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  BD ML荒川サイクリング・リターンズ 2004年03月

2004.03.28


首都高脇の日陰を走る
日時 2004年03月28日
場所 杉並〜浮間舟渡〜葛西臨海公園
 〜皇居〜新宿〜杉並
総走行距離 80.3km
総走行時間 4時間57分
平均時速 16.2km/h
[直]自転車 モールトン(直)
[み]自転車 ママチャリ22号
備考 BD ML荒川サイクリング
    コース紹介を参照

▼AM 07:58〜09:15 0〜17.3km 出発〜浮間公園

今月の第3日曜日、本来荒川サイクリングが開催されるはずだった日は、 いつものコースがマラソン大会で使えなくなってしまったので、オフは中止になってしまった。
通常なら週遅れでリベンジオフが企画される可能性もあったが、今回は他のイベントの予定もあったので、 もう開催は難しいだろう。
加藤さんちの2人もすっかり諦めて、このまま来月まで待つつもりになっていた時、 おき@浦和さんがリベンジオフの案内と、幹事の名乗りを上げてくれた。

そして何かとお尻が重たい加藤さんちの2人も、尻馬に乗る時は素早かった。
しかもこの数日続いた陽気に誘われたのか、[み]はとうとう ママチャリ22号での往復80km挑戦を決意したのだ。
[右写真]
12
3

[1]
本日のママチャリ22号。泥よけも前カゴもある正真正銘のママチャリだ。
新岩淵水門のママチャリとモールトン
[2]
本日のモールトン・リハビリ2号。そういえば、これが荒川を走るのも初めてだった。

[3]
光が丘を北上する。桜の木が季節を感じさせてくれた。

と言っても、1日のツーリングなら、いつも積んでいる装備[1] で間に合うから、特別な準備をするわけでもない。。
荒川に出るまではママチャリでも何度か走っているので、走行ペースは遅くてもトレンクルの2割引ぐらいだろうと予測出来る。
何とか出発時刻には間に合うだろうと目星を付けて、普段通りに寝て起きて準備をして、出発した。
光が丘西大通りの桜
ただ、いつもの光が丘の春の風公園の陸橋が、工事中で通れなくなっている。
そこで光が丘西大通りに迂回してみると、頭上を時々、桜の薄紅色の霞が漂っていた。
通りすがりに、思わぬお花見ポタをしてしまった。
[1]
パンク修理キット、工具、救急セット、雨具、ビニールシート、水筒、タオル

しかし、こうしてせっかく気分良く1日が始まったのに、荒川へ着くとこの光景。
笹目橋の西から荒川河川敷へ入る車止めの外側の、びっしりと駐車された車にはうんざりだ。
車止めを塞ぐ車 [左写真]
笹目橋の西から荒川河川敷に入ると、その東側にはびっしりと車の列。
久しぶりにモールトンに乗る直 河川敷の通行人は、勿論、このどこでも好きな場所をすり抜けていいのだろうね。
隙間が狭いから、自転車を押して歩いたりすると、ハンドルが擦ったりするかもしれないなあ。
足元も不安定だから、よろけた拍子に、自転車ごと倒れかかるかもしれないなあ。
最近の車のボンネットは、手を着いた拍子に凹んでしまうらしいけど、本当かなあ。

[左写真]
気を取り直して、浮間へ向かう。実は[直]も、モールトンで80km走るのは久しぶり。

でもまあ、荒川のは偉大なもので、それから僅か20分間で、 嫌な気分を概ね吹き飛ばしてくれたのだった。
やっぱり、広々とした所を走ると、心も広くなるんだなあ。

▼AM 09:15〜09:24 17.3km地点 浮間公園

さて、たどり着いた集合場所の浮間公園はというと、そこは花見客とフリーマーケットで大賑わい。
人混みをかきわけて進むと、隅っこのいつもの場所に、いつものメンバーが集まっていた。
そこに、この妙な自転車の集団を何かの催し物と思ったのか、興味津々のおじさんが1人うろうろ。
でも、こちらからも話しかけ辛い雰囲気なので、何となく放置されているようだった。

自転車を停めて人だかりの方を見ると、みんな、1台の黒いbikeEを取り囲んでしきりに感心している。
何でもそれが、7年ほど前の最初期型のbikeEなのだそうだ。
ロゴも細工も素朴で、いかにも無骨な造りも手作りっぽい。
[左写真]
朝のミーティング風景。急に開催された割に参加者が多いのには、理由があった。

