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  トランジットスーパーライト vs トレンクル7500

前から見たところ
《目次》

スペックの比較
全体をざっと比較
ハンドルポストと後ろ三角付近
サドル、シートピラー、ハンドルグリップ、
 タイヤ
折り畳み金具
追記
取材協力:和田サイクル

▼ スペックの比較

2002年9月にブリヂストンから発売された、トランジットスーパーライト。
外見はともかく、価格やサイズなど、スペックも明らかにトレンクル7500を意識して作られているものだから、 当然のごとく両者の比較を試みる人が後を断たない。
もちろん我が家も例外ではなく、和田サイクルに入荷したてのトランジットスーパーライトと、 同じく展示品のトレンクル7500を比較してみることにした。
まずは、書類選考(?)のスペックの比較から。

  トランジットスーパーライト トレンクル7500
メーカー ブリヂストン パナソニック
型番 TRANSIT TSL14 B-PEMT223
価格 99,800円 103,000円
Tストロングブラック チタンポリッシュシルバー
タイヤサイズ 14x1.50 14x1.50
標準空気圧 300kPa {3.0kgf/cm2} 250kPa {2.5kgf/cm2} (INFLATE TO 40P.S.I)
フレーム アルミTIG溶接 特殊H型オリジナルチタンフレーム
前ホーク アルミ製アヘッドオーバーサイズ ハイテンストレート(ノーマルクラウン)
ハンドルバー アルミ製折りたたみ機構付きハンドルポスト一体式 TIG溶接 折りたたみ Cr-Mo
ハンドルグリップ VLO75A スポンジタイプ 樹脂タイプ
BB N/A カップ&コーンタイプ
ギヤクランク アルミ製 L=165mm 42T ギヤカバー付 スギノ 152L-5Z アルミ製 L=152mm 42T ギヤカバー付
ペダル MKS AL FD-6 折りたたみタイプ MKS FD-5 折リたたみタイプ
チェーン CN-IG51 80L HKK 76H
サドル Cr-Moレール ケブラーサイド(赤) No.9810 Cr-Moレール SLブラックトップ
シートポスト アルミ製 φ30.2×460L(自立機構用樹脂パーツ付き) アルミ製 φ28.8
※ロットにより3種類ほど存在
シートピン MTB-FGQL N/A
タイヤ 14×1.50HE オープンサイド TS-12 PASELA 14×1.5HE アメクロ ワイヤービード
チューブ 14 x 1.5HEポリウレタン仏式バルブ 14 ×1.5HE ブチルチューブ英式バルブ
リム アルミ製 14×1.5HE 20H ARAYA トレンクル専用リム 14x1.5HE 20H
※古くはウカイ製
ハブ(F) アルミ製 100×140L×5/16 20H スズエ アルミ製 100x120L ナット式 20H
ハブ(R) アルミ製 120×170L×3/8 20H 11T スズエ アルミ製 100x120L? ナット式20H 11T
スポーク N/A #15ステンレスプレーン アルミニップル
ブレーキレバー アルミ製 131C(ダイヤコンペ) アルミ製 ダイヤコンペ
ブレーキアーチ アルミ製 ダイヤコンペ アルミ製 ダイヤコンペ 810
スタンド なし なし
ロックキー ハンドル内蔵式ワイヤー錠 ワイヤー錠
乗車可能最低身長/最大体重 137cm以上/? 135cm〜175cm/85kg
重量 7.2kg ※付属品除く 7.5kg
完成車寸法:全長(mm) 1,130 1,158
折りたたみ時寸法(mm) 580(全長) x 560(高さ) x 325(奥行) 583(全長) x 550(高さ) x 325(奥行)
備考:
トランジット軽量アルミ採用部品
フレーム、フロントフォーク、シートポスト、ハンドル(ポスト一体型)、 シートポスト、リム、F.Rハブ、ギヤクランク、ブレーキアーチ(前後)、ブレーキレバー -

