当初、我々は Ambua Lodge を中心としたツアーを考えていたが、バスと徒歩でのトレッキングツアーの方が安くて面白いと現地のツアー会社 Trans Niugini Tours (TNT) で勧められこのツアーを選んだ。
タリ空港に着くとTNT のバスとガイドが待っており、まずは今晩の夕飯を買いにスーパーへ。ガイドはスティーブンとトンプソンの2人。スティーブンはベテランでウィルヘルム山の登山ガイドでもあるそうだ。そして、2日目の晩泊まる予定のロッジまでバスで行き、ここに不必要な荷物を置いた後、今夜の宿カリタ村目指してトレッキング開始。 コース途中、floating bridge と呼ばれるまさに川に丸太を数本浮かしてワイヤーで簡単に固定した浮橋を渡ったり(バランスを崩すと川に落ちる)、ずるずる、ずぶずぶの山道(山間部は6〜11月が雨期だそうだ)を登り下りしたため、足元は泥んこになってしまった。でも、滑りそうなところではガイドが手をとってくれるので、転倒したり川に流されるということはなかった。
今夜の宿カリタ村の小屋に着いて囲炉裏で体を暖め靴を乾かししばしの間くつろいだ後、ガイコツと石の玉を見に出かけた。ガイコツはこれまた急な斜面を登ったところに安置されており、石の玉は説明を聞いたがよく分からなかった。夜には、我々だけのために地元民がspirit dance という踊りを披露してくれたが、これはたいへん素晴しかった!病を治すときに踊るものだそうだが、鷲やカソワリの羽を頭から腰にかけて飾ったコスチューム、クンドゥー太鼓の音、そしてお祈りのような歌は、美しく神秘的でぞくぞくするほどであった。
2日目は主に車道を5時間歩き荷物を置いておいたLAKWANDA Lodge 泊。ここは、4人泊まれるゲストハウスがいくつかあるところで、食堂のようなものもあり、なかなか快適であった。でも夜は寒い。夕食に作ってくれた”mumu”(地面に穴を掘り、椰子の葉を敷いて野菜や肉を入れ、焼いた石ころを入れて葉で全体を包み蒸し焼きにする)はとてもおいしかった。
3日目はバスでフリ族の Bachelor centre を見学。ここでは、青年男子が家族と離れ3年かけてシンシン(singsing)用のカツラを作るのだそうだ。
ハイランド地方は午後は雨が降りやすく、また夜は寒いくらいであった。今回のツアーの宿はともに毛布がついているが、寝るときにはトレーナーくらいは必要である。荷物は初日にLAKWANDA Lodge にバスで運んで置いておけるので、トレッキング中の荷物は、食料(初日の昼・夕食、2日目の朝・昼食)と防寒着、雨具くらいである。また、炊事は薪の火で煮炊きできる(鍋、皿も用意されている)。ちなみにツアー料金はマウントハーゲン〜タリの移動(セスナ)を含めて1人約K450 であった。