[右写真]
これから荒川へ向けて出発する。
浮間公園

でも時間になると、bikeEに熱中する参加者の背中から、容赦なく集合の声がかかる。
だらだらと人が集まって、ミーティングが始まり、早速幹事のおきさんが口を開いた。

おきさん:ええ今日はどうも....オレ、こういうの苦手なんだよな。

さすが、今日は幹事もいい味出してる。
[み]の自己紹介の順番が回ってきたので

[み]:すみません、今日はわけあってママチャリで来ましたが、石を投げないで下さい。

ううむ、一応笑いは取れたが、幹事ほどは受けてない(笑)

一巡してミーティングが終わり、気が付くとさっきのおじさんも消えていた。
それじゃあ、出かけましょうか。
ママチャリ22号もモールトンも、いよいよ未知の領域へ踏み出すのだ、じゃじゃ〜ん。
準備を整えると、いつになく混雑する公園の中を、メンバーはゆっくりゆっくりと走り始めた。

▼AM 09:24〜09:59 17.3〜22.7km 荒川〜新岩淵水門まで

荒川に出ると、ペダルが少し重い。
気候的には南風のはずだが、まだ弱いのが救いだ。
吹くとしても、午後だろう。

岩淵水門に近付くと、煙の匂いがたちこめていた。
どうやら、水門脇の広場でバーベキユーをする季節になったようだ。
土手への坂をキックボードで蹴上がって行く父親を追おうとして、 補助輪付きの自転車の上で途方に暮れた女の子が、半泣きになっていた。

何とか坂を上って土手の上へ、続けて少し荒い息で新岩淵水門へと向かう。
でも水門の車止めは、やっぱりママチャリでも通りにくかった。
曲がりなりにも一般車の規格なら、もう少し楽に通れるかと期待したのに。
[左写真]
新岩淵水門の待ち人。

[右写真]
今日も水門の上は空が広く、隅田川の水も青い。
岩淵水門の待ち人 岩淵水門で休憩
いつもの広場へと向かうと、リカンベントが1台停まっている。
挨拶すると、向こうも手を振り返してきた。

その人はDOLPHINのDytaさん、MLに参加表明が出ていた、れっきとした参加者だった。
朝は予定通りに家を出てきたけれど、荒川を気持ちよく走っていたら、いつの間にか浮間公園の前を過ぎ、気が付くと戸田!
慌てて引き返したが、浮間を通過する頃には出発時刻を過ぎていたので、本隊はもう出発してしまっただろうと思った。
そこで、そのうち追い付くだろうと走り続けたのに、ここまで来てもまだ誰も来ていない。
時間的には追い越してしまったとは思えないので、独り淋しく待っていたら、ようやくみんなが現れたという経緯だった(笑)

休憩中の雑談で、Flevo-racer[1] ですっかり有名になってしまったロイさんから、 「 その自転車、どのくらい走る?」のコーナーが良かったと褒められてしまった。
ロイさんもロデオで往復80km走行の経験があるので、 ネタには絶好なんだけど、でもこのまま突っ走ると真面目な走行ランキングのコーナーになってしまう。
それはいかにも殺伐として嫌なので、我が家的には一緒に走った人のほのぼのした話にとどめておきたいと思う。
と言うか、ランキングなんて面倒臭いから、誰か作ってよ(笑)
[1]
フレームの真ん中に蝶番があって、前後で分かれてくねくねと動く、非常に難易度の高いリカンベント。
詳しくは、ロイさんのFlevo-racerのサイトで。
http://liquid-m.hp.infoseek.co.jp/flevo.htm

▼AM 09:59〜10:27 22.7〜30.9km 新岩淵水門〜虹の広場

新岩淵水門から虹の広場までは、フリーランに近い雰囲気になる。
その間の大きな目印になるのは、左手の川口の高層マンションや、右手の光家具の看板(扇大橋)、 いくつかの橋など、そう多くはない。
あとは右側に土手、左側には緑地やグラウンドが続く、単調と言えば単調だ。
しかし大勢で走る時はむしろ、雑談や撮影、互いの車体のチェックをする 余裕にもなるので、その単調さも嬉しい。
さまざまな参加者 [左写真]
12
34
[1]
幹事のおきさん、余裕のVサイン。この日はシートの下にパニアバッグを下げている。

