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@nifty多摩川オフ 2004年03月
2004.03.14
日時
2004年03月14日
場所
杉並〜二子橋〜府中
〜久我山〜杉並
総走行距離
57.5km
総走行時間
3時間44分
平均速度
15.3km/h
[直]自転車
トレンクル(実験機)
[み]自転車
トレンクル(弐号機)
備考
@nifty多摩川オフ
ルート紹介
を参照
▼AM 09:00 3.5km地点
〜杉並区役所〜二子橋
先月の多摩川オフは、[み]がインフルエンザで倒れたので、欠席してしまった。
急激に気候が変化するこの季節は、1回休むとガラリと景色が変わってしまう。
いつのまにか
梅の季節
も終わっていた。
[み]はひどくがっかりしたが、久しぶりに「リハビリが必要になるような
病人
」をやっていたのだから、仕方ない。
問題は、[直]もそれに付き合うかのように外出を控えていたことだ。
この時期は確定申告などのイベントが重なっていたせいもあるが、まあとにかく体力的には、
2人仲良く病み上がり同然
と言ってもいいほど衰えていた。
一度は重量級ママチャリでも捉えられた距離が、俄に遠い幻のように掴みどころのないものになった。
体力に自信が無ければ使える自転車は決まっている、
トレンクル
しかない。
[左写真]
区役所の前で、一応誰かが来るのを待ってみる。建物の中には警備員が何人もいて、こちらの様子を伺っていた。
[右写真]
工事が始まった和田堀公園。以前は右側には植込みがあったと思う。
てな感じで、トレンクル出動。
そして自宅を出発してすぐ、予想していた事が起きた。
汗、軽い息切れ、早々と感じるけだるさ。
いつも通りに区役所を出発し、いつものペースで走っていても、京王線の踏切りを越える頃には、 [直]は
肩で息
をしていた。
先頭交代して[み]が前を引き、笠森公園で休憩すると少し落ち着いたようだ。
その後は少しずつ身体が慣れてきて、野川で新しい工事が始まった事に気付くゆとりも出た。
[1]
京王線の踏切り前で、注意書きの看板を目にした[直]が苦笑している。
[2]
「危険」に「あぶない」のルビ(読み仮名)が振られていた。漫画のネーム(台詞)を彷佛とさせた。
[3]
野川の遊歩道の輪郭を、微かに残る梅の花が淡いピンクに彩る。その奥は切り開かれ、公園の造成工事中。
[4]
多摩川に到着。この日は春霞がかかり、富士山は見えなかった。
[右写真]
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3
4
多摩川二子橋公園からは、もうあの壮麗な富士山は見られなかったが、空には
春霞
がかかり、 暖かく穏やかな一日になりそうだ。
いつもよりさらにのんびりと、集合場所へ向かった。
▼AM 10:09 17.4km地点
二子橋
実は10日前の徳間書店のSF大賞の授賞式会場で、1年ぶりに
米田裕
さんと会っていた。
彼は昨年末に折り畳みの
r&m Frog
を購入して以来、ほぼ毎日のように多摩川を走り回り、
Blog
にレポートを綴っている。
装備も整い走行ペースも安定してきた今日このごろ、「そろそろ参加しませんか」と多摩川オフにお誘いしてみたところ、 「じゃあそろそろ」とお返事をいただいた。
最後の土壇場で、[み]は米田さんからのメールを読みそこなうドジを踏んだが、当日は何とか待ち合わせに成功。
と言っても、彼は最初他のメンバーから少し離れて所在なさげに佇んでいたのだが、小径車が他にいないので心細かったのだとか。
やはり周囲がレーパンとジャージに身を固めたロードやMTB乗りばかりじゃ、すぐに打ち解けるのは難しいのかなあ。
[1]
5日のパーティにて。米田さんとの自転車談義に花が咲き、密約が交わされた。
[2]
二子橋に到着した[直]は、少し離れて立っていた米田裕さんを見つけてエスコート。
[3]
米田さんのFrog。日本に25台しか無いドイツ仕様車だそうだ。
[右写真]
1
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6
[4]
