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  2004年06月18日〜24日

チューブ交換作業中
《目次》

ステムのヒンジのガタ Part.4 - 塗装の剥離編 -
前輪からカラカラ音
初バースト
ハブのナットの締め具合
空気入れの誤算
[写真]
2004.06.25 後輪に引き続き、前輪のチューブも仏式バルブに交換。

▼ ステムのヒンジのガタ Part.4 - 塗装の剥離編 - 2004.06.18

「三度目の正直」という言葉があるが、この自転車に関しては当てはまらないようだ。
またしても、ハンドルがガタついてきた。
今度は、さらに塗装の剥離が進んだのが原因らしい。
[右写真]
12
3

[1]
ステムのヒンジのクイックレバーを下げたところ。レバーが当たる部分の塗装が剥げている。
ステムのヒンジ
[2]
ヒンジを開いたところ。蓋(ステムの上半分)が擦れる部分が派手に剥離。

[3]
ヒンジの蓋の裏側。こちら側の剥離は少ない。

Part.1Part.2 をおさらいして増締めしながら、各所の剥げ具合を調べてみた。
思ったより酷い。
小石が跳ねた跡や、ペダルのハーフクリップが当たった跡、その他何にぶつけたのか、ボディの至る所が点々と剥げ落ちている。
VIKKINOの開発者の1人の菊本さんによると、赤は発色を良くするため下地の上に白色を重ねるので、常より塗装が分厚くなるのだとか。
それで一層、剥落しやすいのだろう。

そんなに気になるなら、塗り直したら?
ステムのヒンジ

と菊本さんの悪魔の囁きが聞こえたが、それなりの強度を出すには、じんわり1ケ月ほどかけて乾燥させるか、粉体塗装にするか、という。
いずれにしても、本体価格を考えると確実にオーバースペックなので、却下だ却下(笑)
ボディの塗装剥離 それにしても手のかかる子だこと。
総走行距離300kmにも満たないのに、トレンクルの感覚だと1000kmは走った気分になれる。

[左写真]
ボディのヒンジ。

[右写真]
溶接部分のクローズアップ。ここにも塗装の剥離があるが、これはペダルを畳んだままクランクを回した時に、 ハーフクリップが当たったものと思われる。
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▼ 前輪からカラカラ音 2004.06.21〜23

一難去ってまた一難。

21日。
今度は前輪からカラカラ音が聞こえるようになった。
ペダリングを止めても、タイヤの回転に合わせてカンコン聞こえる。
幹線道路沿いの歩道でも、はっきり聞こえる。

自転車を停め調べ始めてすぐ、メーターのマグネットがセンサーに接触していたのに気付いた。
段差越えの衝撃か、何かにぶつけて位置がズレたのだろう。
これは工具が無くても直せる。
ちょちょいのちょい。

[右写真]
マグネットの位置がズレるのは、PICCOLINOに限らずよくある事。
メーターのマグネット

気を取り直して走り出し、耳を澄ますと、まだかすかに音がするようだが、 車道の喧噪に紛れてよく判らない。
住宅街へと転進し、見通しの良い静かな裏道を走ってみる。
カコン、カコン...やっぱり聞こえる。
停まってぐいぐいと前輪のスポークを押さえてみると、2本から音がした。
しかし道端にしゃがみ込んで自転車をいじっていると、スーパーの袋を下げた買物帰りの主婦が、じろりと睨みつけて行く。
もう夕暮れ近く、落ち着いて作業ができる雰囲気でもないので、そっと、そ〜っと自宅まで走った。
スポークを押さえた時に「馴染み」の効果があったのか、以後は音も消えたようだった。

スポークに注油 22日。
しかし、翌日の20kmの散歩コースを走って戻る頃には、またカコンカコンと始まった。
帰宅後に状況を聞いた[直]が最初にしたのは、振れ取りではなく、スポークのハブ側の根元部分に潤滑油を注す事だった。
ここの摩擦による軋み音は、14インチくらいの小径車にはよくある事だそうだ。

[左写真]
矢印のような場所に潤滑油を注した。ハブの軸の部分にかからないよう、注意すること。
23日。
今度こそと思ったが、また終盤で音が始まった。
それも、いつもより音がうるさい。
今度は何だろう。

覗き込んでいるうち、このサイズのホイールには大き過ぎる反射板に目が止まった。
それが不自然な形で傾いでいる。
振動で緩んだ反射板が、妙な角度でスポークの間に嵌まり込み、それでテンションが狂ってしまったのだろう。
案の定、反射板を外してみたら、音は静かになった。
帰宅後、元の場所と思しき位置に固定しなおす。

[右上写真]
巨大反射板....と言っても、単に普通の自転車用に過ぎないのだが。

[右下写真]
PICCOLINOのホイールに装着してみると、過剰装備にすら思える。
反射板
反射板付きの車輪
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▼ 初バースト 2004.06.24

今度こそ前輪のカラカラ音を解消して快適に走れるはず....期待に胸を膨らませ、いつものコースへ散歩に出た。
自宅から3.5kmの地点、幹線道路を渡って静かな住宅街へと進んだ時だった。

バシュン!