[2]
HalfwayとBD-1の2人は、ここには写っていないけれど、赤いタルタルーガも含めた3人グループ。

[3]
DOLPHINとAMANDA。頭の高さの対比が面白い。

[4]
リカンベントお得意のポーズで写真を撮るうっきーさん。
[右写真]
これだけの密度で自転車が走ると、やはり壮観だ。右端の黄色い服のママチャリは、オフには無関係な人で、 リカンベントに取り囲まれて硬直していた(笑)
さながらパレード
このコースでは、午前中、東に向かって走るので、かなり日焼けする。
サングラスが無いと、眼が乾くし、突風が吹くと、グラウンドの砂埃が舞い上がって目に入る。
他にもみんな、それなりに装備を工夫して来ているので、それを見るだけで随分と 勉強になると思う。

[右写真]
前方に荒川アーチ橋(首都高王子線)の優美な姿。そう言えば荒川サイクリングを始めた頃は、あれはまだ無かった。
荒川アーチ橋へ向かう
いくつかの障害 [上]
現在、荒川右岸はこんな車止めに寸断されているが、下ハンドルのリカンベントは通れない事がある。 車椅子レーサーも通れないだろう。 それに結局、土手を直接降りてくるスクーターは防げない。

[中]
引き綱なしに、道の真ん中で大型犬を遊ばせていた飼い主。その近くにスクーター。犬は飼い主に似ると言うけれど....。

[下]
道幅一杯に広がる少年野球チーム。子供たちに前を塞がれても、無闇に抜く事は出来ない。 フラフラと蛇行するし、予期せぬ動きをするので、避けようとして転倒、鎖骨骨折した人もいる。
トラブルもなく順調に走って、扇大橋の目印の光家具の看板が見えた時だった。
路上のど真ん中に、引き綱無しに大型犬を遊ばせていた男性がいた。
鼻先の長い、ボルゾイか何かだろうか。
すぐ向こうにマラソンランナーも迫っていた。

大型犬はリカンベントの天敵だ。
この見慣れない乗り物が珍しい動物に見えるのか、犬は死にものぐるいで吠え、追い掛けてくるらしい。
メンバーの誰かが、警告を発した。

犬だ!

あたりに緊張が漂う。
犬の横1m先を、静かに、出来るだけ犬を刺激しないように静かに 通り過ぎた。
リカンベント乗りでなくたって、あんな大きな犬は怖かった。
工事現場を潜る [左写真]
扇大橋は「上の階」の工事中。この構造物の下に入って行く時、ふと映画「エイリアン」のノストロモ号を思い出した。

[右写真]
もうじき虹の広場。グラウンドが賑わっていた。
虹の広場へ 路上に出ている人は随分減ったが、すぐそこでバットを振られるのは恐怖感がある。

虹の広場のグラウンドは、この日も少年野球の試合で賑わっていたが、間にフェンスも何も無いすぐそこで、バットを振られるのは怖い。
そのうち、ボールの他にバットも飛んでくるのだろうか。
荒川を走っていて何より怖いのは、 草むらにいるというマムシではなく、人間ではないかと思った。

▼AM〜10:59 虹の広場

虹の広場の色鮮やかなタイルの上で、例によって試乗会が始まった。
2人掛りでVisionのブームの長さを調整している人達を見て、DOLPHINのDytaさんはは淋しそうに言った。

僕のはあんなに簡単じゃないから....。

参加者中ひときわ身長が低い[み]は、もっと淋しそうだった。
何たって、大概のリカンベントは足が届かないんだから。

[1]
虹の広場で休憩するメンバー。この日も色とりどりのパンジーが迎えてくれた。

[2]
これが噂の「ホンコンやきそば」だ!

