私は釣りの経験はとてもわずかな男ですが,たまたま知ってしまった鯉釣りの魅力,特にその引きの強さと魚体の大きさは,「まさかこんな魚がこんな身近な川にいるなんて」とあまりにもショッキングなものでした.そのファイトはまさに命がけの戦い,始めたばかりの頃は楽しむ余裕もなく,喰うか喰われるかの必死の釣りでした.

 さらに,鯉釣りを始めることにより,いろんなものが見えるようになりました.特に,普段生活している都会では全く気付くこともない,しかしそれでいて極当り前のこと,つまり,水に魚がいて陸に生き物がいるということをあまりに忘れていたことに気付きました.このページでは,そんな鯉釣りについて紹介していきたいと思います.

 なお,私は釣り全般についても全くの未熟者で,もし間違いがあったり,誤解を招くようなことがありましたら,是非ご連絡下さい.


鯉はどんな川にいるのか

 私は多くの川を釣り歩いたわけでもないので,どこに鯉がいるのかということに関して自信を持って答えることが出来ませんが,汽水域の下流から比較的上流の河川,そしてちょっとした湖から池に至るまでその生息範囲は広く,また劣悪な環境に対しても耐性があるために,思ってもみないところにいたりします.まず,竿を出している人がいたらそこに鯉はいる可能性が非常に高いと言えます.それが鯉釣りをしている人であれば,間違いなく鯉はいるでしょう.鯉釣りをしている人とそうでない人との区別の仕方ですが,長いリール竿を竿立てに2,3本立てたままボーっとしているような人がいたら,それが鯉釣り師だと思って間違いないでしょう.

 その人の近くか,日を改めてその辺りに竿を出してみましょう.それがはじめの一歩です.


竿を出しましょう(準備編)

 ここではわたしが行っているブッコミ釣りと呼ばれる釣り方を紹介します.他にもいろんな釣り方があるのですが,自分で試したことがないのと,現在の鯉釣りの方法としては一番ポピュラーな釣り方だと思われるからです.

 ブッコミ釣りとはネリエなどの餌を,リール竿を使ってポイントに向って投入し,魚を待って釣る方法です.餌をぶっこんどいてあとは待つだけという感じからブッコミ釣りといわれるのでしょう.他にもいい呼び方があるんじゃないかなぁ・・・

 さて,竿を出すとして,鯉釣りに必要な道具をリストアップしていくと・・・
竿 ・リール ・仕掛け ・ ・竿立て ・タモアミ ・その他
 (実際に私が使っているタックルを「タックル」ページに記載しました.そちらもどうぞ.)


・竿

 どんな釣りにも竿はたいてい必要ですね.ブッコミ釣りで使うネリエの餌は比較的重く,また投入の際にバラバラに飛散ってしまうことがあるので,(これを爆発と言うこともある)竿と餌の重さとの組合せはとても大切です.

 わたしは人に薦められて磯竿(4.5m)を用いていますが,その前に用いていた短い投げ竿とは比較にもならないくらい使い易かったことに感動を覚えたほどです.というのはやはり長くてしなやかな分,投入の際竿の弾力を使ってスマートに行うことが出来る点と,やりとりも竿の全体の腰を使って行うことが出来るために,楽しくスリリングにやりとりをすることが出来るからです.

 初めての方は3mくらいある投げ竿を二本くらい用意すれば何とかなると思います.釣具屋の入門キットとしてある程度の長さの投げ竿があるので,それから始めるのが良いでしょう.初期投資も少なくてすみますしね!!


・リール

 リールにはいろんな種類のものがありますが,ドラグが付いていて,ミチイトが100mくらい巻ければ問題がないのではないかと思います.ミチイトの太さは,竿の堅さによって変わってきますが,ナイロンの4号以上の物でしたら,ドラグを使っていれば,まず問題ないと思います.


・仕掛け

 ブッコミ釣りに必要な仕掛け,それは錘と仕掛けくらいでしょう.他の釣りに比べると比較的シンプルにすむと思います.

