梅干しは時間は掛かるけど1番簡単で失敗がない日本が世界に誇る保存食です。高級市販品と比べても見映えも悪くないし、味は最高、そしてお裾分けにも便利ですから、手作り初心者向きです。初心者向きとは言っても奥深いので梅仕事中毒症は年々進みます。飽食時代の手作りブームですから、ネットでも本屋さんでも梅仕事の指南書はどこでも入手できます。で、私も趣味ですから、毎年色々な本を店頭でめくります。そしていつも思うのが、道具を買いそろえなきゃ出来ない風に書かれているのがとても残念です。道具は工夫次第でなくても大丈夫です。お試しならば何も買わなくても作れますのでまずは身の回りを見回して使えそうなモノを探して下さい。
漬け込む為の容器(入れ物)

梅漬けの過程では強い塩分と酸が出るので、それらに強い材質の容器が必要です。最高なのは陶製のものですが、なにぶん扱いに気を使うし重いです。ホーロー製は、表面のガラス質に傷がつくとサビますし、使わない時に少し邪魔です。うどんを茹でたりするのにも使えますが値段もちとお高めです。梅干し専用の器をわざわざ買う必要もありませんよね。
私は最初は琺瑯(ほうろう)の鍋を使っていましたが、最近は、プラスチック漬物樽に移行しました。耐熱温度は90度とありますが、熱湯を掛け回す程度ならば大丈夫です。もちろんアルコール消毒も併用です。使わない時には重ねて仕舞えるし、丈夫、安価、入手しやすいと四畳半生活には最適と思っています。
プラスチック製は漬物(食品)用じゃないと酸に弱いものもあるので100円ショップなどのバケツは控えます。プラスチックの漬物樽は梅干しに使い終わったら白菜漬けや沢庵漬け、味噌作りに活用しています。で、プラスチック容器の場合ですが、やはり国産を探して下さい。国産品は700円〜1200円と中国産の倍近い値段がしますが、安全です。私は1度外国製の漬物樽を買って2年目にして漬込み中にヒビ割れが起こり貴重な梅酢を失ったことがあります。少しのお金をケチって痛い目に合いました。→
失敗!安い漬物樽 参照
金属製のものは絶対にダメです。酸味と塩分が強いのでサビが発生してしまいます。容器の形状は重石をかけやすいように、
上部(容器の入口部)が狭まっていないものを選びます。金属製しかない、ほうろう容器に傷がついている、、なんて場合、漬物用のビニール袋を入れて漬け込めば大丈夫です。
大きさは使う梅の量に応じて選んで下さい。水に浸す時に使う容器を使ってある程度の目安をつけてください。塩をまぶすことにより、浸透圧で梅が柔らかくなるのでキッチリと詰め込むとあく抜き時には溢れていても何とか入ります。小さい梅ほど余計に入ります。
梅干しデータベースに容器と梅の量、梅の値段やサイズなどをまとめてあります。皆さんもこの容器はどれだけ梅が入ったとか教えて下さいね。
入れ物の工夫
いちいち樽なんて、、、確かにそうです。漬物容器として工夫すれば色々なものが使えます。先日、6%超減塩の梅干しを作っている方から厚手のビニール袋で漬け込むという方法を教わりました。ビニールを使う方法が一番やすあがりだし、清潔で消毒不要でお手軽かもしれませんね。少量ならば冷凍保存用のシール袋を使ってもいいですね。ただ、破れないように注意が必要です。我が家は猫がいるのでちと怖くて出来ません。
他には、簡易漬物器で漬けている方もいます。重石不要なので少しだけ漬けてみたいって方にはお勧めです。残りは梅ジャムにでも。こちらも梅酢が出たらビニール袋に移せば追加漬けできます。
普通のコンテナでもちゃんと除菌できれば大丈夫です。除菌しにくい容器の場合は、漬物用のビニール袋を使って下さい。酸に弱い材質だと困るので、漬物用と書いてあるものをお勧めします。
重石(おもし)
白菜漬やたくあん漬と違い、梅漬に大事なのは重石の調整です。市販の重石じゃy調整が難しいし、わざわざお金を払って買うのは馬鹿馬鹿しいです。瓶に水を入れたものや、
酒瓶、果実酒の瓶などを重ねて代用出来ます。重石の材質は酸や塩分に強いい事が大事です。ペットボトル+水も重量調整がたやすいです。石などは厚手のビニール袋に入れて使います。私の場合は
梅の重量とほぼ同じ程度と半分程度の重さがあれば大丈夫です。
重石なんてつまらないモノをわざわざ買うことなく、身の回りのモノを上手に活用してください。身の回りの重しについては、
梅干しに必要なデータベースにまとめてあります。他:
「重石を考える」
土用干に使う干しザル

土用干しに使います。
竹製が梅が張り付かないでにきれいに仕上がります。100円ショップなどに売っている小さいものは使わない時はそうめんや野菜の水切りに使えます。梅干し用に売られている大型(300円から900円程度)ザルを買う場合は、ザルの
底が竹で補強してあるものを買います。補強がないと梅を乗せた時にザルが歪みます。プラスチック製のザルは気温の上昇とともにベタベタするのであまりお勧めできません。私は
スダレを使ったこともあります。使い終わったら、窓に掛けて使います。スダレを広げる場所がある人はこの方法が安上がりです。
ザルは土用干の季節には品切れになることがあります。から、梅を漬けたら早めに準備してください。ザルの大きさが若干違う2枚を購入すると、厚みが半分になるので保管スペースが節約できます。
ここでも安物を安易に購入すると翌年だしたら、シロアリの穴だらけな事があります。ザルも値段なりで安いモノは骨も細く虫が沸きやすいです。あまりケチらないのが大事。で、壊れたら紐で補修して何年も使います。
大ザルや小ザルに4本の紐をつけて吊り下げる形にすると干すスペースが格段に広がります。物干し竿にS字フックでかけたり、窓にかけたり、電柱にかけたり。2004年のデータ:若干小さいザル450円、外側の大きいザル550円。
焼酎、消毒用アルコール(エタノール)
梅漬けの大敵はやはりカビ。容器消毒には熱湯と清潔なガーゼを使い、熱湯を使えない容器の場合は、消毒用アルコール綿で拭き取り自然乾燥させた容器を使います。焼酎は、梅にまぶして塩がつきやすいように使います。ホワイトリカーが癖がなくていい感じです。ホワイトリカーの度数は余ったら果実酒を作れるように
35度のものを準備します。お酒を飲めない人はお土産用に作りましょう。
果実酒のコツとレシピのページも見て下さいね。コーヒー酒が簡単でお薦めできます。