[3]
この旅支度はいったい...!と思われた、おきさんの重装備の謎は、サイドバッグに満載したやきそば。

[右写真]
1
23
虹の広場で休憩

一方、広場の隅に、何やら怪しい人だかりがあった。
周囲をはばかるように売人のおきさんが見せてくれたのは、S&Bのホンコンやきそば
通販でまとめ買いしたやきそばの受け渡しの為に、幹事を名乗り出てくれたのだという。
そういう理由だったのか(笑)

▼AM 10:59〜11:45 30.9〜38.1km 荒川 千住新橋〜中川水門

虹の広場を出て、千住新橋を渡っていると、途中で赤いモールトンの女の子とすれ違った。
荒川でオフ参加者以外のモールトンを見るのは、何台目になるだろう。
まもなく車止めに阻まれるのは折り込み済みだが、今回はその間際に若者達が座り込み、話し込んでいる。
歩行者や自転車が来ても、気を使う様子は無い。
リカンベントの集団が来れば少しは驚くかと思ったら、何だか自分の世界に埋没して、何も見えていないようだった。 真っ昼間から危ない薬でもやっているのか?

[右写真]
千住新橋左岸の車止め。[み]のママチャリは抜ける時にガンゴンとぶつかった。塗装が剥げたらどうしてくれる。
車止めの混雑
土手からの下り坂は気持ちがいいが、その後にはまた地獄が待っていた。
例によって、グラウンドや駐車場の前を通る度に、後ろを向いて歩く人や、全速力で飛び出す子供、 繋がれていない犬などの敵キャラが現れる。
今回はスペシャルで、路上でキャッチボールをする大人と、土手に向かってサッカーボールを蹴上げる子供も出現。
しかし数は多く無いので、難易度はそれほど上がらず、全員が無事にクリアした。

安心したところで土手の上を見上げると、bikeEが走ってきた。
思わず声を上げると、先方の紳士も気付いたようだ。
すれ違いながら、土手の上と下とで互いに手を振り合った。
最近、よくこうして見知らぬ自転車乗りと挨拶を交わす事が多い。
嬉しい習慣が根付いてきたと思う。
中川水門
[左写真]
中川水門で休憩。柵にへばりついて後続を待つ[み]。
[右写真]
水路を背に佇むモールトンとママチャリ。思えば遠くへ来たものだ。

中川水門で一息つくと、さすがにいつもより足が重くてだるいので、 弱音を吐く[み]。
まあママチャリなんだから、仕方ない。

おきさん:まだ12時そこそこだから、早いですね。遅い時はここで12時20分くらいになりますから。
[み]:あれ、ペースは普段より遅いくらいですよね? ママチャリが足引っ張ってるし。
たにぐちさん:ああ、今日は休憩が短いから。

う〜ん、原因が判明しても嬉しくない。
気を取り直して水筒から冷たいアクエリアスを飲み、ほっとしたところで写真を撮ろうと周囲を見回すと、 虹の広場で合流したはずのくろかーさんがいない。
消息を聞いてみたら、うっきーさんと一緒に、 誰かのパンク修理に付き添っているという。

あの2人が付いてたら、まあ大丈夫だろうね。何かあれば電話があるし。

待つ事しばし、陽炎が立ち始めた中から、小さな影が少しずつ大きく膨らみ、揺れながら馴染み深い形を作り出す。
全員が無事に追い付いた。
安堵するとともに、真正面から見たリカンベントに限って言えば、吠えかかる犬に一票入れてもいいと思った(笑)
陽炎の中から帰還したパンク隊
[左]
うっきーさん達もようやく登場!
[中]
Visionのsv2さんも無事に到着。
[右]
うっきーさんとくろかーさん、お疲れ様!

▼AM 11:45〜12:34 38.1〜49.4km 中川水門〜葛西臨海公園

ここを出たら、あとはもう葛西橋まで、殆ど人通りの無い直線コースだ。
走りが安定してくると、例によって、カメラを構えたくろかーさんが前に出てきた。
彼はいつもそうして撮りながら先頭まで走る。
[み]も、ぐいと加速して右前に出た。

たにぐちさん:そういう事をするから疲れるんじゃないですか!(笑)

ひゃあ、言われちゃってるし。
でも、写真は大勢で走る時の愉しみの1つだから、これだけは譲れないらしい。
それに前に誰か露払いがいる方が、写真を撮るのもなのだそうだ。
中土手を進む [右写真]
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34
5

[1]
すっかり綺麗に整地され、広々とした道路になった中土手。以前あった中央分離帯は何だったのか?

[2]
[み]の後ろの人達。ママチャリの後ろでは見晴らしが良く無いでしょう(笑)

[3]
この付近は最も南風の影響を感じる。向い風に怯んでペースダウンする加藤さんちに対し、 走り屋さんとリカンベントがずいっと前に出てくる。
鎖場が車止めに変わった [4]
右手は草っ原、左手は首都高の土台、人通りも殆ど無く23区内とは思えない。

[5]
あの鎖場が、車止めになっていた。しかも以前より高く持ち上げなければならない!