二ケ領用水で釘を踏み抜いた時の音に、サイレンサーを付けたようだった。
そして乗り心地が急にぐにゃりと柔らかくなる感触も、お馴染み。
「あ、やっちゃったかな?」と思う。
総走行距離は320kmを超したばかりで、タイヤやチューブの寿命としては短いから、何かが刺さったのだろうか。
しかし、周囲にそれらしきモノは見えない。
その場でざっと後輪をチェックするが、異物も無さそうだ。

とりあえず、パンク修理できそうな場所を探して放浪を始め、農家の入口になっている空地を見つけて停めた。
パンク現場
チューブの切れ目 [左写真]
123
45

[1]
現場は練馬区の閑静な住宅街。

[2]
パンク直後。この時はまだ撮影する余裕があった。
[3]
5分ほど歩いて見つけた空地。ある程度のスペースが無いと、店開きできない。
[4]
後輪の大きな裂け目。空気の抜け方から予想はしていたが....。
[5]
裂け目のアップ。鋭利な刃物で切ったようだ。
普段のツーリングは[直]と走るので、[み]が自力でパンク修理する機会はなかなか訪れない。
その上、慣れない環境で作業するので気が動転して、修理を終えるまでに普段の倍は時間がかかっている。
パンク修理やタイヤの嵌め外し自体は、トレンクルやママチャリで何度か経験していたので、 無事に完了した、と思うが、肝心のパンクの原因は判らなかった。
セオリー通りにタイヤの内側も探ってみても、異物は見つからなかったが、日没が近付き、風が強くなり、 あたりの風景は次第に淋しくなってきて、もう帰りたかった。

修理作業を終えて工具や部品を片付け、出発準備を整えたが、ボンベ式の空気入れがちゃんと使えていないので、 空気圧が足りない。
もちろん、安心して乗れる状態とは言えない。
[右写真]
12
34

タイヤサイドの裂け目
タイヤサイドの裂け目
[1]
リムからビードがはみ出ている?! 見る間にブシュッ!と音がして空気が抜け始めたので、慌てて撮った写真。

[3]
タイヤの裂け目。ぱっと見には判り辛いが、幅10cm以上に渡ってサイドの糸が切れていた。
[2]
[1]のアップ。再度パンクする前は、中のチューブも見えていた。

[4]
最も酷い部分。裏から指で押し上げると、こんなに開く。
仕方が無いので、出発してもすぐには乗らず、試走に適した場所を探して歩いた。
そしてふと足下を見た途端、凍り付いた。

ビードがはみ出ている!?

あの固いビードがこんな形になるはずはないが、そう見えた。
奥からチューブがはみ出している姿は、トレンクルのタイヤが内圧に耐えきれずバーストしかけた時の姿を、彷佛とさせた。
そして次の瞬間、ブシュッ!と音がして、また後輪から空気が抜け始めた。
ついでに緊張の糸も解けた。

もう日が暮れるし、こうなったら、自宅まで押し歩きするしかない。
タクシー輪行も考えたが、こんな住宅街ではタクシーを捕まえるのは大変だし、このまま歩いても、 最短コースを進めば1時間ほどで帰宅できるだろう。
むしろ、腹が据わって良かった。
[直]に電話連絡を入れると、コンパスで方角の見当を付けて歩き始めた。
赤とオレンジのタイヤ [左写真]
「まだ320kmしか走ってないのに」と和田さんに泣きついたら、「オレンジのラインのタイヤしか無いけれど」と 出してきてくれたのが、写真下側のタイヤ。

帰宅後、PICCOLINOから後輪を外すと、[直]と2人、モールトンで和田サイクルへ向かった。

タイヤサイドの裂け目を見せると、最初に空気圧が高過ぎたのではないかと言われたが、まあ英式バルブだから正確な値は知りようがない。
それまでの目安は、ママチャリと同じ固さとしか言いようが無かった。
その後、これまでの英式バルブのチューブから、トレンクル用の仏式バルブのブチルチューブに交換した時、 空気は3.5気圧まで入れている。
そのタイヤを指で押してみた感触は、以前よりずっと固いのだ。
つまり、以前は規定値上限の5.5気圧どころか、3.5気圧にも達していなかった事になる。
高圧でタイヤが破損した説は覆った。

次いで、ブレーキシューが当たっていた可能性を指摘された。
だがそれは、この時に気が付いて直しているし、 その後もブレーキ本体の交換時など、何度もチェック済みだ。
大体、サイドの布が切れていた部分は、普段はリムの中に隠れていたはずだ。
ブレーキシュー説も成らず。

謎は深まるばかりだが、結局タイヤの異変の原因は闇から闇へと葬り去られたのだった(おいおい)。
[右写真]
 1 
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チューブのパンク箇所
[1]
右の矢印が最初のパンク箇所、左が2度目。バルブを挟んで等間隔の位置にある。

[2]
タイヤを外すと見えるリムテープ。ニップルの頭がこんなに出ていては、パンクして当然!