鎖骨骨折で休養中のできさん(右端)も、元気そうだ。でも睡眠不足で回復ペースが遅れがちだとか。
[5]
心なしか、肩幅が狭くなったような気がする。元々が撫で肩の上、脱力しているので尚更だ。
[6]
上着の左袖に穴? 曰くありげな様子だが、理由は教えてくれない。気になる....。
それから、多摩川オフは初参加の
ねず吉さん
も来ていた。
彼はそれほど困惑しているようには見えなかったが、niftyのオフは初めてでも、オフ自体には慣れているから、 米田さんよりは気楽に溶け込めたのだと思う。
いや、そんな事も無い、今回は通りすがりのおじさんが一緒に話し込んでるぞ....と思ったら、 なんだ世話人の
できさん
だ。
1月に骨折して以来、自分のページ(
鎖骨遠位端骨折の経過
)で経過報告を続ける、 「転んでもただでは起きない」人だ。
まだ自転車には乗れないが、集合場所や休憩地点に現れて、こうして皆を見守ってくれるのだった。
本当は、ローラー台でのトレーニングもしないで、じっとしていた方が治りが速いんだけど、いたたまれない気持ちも分からなくはない。
[左写真]
ミーティング開始。長身の米田さんが混じると、写真の遠近感が妙だ。
[右写真]
先頭隊長のえっち氏による手信号。
ミーティングはいつものように始まったが、どうも落ち着かない。
この日は異様にサイクリングのグループが多く、二子橋の周辺にもいくつか人だかりが出来ていて、見ている前で次々と走り出して行った。
我々が手順通りに「儀式」を終え、出発準備を始めた頃、ちょうどママチャリ中心の
子供連れグループ
が、 にぎやかに登戸方面へ向かうのが見えた。
うわあ、あれを追い越すのは大変だな。
誰かの溜息混じりの声が聞こえた。
▼AM 10:39〜11:10 〜23km地点
二子橋〜登戸
このくらいの陽気になると、いつもなら[み]はロードのメンバーを追いかけて、列の中ほどを走るようになる。
ところが今回は違った。
米田さんとFrogを観察したい一心で、最後尾にしがみつくつもりだ。
とにかく、190cmもの背丈でも問題無く乗りこなせる折り畳み小径車は、知る限りFrogだけだし、 日本でそれが
実証
される機会は、そう多くないと思ったからだ。
だから今回の最後尾グループは、案内役の[直]、米田さん、[み]、最後尾のHiSさん(世話人代理)で構成される事になった。
[1]
いよいよ上流に向かって出発する。それにしても米田さんの背中の大きいこと! 普段より車間を空けて撮影しないと、カメラのフレームに入りきらない。
[2]
橋を渡ろうとすると、珍しく渋滞になっている。サイクリングに来たグループの親子連れが、 スロープを上るのに手間取っていた。
[3]
快調に走り出して行く米田さん。小径車を見慣れた人には、違和感は無い。
[4]
坂の上で、さっきの親子連れが立ち往生していて、後に続いた我々も危うく失速しかけた。
[右写真]
1
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3
4
走り始めてすぐ、[み]は米田さんの
背中の大きさ
に圧倒された。
普段より車間距離を空けないと、彼の身体がカメラのフレームから出てしまう。
米田さんの前にいるはずの[直]の姿は、殆ど見えない。
Frogを観察するどころではなくなってしまった。
[み]:この広大な背中に太陽電池でも貼り付けたら、さぞかし....。
お馬鹿な事を考えつつ走るうち、最初の難所に到着、前を走っていたサイクリングの一団が
パニック
に陥っている。
歩道橋のスロープの途中で、子供の1人が自転車を押し上げられなくなったらしい。
代わりにお母さんらしき人が、両手に1台ずつの自転車を掴んで引きずり上げていた、すごい。
それをやり過ごすと、次は土手に上る坂、距離はとても短いけれど、慣れない人にはきつい。
案の定、ここでも坂の途中で力尽きた子供たちがいて、坂の上では親たちが止まって待っていた。
米田さんも危うくそれに巻き込まれかけ、失速しそうになったが、何とかクリア。
ちょっと
ヒヤリ
としたが、さすがに米田さんは毎日のように走り込んでいるだけあった。
この後、登戸までは、平坦な土手上のサイクリングロードが続く。
[直]が引率する速度も、大体17km/h前後に落ち着いたようだ。