 まず錘ですが,いろんなタイプの錘の仕掛けがあります.市販で鯉釣り用の錘があるのでそれを使うのも良いでしょう.もちろん自作するのも良いでしょう.錘の重さは川の流れや竿そして餌の組み合わせによって変わってきます.とにかく仕掛けが流れで流されず,それでいて投入の際に竿に対して重すぎることのないように選びましょう.

 次に仕掛けですが,釣具屋に行けば間違いなく鯉釣り用の「吸い込み仕掛け」があります.初めての場合,これを使うと良いでしょう.ただ,針がたくさんついているので,その針で怪我をしてしまわないように気をつけましょう.ちなみに私は遊動式二本針という自作の仕掛けを使っています.詳しくは「タックル」ページへ.


・餌

 何を使うかは人それぞれ,ネリエに関して言えば各メーカーから様々なものが用意されいるので,初めての方はそれを使えばよいでしょう.釣具屋に行くと,鯉釣り用のネリエがドッサリとあるはずです.下手に自作するよりも結果が出ると思います.ちなみに私はマルキューの「巨鯉」を愛用しています.

 さて,ネリエの使い方ですが,ネリエという餌は,川の中に投入したらバラバラにばらけて,川底にとどまり,微粒子だけが流れて魚を寄せるのが理想的です.これをよく餌の「バラケ性」と呼び,ベテランの人ほどこだわっていることです.つまり,鯉はネリエの団子をモグモグ食べるのではなく,川底に散らばっている餌を土や泥と一緒に一気に吸い込んで,餌以外を吐き出すという就餌性をもっているのです.このときに針も一緒に吸い込ませて掛ける,これが「吸い込み」といわれる理由です.だから餌には高いバラケ性が求められ,なるべく粘りのない餌を作ることが要求されます.その方が水の中ですぐ崩れてバラケますからね.

 なるべく混ぜる水の量を少なくし,練り込まずに,ある程度しめらせる位に餌を仕上げましょう.ただし,このようにして作った餌は投入時に崩れてしまうこと(爆発)が多いので,うまくバランスさせなければなりません.

 まずは,餌に書いてある使い方を参考に始めてみるのがよいでしょう.


・竿立て

 以外に思うかもしれませんが,竿立ては非常に重要な道具のひとつです.
 まず,丸一日何にもアタリがないということは,鯉釣りの場合よくあります.また餌交換のタイミングもかなり長いので,竿は竿立てに立ててゆっくり待つ,これがブッコミ釣りなんです.

 次に,これが本来の理由なのですが,鯉が掛かったとき,それは凄い力で逃げようとします.このとき,竿立てがよく投げ釣りで使われているような,竿を立て掛けるような竿立ての場合,間違いなく竿が川に持って行かれるはずです.このハプニングはベテランといわれるような人でも一度はしてしまうくらいです.したがって,竿立ては地面に深く打ち込むような,丈夫な物にすべきです.私は一度,地面に刺すタイプの竿立てにもかかわらず,竿立てを引っこ抜かれて竿を川に持って行かれたことがあります.それだけ鯉の引きは強いのです.


・タモアミ

 釣場によって異なりますが,大きな鯉が掛ったときはタモ網なしに揚げることは不可能です.出来れば直径60cm位のもので伸縮みができ,丈夫なものを用意しましょう.わたしは磯ダモと呼ばれるものを用いています.タモアミの網の部分は別売りされていることも多いです.またわくが折り畳めるのが収納や運搬に便利です.


・その他

・餌入れ


 餌はネリエとして,現場で作るもよし,事前に用意するも良しですが,水を加えたあとの餌を保管するものが必要になります.できれば餌が乾燥しないように工夫されたものがいいでしょう.私はプラスチック性のボウルを用いていますが,他にもビニールバッカンなども便利です.それから現場で水を調達するためにもバッカンはあった方がよいです.

・カメラ,スケール


 思わぬ大物や珍魚との思い出を残そうと思ったら便利です.


