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※ 人身事故情報等は、掲載しない

2002年12月
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▽ <こだま>手動ブレーキの緊急停止2度 ATC配線損傷

 JR東海道新幹線の「こだま」で今年10月、運転停止信号が出ているのに自動ブレーキがかかっておらず、手動ブレーキで緊急停止させる事態が2度発生していたことが分かった。ATC(自動列車制御装置)信号の受信装置と運転席で許容運転速度を示す速度計を結ぶ配線が損傷していたのが原因。正常な許容運転速度が運転席から分からない状態だった。運転停止信号側の誤りだったため、大事はなかったが、JR東海は車両を替えずに走行していた。同社によると、こうした事態は、一時的な停電などで年に数回、瞬時に起こるが、配線の損傷が原因だったのは初めてという。専門家からは「(大事に至らなかったのは)結果論に過ぎない」と批判が出ている。
 同社によると、10月17日、三島発東京行き「こだま526号」(700系車両)で、三島車両所(静岡県長泉町)から三島駅に向かう途中、受信装置から許容運転速度計に信号を送る3系統のうち1系統が故障しているのに運転士が気付いた。輸送指令は、残る2系統が作動していれば安全と判断し、車両交換の時間もなかったことから、そのまま駅に向かわせた。
 ところが、客を乗せた後、三島―熱海間で午前7時半ごろ、許容速度が230キロの表示から突然、停止に変わった。熱海―小田原間でも同41分、270キロから突然、停止に変わった。いずれも、本来ならATCが制御して非常ブレーキがかかっていることになるのに作動しておらず、運転士が手動で緊急停止させた。残る2系統のうち、1系統の配線不良が原因だったという。
 その後も運行を続けていたところ、同57分ごろ、小田原―新横浜間でも、許容速度表示が270キロから255キロに落ちたのに、自動ブレーキがかかっていないことに運転士が気付いた。運転士は三たび手動停止。輸送指令の指示で120キロで運転再開した後、新横浜駅手前で停止させ、同駅で運転を打ち切った。この時、乗客約1200人が乗っていた。
 同社は同時期製造の車両について、急きょ、点検を行った。「(緊急時にブレーキが利く)制御機能に異常があったわけではなく、ATCの一部の不具合だった。3系統のうち2系統がダメになったら停止信号が出る仕組みで、実際、停止信号が出たので(トラブル発生時に深刻な事態になるのを防ぐ)フェールセーフが働いていたと考える。ただ、何度も停止させて、乗客に迷惑をかけたのは申し訳なかった」と話している。 【清水勝】
 技術評論家の桜井淳さんの話 多くの乗客を高速で運ぶ新幹線にとって、ATCは配線一つといえども命綱ではないのか。結果的に大事に至らなかっただけで、偶発的な現象でなかったことは明らかなのに、原因が特定できないまま運行したのは安全軽視だ。一歩間違えれば重大事故につながる。運行続行の判断は間違いだ。

[毎日新聞ニュース速報 2002-12-30-03:07]


▽ こまちとはやて連結できず 東北新幹線、別々に運行

 29日午前10時38分ごろ、JR東北新幹線盛岡駅で、秋田発東京行きこまち10号と連結する予定だった、八戸発東京行きはやて10号の連結装置に不具合が見つかった。2本の列車は連結せず、はやては9分遅れで、こまちは17分遅れで別々に東京に向かった。
 JR盛岡支社によると、電気系統の故障らしい。修理に時間がかかるため、東京での折り返し後も連結をせず、八戸、秋田まで別々に運転した。

[朝日新聞ニュース速報 2002-12-29-19:05]


▽ 東北新幹線でトラブル多発 暖房故障や連結不能

 帰省ラッシュで混雑する東北新幹線で29日、暖房機が故障して乗客に毛布を配ったり、連結が出来なくなって単独運転するなどのトラブルが相次いだ。
 東京駅発「こまち9号」では同日午前9時56分ごろ、満席の16号車(定員56人)の暖房機が故障。通常は25度に設定されている室内温度が、15度にまで下がった。JR東日本によると、発車直前に故障に気付き、修理したものの直らなかったため、乗客に毛布を配り、終点の秋田駅まで約4時間走り続けたという。
 また同10時38分ごろには、盛岡駅構内で、秋田発東京行き「こまち10号」と八戸発東京行き「はやて10号」を連結しようとした際、「こまち」側の運転台で、準備完了を知らせる表示灯がつかないトラブルがあった。この2本は連結せず、単独運転に切り替えてそれぞれ17―9分遅れで東京に向けて出発。約700人に影響が出た。
 JR東日本では、電気系統のトラブルと見て原因を調べている。東京折り返しの「こまち17号」と「はやて17号」も、それぞれ単独運転となった。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-29-16:49]