特に風も無いし、体力的な余裕も出てきたので、合間を縫って後ろのHiSさんも撮ってみたりすると、 こんなものが写っていた。
これまで背中しか見せてくれなかったHiSさんだが、いつも
こ〜んな顔
で走っていたのだろうか。
皆さんも見かけたら声をかけてあげて欲しい(笑)
[左写真]
休養中のできさんに代わって最後尾を固めるHiSさんが頼もしい.....と思って写真をよく見たら、 こ、このヒトは(笑)
▼PM 11:10〜11:30
登戸
二ケ領用水宿河原堰管理所前のトイレに寄った後、さいごのカーブをゆっくり回って登戸茶屋に到着すると、 もうみんな集まってすっかり話に熱中している。
どうやってここまで来たのか、できさんもすでに笑いの渦の中心にいた。
陽が高くなるにつれて気温も上がり、上着を脱ぐ人、冷たい飲み物で喉を潤す人、みんなそれぞれの時間を過ごしながら、 出発の時刻を待つ。
その間に、新たに合流する人もいた。
[右写真]
登戸茶屋の前で。暖かくなったこの日、半袖シャツからウィンドブレーカー着用まで、 体感温度に合わせて色々な服装の集団になった。
日陰の茶屋の壁に立て掛けてあったのは、GAMIさんの鮮やかな3色の
スポルティーフ
。
いつも自転車を先に発見してから、GAMIさんご本人の参加に気付くのは不思議だ、何故だろう。
それから、少し離れた人垣の中にどよめきと笑いが沸き起こった。
中心にいたのは石川さんと新車。
ブリヂストンの折り畳みの人気車種、
トランジットライト
の外装7段
スポーツ
バージョンだが、 それにしては妙に装飾性が高い。
何かと思えば、インナーギアが外側に付いているのだ。
その後、HiSさんがこのインナー側にチェーンをかけようと奮闘したが、クランクを回すと外れてしまうのだった、残念(笑)
実はこの騒ぎの中で、1人悔しがっていた人がいた。
niftyのオフ初参加のねず吉さんだ。
彼はいつもBDサイクリングクラブ/リカンベントサイクリングクラブのオフに、折り畳みやリカンベントで参加していたのだが、 niftyはきっとそうした自転車では肩身が狭いだろうと、クロスバイクで来てしまったのだ。
ところが現実は、我々のトレンクルだけでなく、米田さんのFrogや石川さんのトランジットライトまでいる。
ちょっと予想外の展開だったらしい。
実はあまり知られていないが、niftyにはHiSさんのように
ミニベロ改造の草分け
的存在もいるし、おのひろきさんや、今やすっかりリカンベントな人になってしまった浜松のプー先生だって、 元々はniftyの人だ。
今の加藤さんちのキャラクターが育まれたのも、全てこの懐の広さのお陰だったりする。
[1]
久しぶりに出てきたGAMIさんのイタリアンカラーなスポルティーフ。
[2]
石川さんのトランジットライトスポーツ。本来のトランジットライトは内装3段だが、 こちらは外装7段のバージョン。近所のポタ用に購入との事だが、すでにそんな外見をしていない。
[3]
購入するなり手持ちのダブルのクランクセットに交換。シングル用の長いピンを購入する代わりに、 チェーンリングを内外逆に付けてしまう逆転の発想で、インナーを飾りにしてしまった。
[左写真]
1
2
3
[1]
しらなみさんのMASIのロード。1年越しで手に入れた新車らしい。
[2]
奥様のMariaさんも、おニューの白いロード。2人揃っての登場は、カッコ良さ120%増だ。
[3]
Mariaさんのフレームには、ネームが入れられている。
[4]
憧れの七宝のヘッドマーク。
1
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[右写真]
それからイタリアン大好きなしらなみさん夫妻が、揃って
MASIのロード
で登場。
Mariaさんの純白のフレームには、ネームまで入っている。
こんなので2人してツーリングなんて、羨ましいぞ。
▼AM 11:30〜PM 12:10 35.8km地点
登戸〜府中
時間になると、いつものように、できさんから出発の声がかかった。
だが、みんなは準備が整っているのに、互いの顔を見合わせたまま、走り出そうとしない。
しばらくすると、ようやく誰かが口を開いた。
ねえどっち? 上流? 下流?