そうそう。
これまでは担ぎ必至だった鎖場は、 現在は整備されて車止めが設置されている。
しかもそのお陰で、以前より通りにくくなっていた。
どちらにせよ規格外のリカンベントは通れない上、担ぎ上げる高さが以前より高くなったのだ。
ママチャリなら楽に通れるだろうって?
そんな事は無い、22インチのママチャリだって通りにくいこと夥しい。
この車止めをどうやってスムーズに通るのか、一度お役所の偉い人が お手本を実演して欲しいと思う。
[右写真]
12
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[1]
コンビニへ向かう一行。

[2]
普段は[直]が背負う食料も、この日はすっぽり前カゴへ。やっぱりママチャリは便利!

[3]
くろかーさんと言えばアイス。この後彼はなんと、アイスを片手に陸橋へのヘアピンカーブを抜けた。

[4]
開通したばかりの清砂大橋。葛西橋と荒川河口橋の間にある。
コンビニで買物

この日の気温はうなぎ上りで、空気も乾燥していた。
[み]はコンビニに自転車を停めると、チャッと施錠して、素早く冷たい飲み物の棚へと突進し、おにぎりも迷う事なく選び、 ささっと買物を済ませて、袋は前カゴにぽいぽいと放り込んだ。
トレンクルでは施錠に手間取り遅れを取っていたのに、加藤家とは思えない快挙だ。

江戸川健康の道へ出ると、そこに直結された清砂大橋を振り返ってちょっと撮影会。
その後の昼食場所までのフリーランは、走り屋さんが競うように加速を続け、ママチャリはさすがに千切られる
足に乳酸溜まりを作ってひいひい言いながらも何とかゴールすると、臨海公園は当社比150%増の大混雑。

[み]:わざわざこんな何も無い場所に来なくても、他にもっと楽しい所があるでしょうに。

それを言える立場とは思えないが。
清砂大橋 [右写真]
1
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江戸川健康の道 [1]
清砂大橋。この日一般公開したばかりで、荒川右岸と江戸川健康の道が直通になった。

[2]
江戸川健康の道を走る。この日の陽射しではよく灼けただろう。

[3]
葛西臨海公園に到着した一行。

▼PM 12:34〜13:51 49.4km地点 葛西臨海公園

斯くしてその一党が陣取った一角には、いずれ名のある高級車がずらりと停められていた。
しかも外車が殆どだ。
おきさんがブツを取り出すと、何人かが手を伸ばして歩み寄る。

おきさん:1個70円。
お、密輸品の取引き現場か。

周囲の視線が一斉に手元のやきそばに注がれ、緊張が漂った。

[右写真]
通りすがりの中には、自転車の展示会だと思った人もいるらしい。
展示車両?
ホンコンやきそばの怪しい取引きショーが無事に笑いを取ると、 うっきーさんはコンロに火を着け、持参した100円ショップのフライパンに水を注いだ。
なるほど、他の人の普通サイズのコッフェルは間口が狭く、乾麺が入りきらないので大変らしい。
そう言えば[み]もラーメンを作るのに、16cmくらいのコッフェルを持っていたっけ。

それから先は、通常のインスタントやきそばと同じプロセスで、それぞれ完成させたホンコンやきそばの試食が始まると、 反応が分裂した。
美味しいと言う人と、首を捻る人。
食い意地の張った[み]は身を乗り出して興味津々。
さすがのうっきーさんも、図々しく覗き込む[み]に怯んだか、

うっきーさん:味見してみます?
[み]:いいんですか? 待ってました!

もう躊躇のかけらもなく、さっと箸が伸びてプルプル震える麺をさらうと、[直]と2人でご相伴にあずかる。
すると、その味は甘口のインスタント焼きそばで、何故かシナモンの香り?
誰かが言った。

ウーシャン(五香)では?