▽ 東北新幹線、ドア凍結 乗客出られず、次駅で降車

 27日午後0時24分ごろ、JR東北新幹線上り「はやて・こまち12号」が仙台駅に到着した際、最後部車両(こまち)のドアが開かず、乗客18人が降りられなくなった。列車は次の福島駅に臨時停車し、18人は下り列車で仙台へ引き返した。
 また、午後2時半過ぎには岩手県の新花巻駅に到着した上り「Maxやまびこ60号」でも、3、4、12号車のドアが開かず、降りられなかった乗客3人は次の北上駅で降りて引き返した。
 JR東日本によると、どちらのトラブルも、ドアが凍結したらしい。
 東北新幹線の車両にはドアの引き戸のレールに凍結防止のヒーターが備えてあるが、この日の厳しい寒さに負けた、と見られる。「ドアと車体が密着する部分に雪が付き、高速運転でカチカチに凍ると開かなくなることがある」(新幹線運行本部)という。
 同社は駅員の配置を多くして凍結トラブルに備えるよう各駅に指示した。

[朝日新聞ニュース速報 2002-12-27-16:48]


▽ 横須賀線電車が線路わきの工事器具に接触

 27日午前4時35分ごろ、東京都品川区西大井1のJR西大井駅構内で、品川発久里浜行き下り横須賀線普通電車が線路脇に残されていた工事用照明器具(高さ約1メートル、幅約50センチ)に接触、点検のため約19分間停車した。車両に大きな損傷はなかった。
 JR東日本によると、接触事故があった現場では同日未明から、上を走る東海道新幹線の高架塗装作業を行っており、この照明器具は工事関係者が路線内に置き忘れたものだという。電車には約100人の乗客が乗っていた。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-27-13:53]


▽ 東北新幹線「はやて」 トンネル内で初トラブル

 今月1日に開業した東北新幹線、盛岡・八戸間のトンネル内で、架線に取り付けられた金具の一部が外れ、走行中の車両にぶつかる開業後初めてのトラブルが起きていた事が分かりました。
 JR東日本盛岡支社によりますと、きょう未明、東京にある上野新幹線第一運転所(ショ)で運行を終えた東北新幹線「はやて」の車両を点検していたところ、屋根のパンタグラフに、縦が3センチ、横が4センチある架線の取り付け金具の一部がはさまっているのが見つかりました。
 JRで調べたところ、岩手と青森の県境にある全長8点7キロの金田一(キンタイチ)トンネルのほぼ中間点で、架線の部品の一部が壊れているのが見つかりました。
 また、現場付近では、トンネルの壁に外れた部品の一部がぶつかった跡があり、3か所で壁のモルタルがはがれ落ちていた事も分かりました。
 JRではきのうの午後に青森県の八戸駅と岩手県の二戸駅の間で瞬間的な停電が起きていた事からこの停電と今回のトラブルの関連を調べています。
 この事故でJRでは点検のため始発の新幹線から徐行運転していましたが、安全が確認されたとして現在は通常のダイヤに戻っています。 

[NHKニュース速報 2002-12-25-13:23]


▽ 京浜東北線、信号故障で立ち往生

 20日未明、川崎市のJR川崎駅で、京浜東北線普通電車が出発しようとしたところ、信号機が赤のまま変わらなくなり、現場に約3時間停車しました。
 この信号トラブルで計36本が運休、20本が最大約3時間遅れ、通勤客ら約6万人が影響を受けました。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-20-09:05]


▽ 落雷で停電、総武本線が一時運転見合わせ 佐倉―銚子

 JR総武本線は、17日午前6時18分ごろ、千葉県の八街駅で落雷による停電が発生、佐倉―銚子間の上下線で1時間20分にわたり運転を見合わせた。このため上下4本が運休、12本に遅れが出て約8000人に影響した。

[朝日新聞ニュース速報 2002-12-17-07:35]


▽ JR常磐線で車両故障 上野―取手で一時運転見合わせ

 12日午後9時40分ごろ、JR常磐線我孫子−柏間を走行中の上り特急列車で異常を知らせるランプが点灯した。この列車を柏駅で点検したため、常磐快速は上下とも約1時間、運転を見合わせた。
 特急列車に異常は見つからず運転は午後10時40分に再開したが、上下20本に最大57分の遅れが出て約1万6000人に影響した。

[朝日新聞ニュース速報 2002-12-12-22:31]


▽ JR東海道線が運転再開、12000人に影響

 JR東海道線は11日午後0時32分ごろ、東京都港区の品川駅でポイント故障が発生、同線の東京―小田原駅間の上下線と横須賀線の東京―逗子駅間の上下線で運転を見合わせていたが、午後1時20分に運転を再開した。この影響で、東海道線の上下9本に最大38分、横須賀線の上下11本に最大36分の遅れが出た。影響人員は両線合わせて約12000人。
 JR東日本によると、列車発車の際に線路を切り替えるポイントが動かなくなったという。