ああそうか、どちらのルートを通って多摩水道橋に取り付くか、それで迷っていたんだ。
いい歳した大人が揃って、相手の出方を伺って足踏みしていた(笑)
[左写真]
「そろそろ出発しましょう」。声がかかっても、なかなか動き出さないメンバー。 上流の砂利道か、下流のちょっと逆走か、迷って互いの動向を伺っている。登戸茶屋下流から橋へ出る歩道が整備されれば、 何も問題は無いのに。
走り出すと、今度は米田さんは自分から列の中程に食い込み、スタートを切った。
それを追う[み]の後ろから、トラペジウムさんが嬉しそうに話しかけてくる。
いつもなら先頭隊長を追ってさっさと先へ行ってしまうのに、何があったのだろう?
[左写真]
多摩水道橋を渡るメンバー。1人おいた前、やたら高い位置に白いヘルメットが見える。
[右写真]
カメラを向けた瞬間、トラペジウムさんは左手を離して何をしようとしたのか?
その謎は橋を渡ってすぐ、狛江のある地点で解けた。
実はサイクリングロードの東京側、狛江付近には何年経っても未舗装のまま取り残された区間があるが、中でも酷いのは、 舗装路に移る時に段差がいきなり5センチ以上あった事だ。
未舗装地帯の大半は、土手下の一般道へ迂回すれば通らずに済んだが、この段差だけは逃げようがなかった。
不用意に突っ込めばリム打ちパンクの恐れもあるし、そうでなくても衝撃で、ホルダーから水筒が飛び出てしまった事がある。
もちろん、車椅子などとても通れなかったと思う。
その悪夢のような
段差が馴らされ
、平らかに舗装路と繋がっていた。
まだ小さな変化ではあるが、これは大きな進歩だった。
そこから先の府中までは、綺麗な鋪装が続いているので、 全コース中で
Frogを観察
するのに好都合だ。
米田さんのFrogは内装3段変速だから、他人の速度に合わせる時、ペダルの回転数が速すぎたり遅すぎたりする事がある。
巡行速度について注文が付けられる図太さがあればいいが、特に初参加の人は遠慮して、周囲に合わせようと頑張ってしまう。
これが集団走行で疲れる原因の1つで、特にタイヤの径が違う自転車が混在する時は、要注意なのだ。
[直]の先導は少し速いような気がして心配したが、米田さんはまだ上半身が踊り出してもいないし、リズミカルなペダリングにも余裕がありそうだった。
[み]:良かった、あとは風さえ無ければ....。
だが、そちらは都合良くは運ばなかった。
この日の午前中の風はぐるぐると渦巻き、追い風、横風、向い風と、めまぐるしく態度を変えた。
[1]
狛江の土手の下を走るFrog。この土手の上が、未舗装区間となっている。米田さんの後ろに石川さん、ねず吉さん。
[2]
追い風と向い風に交互に弄ばれながら走った調布付近。ひときわ空気抵抗が大きな米田さんには、苦しい区間だったと思う。
[3]
昼食場所の「府中風の道」のクランク状カーブに到着。土手の左下に石段があり、そこに座って休憩する。
[4]
Frogのサドルを肩に掛け、昼食場所の階段を降りて行く米田さん。
[左写真]
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米田さんが昼食場所に落ち着いたのを見届けると、我々はコンビニに食料を買いに出かけた。
しかし行楽日和となったこの日は、弁当の棚はあらかた空になり、お握りも数個を残すのみと、 戸外活動派には厳しい現実が待っていた。
[み]:いったい誰? 楽しみにしていた焼きそばを横取りしたのは!?