確かに五香粉(ウーシャンフェン)なら、桂皮(シナモン)、八角(スターアニス)、茴香(フェンネル)が主原料だから、 この香りになる。
中華料理ではポピュラーなミックススパイスで、甘酢あんの肉団子や焼豚など....あ、よだれが。
してみると、「ホンコン」の正体は五香粉だったか。

たにぐちさんがコーヒーを入れ始めた。
それを見つめるくろかーさんは、知人が送ってくれた2kgのベトナムコーヒーを持て余し、 誰か引き取ってくれないかとボケをかまして、これまた笑いを取った。
食卓 [右写真]
12
34

[1]
調理中のホンコンやきそば。立ちのぼる湯気に期待の眼が注がれた。

[2]
たにぐちさんがネルドリップでコーヒーを入れてくれた。久しぶりのコーヒーらしい香りに酔う[み]。

[3]
葛西駅からHandyBikeを駆ってきのしたさん登場。StreetMachineのシートの滑り止めを持って来た。

[4]
続いてロデオの小十郎さん。息を荒げて「国道20号をずっと...。」って、どこから走ったのだろう?
乱入者登場
それからは、うっきーさんがamazon.comで買ったThe Recumbent Bicycle という本の話でもちきりだった。
カラーページもあり、貴重な写真が満載で、前の版では5000円近くしたけれど、今回の版は2000円足らずだという。
今の世の中、情報は検索サイトで探せば大概見つかるけれど、それを整理してまとめるのは大変だ。
それに回線が混雑していたり、リンクが切れていたり。
そんな時には、本のありがたみを実感する。

とか言ってるうちに、きのしたさん、続いて小十郎さんと、慌ただしく 乱入者の到着。
こうお馴染みさんが揃ってしまうと、一気に帰り辛くなる(笑)

今月の目玉商品

今回はアップライトよりリカンベントの方が多かったと思う。
荒川のリベンジオフは、何故かその傾向が強い気がする。
ポジション色々
[右写真]
123
45
6

[1]
GIANT HalfWay。頑丈さでは定評がある。
アップライトな参加車
[2][4]
ゴンタさんのPEUGEOT Bichett。デビュー当時は雨男ならぬ雨車だったが、今や降水確率は確実に下がりつつある。

[3]
KHS F20R。前傾姿勢がきつい。

[5]
アマンダの20インチミニベロ。このハンドル、[み]にはものすごく遠く見えた。

[6]
きのしたさんのHandyBike。あれれ、ドロップハンドル化されたこれは、小十郎さんのでは?
木下さんのHandyBike
くろかーさんたち [1]
手前はくろかーさんのBikeFriday SatRDay。向う側はbikeE CT。

[2]
緑色のタルタルーガ。

[3]
オレンジのタルタルーガの走行中。意外とゆったり感がある。
タルタルーガ [4]
うっきーさんのChallenge Hurricane。本日の最低賞?(笑)

[5]
OPTIMA DOLPHIN。
HurricaneとDOLPHIN [右写真]
1
23
45

それから、sv2さんの青いVision。
シートの下の物入れは驚いた。

[右写真]
12
3

[1]
Visionを駆るsv2さん。3輪に見えるのは、シートの左側に予備タイヤ(?)を下げていたから。 しかもこの時はパンク修理の後で、右手に予備チューブを握りしめたまま走っている。

[2]
シートの下は小物入れになっていた!

[3]
2人がかりでVisionのブームを調整。
Vision

とどめに、今回何故か非常に参加車両が多かったbikeE。

古bikeEのロゴ [1]
最初期のbikeEのロゴ。昔は全部大文字だったの?

[2]
bikeE CTとRXだと思う。奥はたにぐちさんのRX。

[3]
おきさんのbikeE RX。実は[直]はこの車体を描いた事がある(笑)
bikeE各種 [4]
最初期型のbikeE。どこかに眠っていたものらしい。

[5]
今とはメインチューブのカットなどだいぶ違う部分があるが、リカンベントに詳しい きのしたさんのサイトにも、この日のレポートがある。

[右写真]
1
23
45

▼PM 13:51〜15:09 49.4〜64.3km 葛西臨海公園〜皇居

散々笑って何気なしに時計を見た、見てしまった、もう2時近い。
本当に、楽しいと時の経つのが....もう行かなければ。

[直]:で、どうする?

