(財)ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉の中期計画


○ 財団の概要


1 基本財産


区 分

金  

出資

基本財産

65,300千円

100.0%

内訳

県 

25,000千円

38.3%

市町

10,000千円

15.3%

その

30,300千円

46.4%


2 事業概要

1.当財団は、県内唯一のプロオーケストラとして本県の「芸術・文化の普及振興」のため、昭和

60年に千葉県・県内9市及び企業の出資により財団法人として設立されました。

2.この間、「青少年に感動を」、そして「地域に根ざした文化の創造」をモットーに、毎年数多
くの公演活動を展開し、コンサートを通じて県民に親しまれ、交流の輪を広げてまいりました。

公演は、ほぼ年間を通じて行われ、平成15年度実績は190公演となりました。


3.事業内容と公演数(平成15年度実績)

(1) 定期・特別演奏会(自主事業)――7公演

国内外の著名な指揮者・ソリストを迎え、県民に廉価で鑑賞いただいております。

(2) 依頼演奏会(民間等からの受託事業)――36公演

民間等からの依頼により、管弦楽・室内楽等を行っております。

(3) 県民芸術劇場(県・市町村等の事業)――21公演

県民の方々に身近なところでのオーケストラ鑑賞機会の提供として、市町村や文化 ホール等の主催により行われます。

(4) 学校音楽鑑賞教室(県・市町村の事業)――112公演

「子供たちの情操の涵養と芸術活動参加気運の醸成」を目的に、幼小中高等学校を巡回  して、次代を担う子供たちに生の演奏にふれていただき、音楽の楽しさ素晴らしさを肌で感じていただいております。

(5) 盲聾養護学校巡回コンサート(県からの受託事業)――14公演

盲聾養護学校を訪問し、生の演奏にふれていただき、音楽の楽しさ素晴らしさを肌で  感じていただいております。

○ 経営改善計画


1 基本方針

当財団は地域に根ざしたオーケストラとして、音楽を通じて本県の「芸術・文化の普及振興」に
努めるため、県民、県市町村、民間企業・団体等から幅広く支援・協力が得られる形態づくりを 
目指し、経営の安定化を図ります。


2 取組期間

平成15年度〜平成19年度


3 具体的な取組

これまでと同様に徹底した経費節減に努めるとともに、課題解決に向けて、次のような方法で 
取組みます。


1.定期演奏会・特別演奏会(自主事業)

(1) 収益性の向上と県民ニーズに即した魅力ある公演企画と実施

作曲者の意図する真の音楽を県民が廉価で鑑賞できる唯一の手段ですが、フルオーケスト
ラ(70名前後)で演奏するため、多くの費用がかかります。

このため、地域に根ざしたオーケストラを念頭におきつつ、収益性の向上を図るため、  
当面は、広範な地域を対象にした公演場所を選定することにより最小限の公演数にとどめ、
さらに、開催に際しては、魅力ある企画が前提となることから、アンケート調査による県
民ニーズの把握を継続的に実施します。


(2)  県市町村・企業・団体による支援・協力体制 

定期・特別演奏会の集客を図るため、県市町村・企業・団体に対し、定期・特別演奏会を
職員や会員の福利厚生事業として活用されるよう積極的な働きかけを推進します。


(3) 積極的な営業活動の展開

ア 積極的な広報・営業活動

定期・特別演奏会のPRは、「県民だより」、「新聞」への掲載のほか、ポスター・チ
ラシの配布については、「市町村教育委員会」、「文化ホール」、「学校」、「県民セン
ター」、「コミュニティーセンター」等へも積極的な広報展開を行います。

イ 法人会員・個人会員の募集と企業協賛金等の確保

1 法人に対しては、ダイレクトメールや訪問による積極的な営業活動により、法人会員の
拡大とプログラム広告等の協賛金の確保に努めます。

2 県民(個人)に対しては、各公演や企業訪問等を通じて、廉価な定期会員制度の活用を

推進します。


2.依頼演奏会

  1. 依頼者のニーズに即した企画の提案

ア 依頼者は様々ですが、ニーズに即した企画提案を推進します。

イ ふるさとちば名曲コンサート(県内巡回:曲目パッケージ)

ふるさと房総には日本を代表する数々の名曲があります。千葉にゆかりのある曲目を集め、
パッケージ化することにより廉価で提供します。


3.県民芸術劇場

(1) 依頼者のニーズに即した企画の提案

魅力ある公演となるようオプション企画も提案し、地域の特性にあわせ、企画の段階から
実施まで、財団と主催者の連携による手作りコンサートを推進します。

  1. 芸術鑑賞教室の創設と実施

公立学校の「音楽鑑賞教室」に対応するものとして、私学に対しては「芸術鑑賞教室」を  


県民芸術劇場の中で位置付けて実施します。


4.学校音楽鑑賞教室、盲聾養護学校巡回コンサート

  1. 学校のニーズに即した企画の提案

主催者(幼稚園、小中高等学校、盲聾養護学校)と十分な意見交換を行い、楽しいプログ

ラム編成を推進します。


5.管理運営費削減の推進

(1) 管理運営費削減の推進

これまで同様に徹底した経費節減に努めるほか、経費以上の効果が見込める費用の使い方も
併せて推進します。

  1. 事務局職員・楽団員給与等の検討

人件費については、財団の経営状況の推移如何により、適宜、見直しを行います。


4 年度別事業計画

単位(公演数:回、入場者数:人)

区 分

15年度

16年度

17年度

18年度

19年度

定期・特別演奏


(入場者数)

(5,424)

(4,117)

(4,821)

(5,415)

(6,009)

依頼演奏

36

27

36

45

51

県民芸術劇

21

36

36

36

36

幼小中高等学

112

90

90

90

90

盲聾養護学

14

14

14

14

14

合 計

190

172

181

190

196

5 年度別収支見通し

単位:千円

区 分

15年度

16年度

17年度

18年度

19年度

308,510

283,376

291,703

299,824

305,394

314,270

290,159

294,365

298,235

300,950

当期収支差

-5,760

-6,783

-2,662

1,589

4,444

次期繰越収支差

12,798

6,015

3,353

4,942

9,386

年度末借入残

50,000

50,000

50,000

50,000

50,000

県の財政支出

102,115

92,165

92,475

92,771

92,976

内訳

委託

12,012

10,080

10,080

10,080

10,080

補助金・負担

90,103

82,085

82,395

82,691

82,896

※1.17年度以降の事業:16年度事業を基本に算出(県の財政支出額は見込の数値である)。

※2.県の財政支出額:基本財産に対する県出金(25,000千円)を除く。

※3.委託料:盲聾養護学校巡回コンサート。

※4.補助金・負担金:音楽鑑賞教室事業負担金、県民芸術劇場事業負担金、人件費補助金。