横取りってああた、コンビニは予約制じゃないんだから。
しかし食い物の恨みは恐ろしい、この後[み]は腹いせに、普段よりたっぷり3割増の食料を買い込んだ。
▼PM 12:10〜14:08
昼食
昼食場所へと引き返すと、米田さんとねず吉さんは、他のメンバーに紛れて見分けがつかなくなっていた。
加藤さんちの2人も大急ぎで食料を広げると、補給に取りかかった。
食べている前を2人ほど、
季節限定の月光仮面
が往来したが、そのうちの1人はtiktikさんで、 愛犬のリリちゃんたちが同行していないのを惜しむ声が上がった。
[1]
買い出しから戻ると、みんなもう食事の真っ最中。
[2]
スポーツウェアの集団に紛れて、引率の先生みたいな人が1人。
[3]
様々な扮装の人が入り乱れる広場。
[4]
こちらは月光仮面か透明人間か。「花粉症」も季節感のうち?
[右写真]
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食べ終わると、いつものように解散時刻までの自由時間を楽しむ。
そこへ米田さんがやってきて、自宅から持ってきた古い
ニューサイクリング誌
を見せてくれた。
なんと
1965年発行
のその本は、「10速特集」なんて副題が付いていたが、勿論前後合わせて、の話だ。
早速HiSさんとGAMIさんが食いついて、頁から頁へと、丹念に目を凝らす。
この本は昔、米田さんのお兄さんが買っていたものだそうで、その影響を受けた米田さん自身も本誌に年賀状を投稿、 1972年2月号に掲載されている。
何とも、とんでもない人が自転車の世界に戻って来たものだ。
[左写真]
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[1]
1965年のニューサイクリング誌を丹念に検分するGAMIさん。特集記事は「10速!」と言っても、2x5速なんである。
[2]
奥多摩方面へ梅見に行く別働隊が出発する。お招きした米田さんを放置するのも失礼だし、府中からの距離も35kmと遠く、 梅園一帯が山とあっては、とても付いて行けない。
[3]
理恵さんの本日のおやつ、チョコボールから出たのは、銀のエンゼル!
[4]
周囲の賑わいにもめげず、階段で熟睡していた人。春だなあ。
[5]
FCYCLEホームページのコンテンツの撮影。今回は「手信号」。モデルはトラペジウムさん。
[6]
相変わらず、自転車を前に話は尽きない。
今回はオプションツーリングの企画があり、ここから35km離れた奥多摩の
吉野梅郷へ梅見
に行く一隊が出るので、 13:00を過ぎると新たなメンバーの合流もあり、俄に慌ただしくなった。
しかし梅見隊の面々の観察を始めたら、悪いがどうにも笑いが堪えきれない。
tiktikさんの月光仮面はともかく、Tさん、おかっぱ頭にサンバイザーをかけたその姿は、どう見てもオバサンだよ!
