* Avvenimento *
これは無閑人が初めてイタリアへ行った2002年3月のある日の出来事です 
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その日、私はスーパーへ買い物に出掛けた。
前日連れて行ってもらった大きなスーパーで、歩いて20分ぐらい。
でも、家の前の通りをひたすら北へ行けばいいだけなので、 散歩がてらに出掛けたのだ。
そしてスーパーの前にまで来た所でイタリア人のおじさんに声をかけられた。
「Buonjorno!」イタリア語の出来ない私でもこれぐらいはわかる。前日、ご老人に声をかけられ、ニッコリ挨拶したという、
安心感もあって同じように、「Buonjorno!」と、挨拶をした。
しかしそれが間違いの始まりだった・・・。

気をよくしたのか、そのおじさんは私に何かと話しかけてくる。
初めのうちはニコニコ笑って済ませていたのだが、おじさんは私に車の鍵を見せ、自分の車はすぐそこにあると指差す。
そしてついには財布を出し、お金は持ってると言っているのか、中身まで見せられる。ふと、頭をよぎったのは、もしや、
プッちゃんと間違えられているのでは・・・?

さすがにこれはヤバイと思い、イタリア語の本を見ながらイタリア語は理解できないと伝える。するとそのおじさんも
「俺もお前の言うことわからん」
と、言ったかどうか自信はないが、同じようなニュアンスのことを言われているのはわかる。(本能ってやつ?)

『殴ったろか!』 と思いつつも、あまりのしつこさに、「No!」と言ってその場を立ち去り、ひとまずスーパーへ逃げ込む。

一安心して、買い物を始めるたのも束の間、靴下を見ている私を見つけると、また、何か必死で話しかけてくる。
私は無視していたが、それでもおじさんのしゃべりは止まらない。しばらくして、そこにイタリア人女性くると、おじさんは
私に話しかけるのをやめた。

だが!
その女性がいなくなるとまた、話しかけてくる。そこでピン!ときた。 
これは絶対誘われていると。マズイ、マズすぎる!買い物もそこそこにスーパーをグルグルと周り、おじさんをまくことに
成功! もう大丈夫だろう。 そう思い、店を出ようとすると、出口におじさんが待ち構えているではないか!

逃げられない!
一瞬そう思ったが、別の出口から出て帰ろうとする。
が、知らない土地。出たところはメインストリートから少し離れた住宅街。 不本意ながらも、その道から帰る。途中、
宅配便らしき車が家の前に停車していて、ドライバーもいたので少し安心する。

住宅街を抜けると、メインストリートへ合流する道に出たので迷子にならずに済んだが、ほんとおじさんに誘拐というか、
強引に連れ去られたらどうしようかと真剣に思った。
教訓
   ニコニコ笑っているだけではイタリア人は引き下がらない。
   言葉がわからないなら、完全に無視すべし!
   「Si」だけは決して口にしてはいけない。

   私は「Si」は一言も使わず、ただひたすら 「No!」 と言い続け態度に示し、最後は日本語で怒った。
   それにしてもだ・・・ イタリア人の男性はめげない!! 
   っちゅうかしつこい!
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* Avvenimento *