※上記スペック表の内容について、書いている人間にも意味不明な部分がありますが、 本人は真剣に取り組みましたので、大目に見てやって下さいm(_._)m

参考資料:
ぽた郎さんの「トレンクル軽量・大作戦」
http://potterist.fc2web.com/bikes/traincle/traincle.html

ブリヂストン「NEWS RELEASE 8月8日 トランジットスーパーライト」 http://www.bscycle.co.jp/newsrelease/release020808.html
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▼ 全体をざっと比較

まず、2台を並べてざっと見てみる。
手前側がトレンクル7500(ただし店頭展示品なので、胴体を保護する紙を巻いたまま)。
ざっと見て3箇所、ハンドルポストとシートポストの角度、トップチューブ(メインチューブ)の高さに違いが見られる。

いや、スーパーライトのトップチューブが高くなるのはどうもタイヤが太いせいらしい。
お陰でBBからクランクから何もかもひっくるめて、1cmほど高くなってしまうのだ。
ハンドルはスーパーライトの方が若干前に出ていて、シートポストはサドルを上げるとどんどんハンドルから遠ざかる構造だ。
外見の差
それから、ホイールベースを調べるために、前輪のハブ軸のボルト同志を合わせてみた。
ホイールベースが同じなら、後輪のハブ軸のボルトもぴったり合うはずだが、スーパーライトのボルトがほんの少し前に出る。
つまりスーパーライトの方がホイールベースが短いのだ。
ホイルベース比較 さて、ホイールベースって何?
一般的にはこれが長いと直進安定性が良いという事になっているが、 折りたたみ小径車はコンパクトさを優先させるので、この点を犠牲にしがちだ。
普通サイズの自転車から見れば微々たる差だが、使う立場から見れば気になるものだ(笑)
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▼ ハンドルポストと後ろ三角付近

世の中にはトレンクルのさらなる軽量化に挑戦する人が少なくないが、ハンドルポストの重さは定評がある(笑)ので、 これが長らくネックになっていた。
実際スーパーライトのアナウンスがあった時から、その外見が余りにもトレンクルに似ていることから、 スーパーライトのアルミ製ハンドルポストがトレンクルに移植できないかと目論む人は、少なくなかった。

そこで早速2台のハンドルポストを比べてみる。
まず目を魅くのは取り付け部分の太さの違い。
実際のところはそれぞれのハンドルポストを外して比較しなければ判らないが、一見して互換性は無さそうに見える。
前部比較 それから、ハンドルポストを上から見ると、折り畳みヒンジの蝶番の向きが逆、つまり折り畳む方向が逆である。
双方ともボディの畳み方は同じだから、スーパーライトは畳んだボディで挟み込むように、トレンクルはボディの外側に、 ハンドルポストが収納されることになる。

※旧モデルのトレンクルの場合は、ハンドルポストの畳み方はスーパーライトと同じになる。
ハンドルポストヒンジ部
いきなりハンドルポストの話になってしまったが、前後ともブレーキアーチはほぼ同じものを使っているようだ。
アウターケーブルは、スーパーライトの方がクリアモデルで高級感がある。

後ろに回ってみると、シートステイとチェーンステイが構成する、いわゆる後ろ三角と呼ばれる部分にも若干の違いが見つかった。
トレンクルの場合、上下4本のチューブはシートチューブを挟んで両側から真直ぐリアエンドに向かっているが、スーパーライトの場合、 4本のチューブはシートチューブの後ろ側に溶接されている。
しかしブレーキ台座付近の幅は、トレンクルとほぼ同じにまで開いている。
そのためエンドに辿り着く頃には開き過ぎてしまうので、途中からチューブが曲げてある。
後部三角比較
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▼ サドル、シートピラー、ハンドルグリップ、タイヤ

とりあえず目に入ったサドルから比較してみると、これも圧倒的にスーパーライトの方が高級感がある。
何となくスペシャライズドのBGシリーズを彷佛とさせるのだが、生憎と後部の割れ目は無い。