理恵さんと肩を抱き合って
笑い転げた
[み]は、嵐が去った後もしばらくの間、腹筋の疲労感に悩まされた。
笑い疲れてハアハアと息を荒げる[み]が次に向かったのは、米田さんとFrogの所だった。
普段はロードで颯爽と駆け抜けるmochaさんが、何故かこんなオモチャのような自転車に興味を持ったらしい。
ロードやランドナーだと、どうしても頑張って走っちゃうんだよね。
確かにFrogには、アドレナリン全開で走り始めても、いつのまにかのんびりペースにされてしまう、 そんな不思議なちからがあった。
以前和田サイクルで試乗した時、そのあまりのゆったり感に、[み]は大きな口を開けて欠伸してしまったほどなのだ。
[1]
トレンクル(左)とFrog(右)の比較。確かにリムの径はFrogの方が小さいが、 他はどこを取ってもFrogの方が大きく見える。
[2]
畳んだFrogを持つ米田さん。撮影の間中、「比較する人物のスケールが標準的じゃないぞ」、 「コレは詐欺だろう」と外野の五月蝿いこと。
[3]
あっけなく府中に到着しちゃったFrog。米田さんの自宅からここまでの走行距離は、26km。 二子橋からは、大体16〜18km/h程度のペースで走ってきた。
[4]
おぢさんこと高千穂遥氏(月光仮面その2)も、Frogには興味津々。忙しい合間を縫って昼食場所に登場、Frogのチェックだけ済ませると、 さっさと帰って行った。
[5]
続いて目を付けたのは意外にもmochaさん。「ロードもいいけれど、肩肘張らない乗り物が欲しくなった」。
[6][7][8][9]
Frogの折り畳み手順。前後輪の畳まれ方は、基本的にBD-1と同じ。
[右写真]
1
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それから米田さんのFrogを借りて試乗会が始まり、折り畳み/組み立ての実演などが行われた。
彼のFrogは
コインロッカーに収納
される事を重要視されているので、 折り畳みの機能はどれも犠牲にされていない。
米田さんがそのこだわりを大切にする限り、走行性能のためにボディの折り畳みを諦めて外装多段化したSHIGさんのFrogとは、 また違う進化が期待出来そうだ。
▼PM 14:08〜17:30 54.6km地点
府中〜
和田サイクル
ふと米田さんが不安げに訊ねた。
米田さん:この後、解散ミーティングとかあるんですか?
[み]:いえもう後は適当に、二子橋へ戻りながら、それぞれ都合のいい場所で離脱していくだけなので。
[直]:ほんと、「じゃあまたね〜!」だけですよ。
何だか適当なようだが、内心はドキドキしていた。
せっかく米田さんをお誘いしたのだから、最後まで責任を持って送り届けたかったが、 残念な事に加藤さんちの2人は調布で離脱して、杉並方面へと向かうのだ。
[み]は、帰路も最後尾を固めるHiSさんに、米田さんの事をしつこいほど入念にお願いして、府中を出発した。
[左上写真]
土手の上に出て来て出発準備。
[左下写真]
本邦初公開、ねず吉さんのクロスバイク。
出発して間もなく、サイクリングロードが土手から河川敷へ下りたところで、前を走る米田さん、石川さんが止まった。
ざわざわと何人かのメンバーが固まり、mochaさんが天に向かって手を差し上げている。
その先には顔を強ばらせたAyakoさんが、振り返ってこちらを見ていた。
風に揺れる気配に気付いてmochaさんの手元を見ると、土手の上からサイクリングロードの上を越えて河川敷へと横たわる、 1本の
白い糸
が浮かび上がった。
[み]:そ、それはまさか....。
荒川
でも見た事がある、路上を横断する凧の糸だ。
土手の上には、お爺さんや子供たちも一緒の、家族連れらしい何人かの姿が見えた。
見失った凧の姿を探すのに夢中で、通行人の危険は失念していたのか、事の成り行きに呆然と立ち尽くしている。
誰かハサミ持ってない?
