まず、マウントハーゲンの Kimininga Lodge から Ambunti Lodge にモーターカヌー・ツアー依頼の
Fax を送った(Fax代約K10)。7/16 朝、MAF の双発セスナ機に乗りいざ Ambunti へ。フライトは約1時間。揺れも少なく、眼下のジャングルや蛇のようにうねっている川の眺めを堪能する。Ambunti空港は緑のじゅうたんを敷き詰めたような芝の滑走路。さすが熱帯!そして機外に出るとくらくらするほど暑い。涼しいマウントハーゲンとの気温差はおそらく10度以上あるだろう。すぐさま長袖のシャツを脱ぎ、ランニングに短パン姿となる(ここはそれ程蚊がいない)。
空港からすぐのロッジに着き昼飯を食ったあと、暑さに体を慣らそうと近くに散歩に出た。小さなマーケット、小さな郵便局、女の子が家事を習うという学校。山と川に挟まれたこの村は、こじんまりとしていてのどかでラスカルの危険性もほとんどなく、とても気に入った。さて、夕方になると、ガイドのアブラハムとイタリア人夫婦(?)のツアー客がツアーから帰ってきた。ふたりは口をそろえて”Too
many mosquitos! ”よほどすごいらしい。
翌朝、モーターカヌーに燃料、食料、コンロ、そしてウレタンマットなどなどを積み込む。これらはロッジが用意してくれるもので、我々が持参するのは貴重品と虫よけ、蚊とり線香ぐらい(不要なものは全てロッジにおいておける)。セピック川中流域ではまだ川幅が広く、モーターカヌーはかなりのスピードで進むのでとても爽快である。しかし、いわゆるジャングルクルーズを味わいたいのであれば、支流に入っていかなければならないだろう。ツアーにはマネージャー兼ガイドのアブラハム、アシスタントのフィリップ、アインリが同行した。
我々が訪れた村は、ワグ(Wagu)、ヤンボン(Yambon)、マリワイ(Maliwai)、ミノ(Mino)、トンガンジャン(Tonganjanb)、スワガップ(Swagup)、バク(Baku)、そしてイエッサン2(Yessan2)。ミノ村にはロッジが所有するゲストハウスがあり、ここで宿泊。夕食はスパゲッティ(具はコンビーフ、玉葱など)と焼いた川魚。魚は泥臭くてあまり食べられなかった。寝床は、ウレタンマットにシーツを被せたもので、ちゃんと蚊帳も吊ってある。
この辺のハウスタンバランは高床式でなく、地面にただ屋根をつけただけで中が丸見え状態というものだった。そしてでかい!だいたい1年かけて作り、クリスマスに間に合うように完成させるそうだ。学校もいくつかあったが、ちょうど休日で子供たちは空き地でサッカーやバレーボールに興じていた。ある学校ではテスト問題が黒板に残されており、社会科の問題に「日本とは何キロ離れているか?」なんていうのがあった。
翌日も村々を廻り夕方にアンブンティ・ロッジに戻った。クッションのないボートに座りっぱなしなのでケツが痛い。
アンブンティを去る日。荷造りもして準備は万端。だが、何時にセスナがやってくるのかわからない。アブラハムは音が聞こえてから行けばいいという。なんとのんびりしていることだろう。やがて、バルルルというエンジン音。それ行けーっ!てなもんで荷物をもって滑走路まで走りセスナに乗り込む。離陸し下を見るとアブラハムが手を振っているのが見えた。しかしそれもどんどん小さく見えなくなっていった。さよならジャングル。また絶対来るよ!
今回のPNG旅行では、なんといってもこのセピック川ツアーが一番強く印象に残った。雄大な川、うっそうと繁るジャングル、美しい夕焼け、蚊の多さ、そして暑さ。特にジャングルの夕焼けは素晴しかった。シルエットになったジャングルの上にオレンジ色の夕焼け空が広がり、ところどころ青い光線の帯が走る。まさに別世界に来ているんだと実感し、いつまでも眺めていた。