課題5、電源コード、電源ケーブル?? 要注意!
          電気用品安全法では別物です。 

 
AVケーブルの中で唯一法規制の適用を受けるのがコード、ケーブル、コードセットです。
電気用品安全法;<PS>Eの承認を受けず、製造販売すると社長が前科1犯に成ります。
以前は未承認のコンセント等が出回って居ましたが、中古AV機器の再販問題がきっかけで
法規制の認知度が上がってきたようです。この法律には構造、材質、特性上の規制が
ありますので、他のケーブルのような設計上の自由度は在りません。 
これが音質向上の1つの障壁です

 法に不適合の製品を使用して火災が発生した場合、少なくとも米国(UL規格)では
火災保険は下りません。

 
AV機器に接続する電源コードと屋内配線や屋外の電気機器等に配線される電源ケーブルは
別物であることの理解もきちんとしておく必要があります。例えば、インターネットのBlog等の中に
時々出てくるのですが、延長コードにFケーブル(正式名称は;VVF)やEM−EE/F等の
導体が単線のケーブルを御使用になられている方がいらっしゃいますが、
これも上記<PS>E法に適用しません。
<PS>E法では

・ケーブル
;屋内の配電盤からコンセント等に給電するために、主として壁の中を配線される
      固定配線用です。定格電圧は600V用です。コンセントの接続部が差込式が
      多いので、接続作業性を考え、導体は単線が採用される場合が多いのです。
      VVF(Fケーブル)、EM−EE/F、CVケーブル等がこの分類に入ります。
コード(含むキャブタイヤコード);主として、電子・電気機器に電源供給するための物で、
      機器が動かされるとコードも付随して動くので、導体には集合撚線の使用が細則で
      義務付けられています。(この事が音質向上へのネックと成ります。)
      定格電圧は300Vです。VFF(平型コード)、VCTF(キャブタイヤコード)等があります。
キャブタイヤケーブル;コードより過酷な、例えば屋外での使用等を想定したVCT等があります。
      コード同様に導体には集合撚線の使用が細則で義務付けられています。
      電子・電気機器に電源供給用にも使用できますが、コードより外径が太く、
      使い勝手は悪くなりましょう。
 上記のように、機器に給電する電源電線等はコード又はキャブタイヤケーブルを使用しなければ
成りません。そして、導体が撚線で無ければならない、との規定があります。
<PS>E法にはその他の用途別区分もありますので、特殊な使用の場合には安全法の細則を
読み、使用方法の適否に関しての理解が必要です。
(小売店やサプライヤーが法規制に関して、きちんとした説明をしないで製品を販売すたり、
又、多くの雑誌記事でも”電源コード”の事を”電源ケーブル”と記載して、両者を区別していない
のは問題です。)

 AVCTで発売の電源コード; PS−35はキャブタイヤコードの範疇に入ります。
電源用ではありますが、通信ケーブルの設計思想を加味した、高解像度のコードです。