竿を出しましょう(実践編)

・現場に付いたら


 さぁ,川に行きましょう.もし既に釣りをしている人,特に鯉釣りをしているような人がいればそこに鯉はいてもおかしくはありません.私はあまり人がいるようなところで釣るのは好きではないのですが,始めのうちは他の釣人がいるようなところで釣るのがよいでしょう.いろいろと教えてくれたり手伝ってくれたりしますし,わたしもそうやって釣りを覚えていきました.ただし,あまりすぐとなりに入ったりしないである程度距離を置いた方がよいでしょう.もし,すぐとなりしか開いていないようだったら,一声かけた方が良いかもしれません.釣人によってはその人ことのあるなしを気にする人がいるようです.その一声で色々と教えてくれたり,手伝ってくれたりするかもしれませんからね.

・いよいよ投入です


 釣座を確保し,準備が整えばいよいよ投入です.人の視線が気になるかもしれませんが,元気良くポイントに投入しましょう.もしネリエが爆発したら元気良くもう一度しましょう.苦笑いしながら回収するもよし,ムッツリ回収するもよし,自分がこれをすると恥ずかしいですが,人がするのを見るとほほえましいものなんです.
 投入が終ると竿を竿立てに掛けるのですが,この際ドラグの調整をしましょう.魚が掛って引いたときに,ある程度の力が掛ったら糸が出ていくようにするのです.この調整をしないと竿が折れたり,糸が切れたり,竿ごと川に持っていかれたりしてしまいます.それだけ鯉のパワーは強力です.何せ相手は「淡水の王者」ですから.ドラグを締めていないとバラしてしまうのではないかと思われるかもしれませんが,以外とバレることは少ないです.ドラグを使わないで,糸を切られている人は糸を太くしたがりますが,ドラグを使えば問題は解決するんです.

・待ちましょう


 わたしが鯉釣りを始めた頃,30分ほど何もなければ餌を投入し直していました.いったん投入してしまうとなかなか餌がどういう状況下分りませんからね.これは川の状況にもよって異なるのでなかなか判断が難しいのですが,比較的始めの頃は餌の交換のタイミングが早くなりがちです.わたしは一投目の交換を30分ほどで行い,その後は1時間半から2時間を目安としています.

・それでも釣れない場合



待ちましょう.待ちましょう.待ちましょう.待ちましょう.待ちましょう.待ちましょう.

 鯉釣りは丸一日アタリなしは当たり前に起きます.気長に待ちましょう.周りが釣れているのに,自分だけ釣れない場合,焦りましょう.何か原因があるはずです.


万が一釣れてしまったら

 ドラグの調整が出来ている場合,釣れた時は竿が絞られ,糸が出て行くはずです.もし,竿に出る反応が糸を出すほどではない場合,しばらく待ってみましょう.まだ針掛かりしていないかもしれません.
 糸が出ていった場合,つまり鯉が掛かった場合,落ち着いて竿立てから竿を外し,ドラグを調整し直し,ファイト!!
 竿の弾力,リールのドラグポンピング,全てのテクニックを駆使して立ち向かいましょう.ただし,焦りは禁物.時間を掛けてやりとりを楽しめば,鯉も自然に弱ってきます.近くまで寄ったら焦らずタモ入れをしましょう.

 タモにはいったら針を外してあげましょう.このとき針で怪我をしないように気をつけましょう.ペンチなどを携帯していると針を外すのに便利です.それから針のカエシのないスレ針を使えば簡単に針を外すことが出来ます.
 釣れたら記念撮影をするも良し,大きさを測るも良し,鯉を釣った喜びを満喫してください.この時,鯉に一言,愛でてやってください.さらなる喜びを味わうことが出来るはずです.もし,これらの儀式が終わったら,もし釣った魚を持って帰るとかしないのであれば,一刻も早く川に返してあげましょう.不必要に魚を傷めてしまうのは後味が悪い物です.


納竿(竿を終うこと)

 お疲れさまでした.そろそろ納竿ですね.
 片づけは,細々とした道具から始め,出来るだけ竿は最後まで出していましょう.チャンスは突然訪れるものです.ただし,タモは竿よりも後に片づけることをおすすめします.タモを片づけてから魚が掛かると,大変なことになってしまいますからね.
 最後は釣り場のゴミを拾って,気を付けて帰りましょう.家に着くまでが鯉釣りです!!
 家に着いたらお風呂に入ってビールを飲んで,あぁぁぁ,幸せ.お疲れさまでした.



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