964を速く走らせるために
1.リアをいかにして安定させるかということに尽きるのかなぁと思います。
ハイスピードになればなるほど慣性でリアが外に持っていかれますのでこれをいかに高い次元で
防ぐかということが大事だと思ってます。
2.どんな仕様の足でもまずコーナーの前半で慣性でリアが振り出しそうになるくらいの進入スピードが必要です。
その限界が分からないとどうすればいいか分からないです。
柔らかくするのか硬くするのかは限界を知ってからです。
3.リアが振り出しそうになるくらいの進入スピードで走ることが出来るようになったとき。
次にすることはリアを硬くあるいは柔らかくしかないですが、
ロールを感じて外のタイアが負けていると感じる場合は硬くすべきです。
逆にロールもなしにスパっと流れてしまうときは硬すぎてグリップ限界が低くなってますので、柔らかくします。
最初はどちらか見極めるか分からないので、両方試していいほうを選べばいいのです。
バネレートなら比較的大きく変えたほうが分かりやすいです。例えば2キロ硬くか柔らかくです。
964は993よりリアの限界が低く安定しにくいので、バネレートの変化にも敏感です。
4.964は進入でどうしてもアンダーステアがきついので、ブレーキを少し残しながら進入する機会が増えます。
わたしが鈴鹿サーキットを走る場合はあらゆるコーナーで直線だけでブレーキが終了することはありません。
ステアするときにはどんなに高速でもブレーキに足が残ってます。
踏力はわずかかも知れませんが。
こうすることによってアンダーステアを少なくすることが出来ます。
5.コーナー進入が決まれば、クリップに向かうのですがその間はロールが始まっています。
コーナーリングスピードを上げるためには出来るだけアクセルを踏みたいのですが、
いきなり開けるとアンダーを誘発するかスピンします。
アクセルをわずかに開けると姿勢がすごく安定します
バランススロットルといいますが、964の場合はブレーキを残している時間が長いので、
バランススロットルの時間はきわめて少なくなります。
場合によってはクリップまでブレーキを残すことすらあります。
例えば鈴鹿の場合ヘアピンの進入やシケインの進入などです。
主に高速から低速コーナーに進入する場合がこれにあたります。
6.コーナーの進入がどうしても決まらない場合はアライメントを見直します。
通常964の場合はリアトータル20-30分のトーインをつけます。
さらにリアにブッシュによるパッシブなトーコントロールがついています。
このためGがかかるとリアアウト側はより多くのトーインになるようになってます。
特にC2の場合はブッシュが柔らかくかなりトーインに動くので、ここを強化ブッシュにするのがいいと思います。
ピロにしてしまうと、タックインが強く出てしまい操縦性が難しくなることもあるので
、一概にピロがいいとはいいきれません。
いろいろと試してリアの安定性がないと感じるならトーを40分程度にインにするのがいいです。
逆にトーインは最低でも10分はあったほうがいいです
。極端にどちらかに振らないと上手くいかない場合は根本的なあしの見直しをする必要があります。
7.クリップまでが決まったらあとは出来るだけ速くアクセルを全開にするだけです。
ここでアンダーが出てアクセルを開けることが出来ないのなら、フロントのバネレートを少し柔らかくします。
もし、アクセルを開けていってオーバーになるようならフロントの外側に荷重がかかりすぎてロールが大きくなってなっています。
そのため対角線のリアが浮き気味になって荷重が減りリアが流れてしまってる状況と考えられます。
この場合はフロントバネを硬くしロール剛性を上げると収まることが多いです。
8.964は基本的にコーナリングが得意な車ではありませんので、できるだけ直線的に立ち上がるようにセッティングしたいところです。
クリップを過ぎたらステアリングを戻し始めながらアクセルを出来るだけ早く開けることが大事です。
クリップを過ぎてもステアリングを戻せないのは失敗コーナリングかセッティング不良と考えられます。
リアを安定させ、できるだけ直線的に立ち上がり、アクセルを早く全開にする。これが肝だと思います。
ということで、964でサーキット走行をする皆さんの参考になったでしょうか?分からないことは何でも聞いてください。
964はまだまだ現役で水冷には簡単には負けません。
頑張って964を維持しましょう!