それではと視線を下に移すと、シートピラー上部には両方とも「NITTO 67」の文字。
しかしスーパーライトの方は、上から数センチの部分に段差が出来ている。
不思議に思って後でスペック表を見てみたら、双方のピラーの径は違うのだ。
そういえばトレンクルのピラーも、上から下まで1本の部品で出来ているのではなく、途中で接いでいる(初期モデルの継目は2本)んだっけ。
おそらく同じNITTOの部品が使われているのは段差より上だけ、だから下の方は径も違うのだろう。
サドル比較 シートピラー上部
グリップ比較 それから目に付いたのが、ハンドルグリップ。
写真では上がトレンクル。
スーパーライトのグリップはスポンジタイプで、これも見るからに高級感がある。
高級感だけではない。
我が家でもトレンクル購入後、比較的すぐにグリップを柔らかいものに交換したから、これはありがたいかもしれない。
写真でスーパーライトのグリップの右端に嵌まっているのは、ハンドル内蔵式のワイヤー錠。
そして最後に、タイヤの比較。
左がトレンクル、右がスーパーライトだが、パターンからして見るからに違う。
スペックでは同じ太さだが、実際にはスーパーライトのタイヤの方が太いようだ。
タイヤ側面の空気圧の表示は、スーパーライトの方は、300kPa {3.0kgf/cm2}。
トレンクル用は、250kPa {2.5kgf/cm2} (INFLATE TO 40P.S.I)だから、こちらの方が少し空気圧が低い。
チューブやビードなど見えない部分、肝心の耐久性については、誰か人柱を募集中(笑)
タイヤパターン タイヤの表示
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▼ 折り畳み金具

さて、これからいよいよボディの折りたたみ金具に取りかかる。
プレス発表やカタログの写真ではどうしても判らなかった部分だ。
特に、我が家のように真っ先に多段化を考えてしまう人間には、どうしても知っておきたかった部分でもある。

トレンクルを多段化する場合、普通は前のチェーンリングも54Tや56Tなどに交換する。
その時ギヤ板の後部がチェーンステイに接触するので、それ以上のサイズを取り付けるのは難しいのだが、少なくともギヤ板の前部には障害物は無い。

ではスーパーライトはどうか。
こちらの後部チェーンステイ側は、トレンクルよりは余裕がありそうだ。
しかし前部は折りたたみ金具が邪魔しているので、とてもじゃないが大きなチェーンリングに交換するゆとりは無さそうに見える。
真上から比較 ヒンジ部
[写真上]
ざっと並べて上から撮影してみた。
こうして見ると、トレンクルの折りたたみレバーはとても華奢に見える。

[写真右]
ボディのヒンジの位置を揃えて比較すると、BBの水平方向の位置など、部品の配置に随分違いが見られる。

下から見たヒンジ部 ヒンジの開閉
[写真上]
ボディの折りたたみ金具を真下から見たところ。
写真右上に見える小さな突起を押さえながらレバーを引くと、ロックが解除されてレバーを外せるようになる。

[写真右]
折りたたみ金具の動き。
思ったよりダイナミックな動きをする。
これを見る限り、大きなチェーンリングを取り付けるのは無理のようだ。

結論として、スーパーライトのギヤ比を変えて高速仕様にするには、SpeedDriveを導入するしかなさそうだ。
ヒルクライム仕様なら普通に多段化をすれば....と思ったが、和田さんの言ではエンド幅の関係上、それも無理らしい。
ヒンジを開いたところ
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▼ 追記

2003.11追記
乗り心地等について。
アルミフレームと頑丈なタイヤのせいだと思うが、トレンクルに比べると固く、細かい振動を拾いやすい。
表面の梨地塗装が滑るため、フレームを持ち上げた時に取り落とす事があるらしい。
チューブは、トレンクル6500用のポリウレタンチューブ(仏式バルブ)が使用されていた。
これは空気圧の管理が面倒なので、トレンクル7500用のブチルチューブ(英式バルブ)か、 赤松のブチルチューブ(仏式バルブ)に交換した方がいいかもしれない。

◆赤松チューブの問い合わせ先:工房赤松  和田サイクル
多段化については現在、フロントのチェーンリングの交換は不可能としても、内装3段化は可能になった。

◆内装3段化の問い合わせ先:和田サイクル
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