[み]は帰路も荒川を遡りたがっていたが、もう結構足にきてるし、この上リカンベントに引かれてはしゃいだら、 どうなる事やら。
第一、荒川Uターンコースで往復すると100kmあるじゃないか、皇居経由の80kmだって 記録更新には充分なのに。
そこで目の前に、皇居コースの難所の1つ、荒川河口橋 の登攀をぶら下げてみたら、いとも容易く喰いついた。

[み]:だって、インフルエンザの後はろくに走ってなかったし、荒川で帰るのはまたいつか....。

前半のお祭り騒ぎの陰には、一応そんなジレンマも隠されていたらしい。
居並ぶ参加者
[右写真]
1
23

[1]
東屋の周囲に立ち並んだメンバー...しかしこの時、何をしていたのか思い出せない(笑)
臨海公園は人だらけ 荒川河口橋を上る直

[2]
葛西臨海公園の中は、いつもとうって変わって人だらけ。

[3]
荒川河口橋のスロープを上る[直]

[み]は、もっとみんなと話したかったらしいが、とりあえず荒川河口橋を目の前にぶら下げられて、 挨拶もほどほどに東屋を後にした。
[直]だって、帰りに輪行が出来る状況だったら、 もっと長居をしたに違いないけれど、 少なくとも[み]がママチャリを担ぐのは不可能だから、仕方が無い。
で、思えば初めて、加藤さんちの2人だけで帰る事になったのだが、出だしは普段と何ら変わるところが無かった。

いつもの通りに臨海公園を出て、湾岸道路を越える長いスロープを下り、臨海町緑道へ出てUターンして、また湾岸道路へ向かい、 右折して歩道を少し走ると、右手に荒川河口橋のスロープの入口が見えてくる。
いつも通りだ。
そしていくつかカーブを曲がると、いよいよ巨大な橋のアーチに合流する。
ここからは、緩いとは言え橋の中央まで上り続けなので、 トレンクルの倍近い重量のママチャリでは、思いのほかきつい。
いつもは途中で江戸川健康の道を見下ろし、写真を撮る余裕もあるのに、この日は地上を見下ろすゆとりが殆ど無かった。
最後は顔を上げるのも辛くなり、荒くなった呼吸は橋を渡り切るまで治まらなかった。

夢の島から永代通りへ [右写真]
123
45

[1]
夢の島総合運動場。

[2]
三ツ目通りの二段重ねの首都高。
永代橋の上から見た [3]
公園で休憩。大勢の花見客が宴会をしていた。

[4]
永代橋の上から月島を見る。

[5]
永代橋を渡る[直]。長さの割にアーチがきつい橋。

さてその後のコースだが、実は今回、[直]は2人きりなのを幸い、普段とは違う道を選んだ。
それは東陽町から木場へと続く、比較的人口密度が高い地域を通るルートだったので、 [み]はその間に気疲れですっかり無口になり、 皇居にたどり着く前に休憩を入れざるを得なくなった。
こんな時は少し遠回りになっても、人通りが少なく道幅が広い、埋立地の倉庫街の方が 疲労が少ないのかもしれない。

▼PM 15:09〜18:13 64.3〜80.3km 皇居〜帰宅

皇居前の馬場先門交差点を渡ろうとした時、1台の乗用車が[直]を 轢きかけた
田舎から観光に来たのか、赤信号にも関わらず、ドライバーは横を向いて皇居の方を見ながら運転し、 横断歩道の歩行者を蹴散らして突破しようとしたのだ。
冗談じゃない、[直]だけでなく、他の歩行者も渡っているじゃないか。
日頃温厚で鳴らした[直]だが、さすがにその時はドライバーを怒鳴りつけた。

ムカムカしながら皇居に入るのは気が退ける、と思った自分に気付いた時、やはりどうしようもなく日本人であることを感じてしまうのだが、 休憩所の自販機を前にすると、さっき一瞬引き絞られた背筋が、くてん、とたるむ。
あれこれ迷った[み]がようやくグレープフルーツジュースを手にした時、トイレから戻った[直]が何かを見つけた。

[直]:あそこにミニベロとリカンベントがいるよ!