[3]
「あ、こりゃいかん」和田さんはVELOXのロード用リムテープを二重に巻いてくれた。

それから、チューブをパンクさせた原因。
これはタイヤのバーストとは別にあったようだ。
リムテープとニップルの頭
タイヤを完全に剥いでみると、細いリムの細いリムテープの下から、ニップルの頭がボコボコと突き出していた。
こんな状況では、チューブにニップルやスポーク穴の縁が触れて切れてしまう可能性も高い。
実際、チューブのパンク箇所はスポ−ク穴の位置なのだ。
パンク修理した後、期せずしてチューブを左右反転して入れてしまったので、新たに同じ場所に穴が開く事になった。

和田さんにこれを見せると、まずリムの細さに驚かれたが、すぐに綿のリムテープを出してきて巻いてくれた。
「前輪も巻き直した方がいいですか?」と聞くと、後輪ほど過重がかからないから大丈夫だろうとの事。

後に前輪のチューブを仏式バルブに交換する時に確認したら、確かに後輪ほどの凸凹は見られなかった。
それでも皆無ではないので、余裕があったらリムテープの巻き直しをした方がいいかなと思っている。

その他気になったこと。
VELOXのリムテープ
  • 購入時に後輪の取付けが曲がっていたので直して貰っていたが、女手で作業するにはナットが締まり過ぎで、 後輪を外すのに汗水垂らしてしまった。と言うより手が痛いじゃないか。
  • 車輪の嵌め外しによって、また新たに塗装の剥がれが進行した。
  • 車輪を外す時にブレーキアーチをリリースすると、女手ではワイヤーをセットするのが大変だった。タイヤから空気を抜いた方が楽かもしれない。
  • 工具袋に入れてあるウエス(ボロ布)が、思ったより役に立った。
  • これから起きるトラブルが、自力で解決できるとは限らない。そろそろ真面目に輪行袋を作った方がいいだろうか。
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▼ ハブのナットの締め具合 2004.06.24

和田サイクルにバーストした後輪一式を持ち込んだこの日、和田さんが面白いTipsを教えてくれた。

今回問題になったのは、自転車に装着した時、エンドの内側になるこの薄いナット。
これが、ホイールの嵌め外しや走行を繰り返す度に、自動的に締まっていくのだという。
締まり過ぎるとハブを押さえ付けて回転が渋くなるので、あらかじめ少し緩めておくのだそうだ。
残念ながら、その加減は[み]にはよく分からないが、持ち帰った後輪は確かに以前よりよく回るようになった。
ハブのナットを緩める [左写真]
ナットを緩める和田さん。左手に持っているのは専用工具。

[右写真]
ハブに一番近い薄いナットの締め加減を調整する。
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▼ 空気入れの誤算 2004.06.24

PICCOLINOは総走行距離320kmで、初パンクにして初バーストしてしまった。

そう簡単にパンクしないだろうし、携帯工具なんか重いから持たなくても...。

幾度となく聞こえた甘い囁き。
でも、まさか本当にパンクしてしまうとはね。
そして今回、ボンベ式の空気入れを初めて使ってみた。
ホームセンターで、そして最近では100円ショップでも売られている、英式バルブならではの強い味方。
軽いし小さいし、今回実際に使ってみて、空気を入れるのは本当に楽だと思った。

だがPICCOLINOのような小径車の場合、ホイールにチューブを装着した状態では、スポークやハブが邪魔になって、 ボンベの注入口を正しくバルブにセットする事が出来ない。
かろうじて斜め挿しにして、やっと何分の1かの空気を入れられるのだ。
つまりこれでは使いものにならないって事か。

[右上写真]
小さいホイールでは、ボンベが斜め挿しになってしまう。

[右下写真]
上に横たわっているのが、仏式バルブの携帯ポンプ。 袋の方は、左から、パッチ/ゴム糊/紙やすり/ベビーパウダーのセット、アーレンキー/15mmスパナ等の携帯ツール、 モンキーレンチ、アーレンキー(3mmx2/5mm/8mm)、タイヤレバー、17mmハブスパナ、歯ブラシ、ウエス/手袋
使えなかったボンベ
この衝撃の事実が判明して、ボンベは速攻でPICCOLINOの工具袋から引退させられた。
代わって小型の仏式インフレーター(携帯ポンプ)がサドルバッグに常備されることとなる。

これまでの英式チューブも寿命まで使いきってやれないのが心残りだが、このインフレーターの交代劇に伴い、 仏式バルブの赤松トレンクル用チューブへと交換せざるを得なくなった。
バイバイ英式バルブ。
工具袋
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