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  PICCOLINO - プロローグ -

PICCOLINOのロゴ
《目次》

例によってなれそめなど
来ちゃった
[写真]
PICCOLINOのロゴ。

▼ 例によってなれそめなど 2003.10〜2004.05

2003.10.31

東京国際自転車展では、トランクに入った小径車を2種類見た。
1つはAirnimal。
詳しくは知らないが、見た感じかなり本格的な、BikeFridayに似た印象を持った。
それからFBI(Folding Bicycle Innovator[1])の PICCOLINO。
UGOマイクロ14、ベネトンバイクレディやMOBILLY MICRO BIKEなどと非常に良く似た印象がある。
トレンクルなどに比べたら安っぽい造りかもしれないけれど、彼等の実績は次第に存在感を増してきているのだ。
だがこの時はまだ、「通りすがりの気になった人」くらいの気持ちでいた。
[1] FBIの公式サイトは、2004.05月の時点でまだ工事中だった。

[1]
2003東京国際自転車展のFBIのブースに展示されていたPICCOLINO。シートピラーもアジャスタブルだ。

[2]
トランク詰めのPICCOLINO。実はブースの前を通りかかって、最初に目を奪われたのがこれ。

[3]
右下に貼ってあったスペック。
PICCOLINO
[右写真]
1
23
ケースとスペック
ミソノイで再会 2004.05.08

浜松に帰省した時、ミソノイサイクルに立ち寄ると、店頭のショーウィンドウにこれがあった。
最初に目を留めたのは[直]だった。
しかしサイクルショーの事はとっくに忘れていたので、その時は、UGOやベネトンのマイクロ14の亜流かなと思った。
でもメカニカルなデザインに引っかかるものがあって、写真を撮っておいた。

[左写真]
ミソノイサイクルに展示されていたPICCOLINO。

2004.05.15

梅雨に突入する直前の晴れ間、和田サイクルへ充電に行った。
同様の思惑でやって来た人で賑わう店頭に、和田さんがガラガラと、黒い布製のトランクを運んできた。
そして別の用事で和田さんが奥へ引っ込むと、待ちきれなくなったお客さんがさっさと蓋を開け、 中から自転車を出して組み立て始めた。
[左写真]
トランクの中から自転車が出てきた。

[右写真]
組み立てると見覚えのある形。ボディの折り畳み金具はUGOマイクロ14と同じ?
トランクの中から自転車が

折り畳み自転車を見慣れた加藤さんちの2人でも、台湾製の廉価版折り畳みで、こんなにコンパクトになる自転車は珍しいと思った。
持ち主にお願いして持たせていただくと、思ったより軽い。
そして車体のロゴを眺めているうち、ほんの1週間前に浜松で見たばかりの、あの気になる自転車に思い当たった。
新たな発見 [左写真]
12
34

[1]
クランクのスイッチを押すと、開くのだ!

[2]
ケースはストラップを使ってハンドルに固定する。このケースは非常に軽いので、その状態でも自転車はスタンドだけで自立していた。

[3]
ケースを付けた状態。空気抵抗が凄そうだ。

[4]
夕闇が迫る。少しふらつきながらも無事に走り去った。
和田さんが「ほらこのクランク面白いよ」と言って、右クランクのスイッチを押すと、 クランクはガッチャンと開いて反対側へ折れ曲がったではないか。
ペダルを両手に見立てると、「前へならえ」しているみたいな形になった。
呆気に取られてアハハと笑っていたら、次はケースに取り付けられたストラップに注目。
ちょうどそれが、ハンドルとハンドルポストに留められるようになっていて、3点支持で巨大フロントバッグ状態に納まった。
この姿があまりにも壮絶なので、居並ぶ一同、腹を抱えて笑い転げる事しばし。
だが、持ち主氏は無灯火走行になるのを怖れて、防犯登録などの手続きが済むと、大急ぎで走り去ってしまった。
見送る[み]に、和田さんの

和田さん:まだ赤いのがあるよ。

の一声がぐさりと突き刺さった。
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▼ 来ちゃった 2004.05.16

荒川サイクリングは雨で中止。
実際、前夜のうちにかなり降ったようだし、雨は日中も断続的に続いた。
前夜のうちに、和田さんに電話を入れておいた[み]は、雨の合間を縫って和田サイクルに出かけた。
上井草から和田サイクルまでてくてく歩く30分の間に、雨が降り始め、本降りになって、小雨になった。
しかし去年の暮れに買った靴が水漏れしないのが嬉しかったのか、少しハイテンションだ。

嵐を呼ぶ女。

歩いている間中、何故かそんな言葉が、こめかみの前15cm付近をぐるぐる回っていた。

目的地に到着すると、店頭には雨避けの分厚い透明ビニールカーテン。
その横を回り込んで店内を覗き込むと、中にぎっしり詰まった常連客の中に、何故か[直]が混じっていた。
モールトンの後輪ハブ軸を交換したので、試走に出てきたら降られたそうだ、ふ〜ん。
おとなしく仕事をしているとばかり思っていたのに。
そのモールトンは、街路樹の下で濡れていた。
荷ほどきしたばかり
[左写真]
持ち主を差し置いて楽しむ人達(笑) でも、我々は自宅へ帰ってからもじっくり楽しめるので、いいのだ。

[右写真]
梱包を解いたばかりの状態。ケースに詰めるのに慣れるまで、この写真が役立つはずだ。
寄ってたかって
だが正直なところ、そんな事に関わっている余裕は無かった。
もう目の前に、ケースが運ばれて来てしまったからだ。
和田さん、速過ぎる。
ファスナーを開くと、覗き込んだふじさわさんの目の色が変わっている、もうゆっくり写真を撮っている暇はなかった。
組み立てている間にも何本かの手が伸びる。
スタンドを立て、自転車の形にして自立させると、いそいそとけんゆうさんがノギスを持ってきた。
考える事は誰しも同じ、内装ハブが入るかどうかの計測だ。
PICCOLINO そして、初めて判明した衝撃のエンド幅。

 前:63mm
 後:81mm


しかもリアハブのスプロケットは10T
素晴らしい、他のどの自転車とも互換性が無い、もうどこもいじるなと言わんばかりだ。
こんなの、赤松さん に見せてあげたい。

[左写真]
組み立て終わったPICCOLINO。実はこの写真はペダルを交換し、ボトルケージを取り付けた後に撮った。
で、一通り笑って溜息をついた後、和田さんも含めて、居合わせたみんなで待望の試乗会。
後輪の嵌め込みが浅くて、斜めになっていたのは御愛嬌だったが、思ったより走ると概ね好評だった。
その辺の詳細情報は、乞う御期待と言う事で、次回。

それからケースに戻すのは、ふじさわさんと2人がかり(笑)
形だけ畳んではみたものの、収納には少しコツが要るようだ。
開封直後に撮っておいたデジカメ写真を見ながら、ああでもないこうでもない。
ケースに入れる事を考えると、ハンドルポストの長さやハンドルバー上の装備、ブレーキレバーの角度など、 色々と制限が出ることが判明した。

それで肝心の、ケースを付けての走行感はどうかって?
無事にケースに入ったのを幸い、荷造り状態でふじさわさんの車で運んでいただいたので、試さず仕舞い。
あの姿で近所を乗り回すのは、さすがに恥ずかしいし....(笑)


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