それは[直]の声だったか。
後ろから走ってくる自転車が見えたが、凧の持ち主は、まだ、どうしていいか分からないらしい。
明らかに通行の邪魔になる糸を残して立ち去るわけにもいかず、[み]はさっきmochaさんがやっていたように、 糸を持って高く差し上げた。
やってきた自転車乗りも、異変に気付いて速度を緩め、止まろうとした時だった。
[直]:もういいよ、手、離して!
ここにきてようやく、凧の持ち主が諦めて糸を切ったのだった。
[み]の手から放たれた糸の端が、長く尾を引いて河川敷に舞った。
[左写真]
これから多摩川下流へ向けてFrog発進!
[右写真]
調布の変電所で我々は離脱、米田さんはHiSさんに引かれて走り去って行った。
居合わせた何人かの安堵の溜息の後、一行はまた静かに下流へと出発した。
それからは何事も無く走り続けたが、ただ少し、向い風が強くなってきたようだ。
調布の変電所が見えると米田さんを呼び止め、挨拶をして、後をHiSさんに託した。
走り去る2人の後ろ姿を比べると、前傾の強いロードのHiSさんに比べて、Frogの米田さんの背中はあまりにも大きく、
風
を孕んで大きな抵抗になりそうに見えた。
事実、米田さんは
Blog
でも、 この後に強い向い風に悩まされた事を書かれている。
さて、調布で離脱したこの日の杉並方面隊には、和田サイクルへ向かう石川さんと、吉祥寺のモスバーガーのMOS's Cに行く高地さんが加わって、 いつも以上に脈絡の無い集団になっていた。
特にこれは
横
から見た姿が面白かったに違いない。
先頭をトレンクルの14インチ、それからトランジットライトの16(前輪),18インチ(後輪)、高地さんのランドナーの約26インチ(650A)、 そして最後尾にまたトレンクルの14インチが続く。
そう考えたら、この行列は自分でも見てみたくなった。
[左写真]東八道路、野川公園の北側の坂を上る高地さん。
やがて、三鷹の南で高地さんが離脱し、残る3人で和田サイクルへ急いだが、その間に石川さんに異変が起きていた。
ここまでの間に、彼はトランジットライトでは初めて30km以上の距離を走ってきていたが、 元々半径数kmの散策用に買った自転車なので、特別な衝撃対策はしていなかった上、小径車に慣れない乗り手は、 段差などの
衝撃
をまともに喰らっていた。
とにかく、車体に取り付けた熊避けの鈴は、他の自転車(スプリングボック)では経験した事がないほど、絶えまなく鳴り続けていたという。
だから、和田サイクルへ到着する頃には、石川さんは信号停止の度に手をブラブラさせて
痛み
を訴えていた。
店頭で休憩しながら、あらためてホイールの、そしてスポークの衝撃吸収性に唸る一同。
そして、みんなが見守る中で、トランジットライトのやけに固いグリップは切り裂かれ、新しく柔らかいグリップが取り付けられた。
[右写真]
1
2
3
[1]
午後の和田サイクル。過ごしやすい気候になると、みんな走りに行っているのか、来客は少ない。
[2]
40kmの走行後、石川さんはグリップの交換を決意。早速、カッターナイフで入刀式。 だが手伝っている間に[み]はうっかりして、まだ使う部品に傷を付けてしまった。申し訳ない。
[3]
石川さんのトランジットライトスポーツとozさんのワンタッチピクニカ(70T)の響宴、まさに未知との遭遇。
そうこうしているうちに、
70Tワンタッチピクニカ
のozさんが登場。
石川さんのトランジットライトスポーツから見れば
御先祖様
に当たる。
もうじきお彼岸という事もあるし、お目出度い(?)ので記念写真を撮って、我々は和田サイクルを後にした。
しかし久しぶりの外出は思ったより疲労感があり、この日の夕食は、コンビニ弁当になってしまった。
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