言うが早いか颯爽とモールトンのペダルに足を掛け、走り出す。
[み]も慌ててジュースを前カゴに放り込んで後を追うと、そこにいたのは黒帯の初期型トレンクル。
持ち主の顔を見れば、なあんだいいづかさんか。
リカンベントの方は、一見GreenSpeedのGTOだと思ったら、あとで聞いたらLogoのトライクだそうだ。
もう、車種が増え過ぎて素人目には区別が付かなくなって来た(笑)
[1]
皇居の休憩所に到着。

[2]
いいづかさんとGreenSpeed、じゃなくてこれはLogoのトライク。

[3]
おのさんやまめさん他、大勢の顔馴染みの人たち。アースデイの自転車ライドのコースの試走をして、ここまで来たそうだ。
皇居の直
[4]
放置されていたViewPointに歩み寄り、格闘を始めたいいづかさん。車体が大きく重い上に前輪の傾きが見えず、なかなか手強いらしい。 ちなみに先月半壊したスタンドはまだそのままだった。

[5]
みんなはこれから場所を移して反省会だというので、我々も帰る事にした。

[右写真]
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試走をしてきた人

立ち話をしながら桜田門の方に目をやると、そっちにも見たような集団を発見した[直]。
挨拶もそこそこに、またもや走る。
今度は、おのさん、その松さん、まめさん、ありまさん他、確かに見たような集団だった。
4月18日に予定されている、アースデイのイベント走行の下見だという。
さっきのいいづかさんも、一緒に走って来たのだけれど、赤いトライクは偶然ここで拿捕されたとか。

で、おのさんたち一行は場所を移して反省会だそうなので、我々も帰路を急ぐ事にした。
いつものように、桜田門をくぐってお堀傍を三宅坂の方へ走り、甲州街道で四谷へ抜ける予定だったが、 そのお堀の様子がいつもと違う。
ものすごい人の群れ。
それを見て、[直]が重要な事を思い出した。
ここから皇居のお堀に沿って北上すると、希代の桜の名所の千鳥が淵があり、 花見日和の休日のこの日、内堀通りのお堀側は桜目当ての観光客で埋め尽くされていたのだ。
我々はお堀傍を走るのを諦め、内堀通りを対岸へ渡ってコースを繋いだ。

桜田門と国立劇場 [左写真]
三宅門の方から流れて来る人の群れ。バスツアーの団体さんだろう、くらいに思っていたが。

[右写真]
国立劇場の庭で桜の花を撮る人。

国会議事堂の前を少し遠回りして、甲州街道へ入る。
四谷付近の人通りはそれほどでも無かったが、ほっと気を抜いた新宿御苑で、 また異変が襲った。

大木戸門の前を右折する時、何気なしに園内をひょいと覗き込んで、釘付けになった[み]。
門前にはそれほど人影は無かったが、園内からはわらわらと、あとからあとから湧いて出てくる 人の群れが見えた。
いつもは殆ど人がいない歩道にも、この日ばかりは別だ。
そこに普段は気付きもしない小さな出入口から、またぞろぞろと人が出てくる。
車道もそれに呼応するように混んでいた。
いつもなら歩道に逃げられるのに、結局車道でたっぷり排気ガスを吸わされた2人は、 渋滞の先で甲州街道に復帰するなり、もう捕まるものかと走った、走った。

[左写真]
新宿御苑大木戸門から内側を覗いて。ここにこんなに人がいるとは....。

[右写真]
大木戸門から新宿駅へ続く歩道を埋める人の列。普段は閑散としているのに。
新宿御苑の賑わい

西新宿からは、いつもの裏道で阿佐ヶ谷まで走ったが、今回はさすがに和田サイクルへ立ち寄る 気力が無くて、途中で腹ごしらえをして直接自宅へ帰った。

収穫 [左写真]
モスバーガーで夕食終了。空腹時に写真を撮りそこねる事は、よくある。

[右写真]
本日の収穫は、80kmを刻んだメーターと、ホンコンやきそば。

それで、ママチャリ22号で80km走った感想。
足腰の筋肉痛は、トレンクル走行時の深夜割増といったところだが、 往路の荒川の悪ふざけがなければ、もっと軽かったかもしれない。
それと、ママチャリ22号のサドルにはスプリングが付いているので、疲れて腰が持ち上がらなくなってきても、 お尻の痛みには悩まされなかったが、段差の衝撃で手が痺れた
痺れはやがて痛みへと変わり、手を振り回したり、休憩中には流水で冷やし、騙し騙し帰って来ている。
翌日には消えた痛みだが、いつも出るようなら、対策を考えなければ。

[直]:え? いつもって、それはまた80km走るという意味? 僕もう嫌だよ。

おっと、[直]から拒否反応が出てしまった。


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