[朝日新聞ニュース速報 2002-12-11-13:34]


▽ 東海道線・新蒲原―蒲原駅間でレール断裂、2本に遅れ

 10日午前零時5分ごろ、静岡県蒲原町小金のJR東海道線下り新蒲原―蒲原駅間で、信号機が停止信号を出したため、JR東海の職員が点検したところ、片側のレールが断裂し、約1センチのすき間が開いているのが見つかった。同社は下り線の運転を一時見合わせ、補強材でレールを修理。約2時間後に運転を再開した。
 このトラブルで、東京発大阪行き寝台急行「銀河」など2本が最大71分遅れ、約200人に影響が出た。
 同社静岡支社によると、断裂によって、通常、レールに流れている電流が流れなくなったため、停止信号が出たという。同支社で断裂の原因を調べている。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-10-15:19]


▽ JR高崎線>宮原―大宮駅間で電車停止 故障の非常ランプ

 10日午前8時ごろ、さいたま市錦町のJR高崎線宮原―大宮駅間で、走行中の篭原発上野行き上り普通電車(15両編成)の電源系統のトラブルを示す非常ランプが点灯、大宮駅に列車を止めて点検を行った。JR東日本大宮支社で原因を調べている。
 このため同線は上下線2本が運休、9本が最大で34分遅れ、通勤、通学客など約2万1000人に影響が出た。 【加藤潔】

[毎日新聞ニュース速報 2002-12-10-11:17]


▽ 東北新幹線の高架から0.5キロのコンクリ片落下 仙台

 9日午後2時25分ごろ、仙台市宮城野区小田原1丁目にある東北新幹線の高架橋下の道路にコンクリート片が落ちていると、近くの男性からJR東日本仙台支社に通報があった。男性は8日に見つけていたという。
 同社によると、コンクリート片は縦7センチ、横11センチ、厚さ7センチで、重さは490グラム。高架橋の端に立つ電柱の基礎部からはがれたらしい。昨年8月に検査しているが、そのときは異常はなかったという。

[朝日新聞ニュース速報 2002-12-09-20:35]


▽ <ボルト折損>在来線で新たに4本判明 年度内に交換 JR

 JR西日本は5日、在来線車両3両で、車輪の内側に「歯車箱」を固定する鋼鉄製ボルト4本が折れているのが新たに見つかったと発表した。折損ボルトはこれまで57本に上り、同社は4〜6年かけ全ボルトを取り替える方針だったが、今年度中に同形式の歯車箱を持つ約1500両で交換を終えることを決めた。
 今回もこれまでと同様、動力を車軸に伝えるギアを保護する歯車箱(1両に4個)の固定ボルト12本のうち、最も長いボルト(長さ27センチ、直径1.6センチ)が折れていた。 【清水勝】

[毎日新聞ニュース速報 2002-12-06-01:51]


▽ 新幹線床下からセラミック粒子=非常ブレーキ用、6700人に影響−東京駅

JST:0212042229
GMT:0212041329

 4日午後5時46分ごろ、東京都千代田区の東京駅19番ホームで、出発前の東京発広島行き「ひかり135号」(16両編成、JR西日本所有)の最後尾の床下で、非常ブレーキ用のセラミック粒子が吹き出しているのを駅係員が見つけた。JR東海は、隣のホームに到着後に東京第二車両所(品川区)に向かう予定だった「ひかり222号」を135号とし、乗客約1000人が乗り換え、8分遅れで出発。このため、上下計7本が最大14分遅れ、6700人に影響した。JR西日本が原因を調べている。 

[時事通信ニュース速報 2002-12-04-22:31]


▽ 常磐快速の床下から煙、3万人の足乱れる

 4日午前9時20分ごろ、千葉県柏市のJR常磐快速線で、上野発土浦行き普通列車の8両目の床下から煙が上がっているのを、すれ違った上り列車の運転士が発見、列車は柏駅で点検のため1時間ほど停車。この影響で、同線は一時、上野―取手間が運転を見合わせ、普通列車計7本が運休。特急など24本が遅れ、約3万人の足が乱れた。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-04-14:20]


▽ <JR>レール破損による異常音に電車止めず 広島総合指令

 JR呉線の安芸阿賀―呉間にある呉トンネル(広島県呉市、全長約2.5キロ)内で11月、JR広島総合指令所が電車乗務員からレール破損による異常音を感知したとの報告を受けながら、後続の電車5本を走らせていたことが3日、分かった。レールは約39センチにわたって欠損し、ひびも入っている危険な状態だったが、電車を止めたのは一報から約50分後だった。JR西日本が、安全軽視と批判を浴びた東海道線の消防隊員死傷事故(11月6日)以降も十分な対応を取っていない実態が浮き彫りになった。
 同社などによると、11月22日午前9時55分ごろ、呉トンネルを通過中の広発広島行き快速電車の乗務員が異常音を感知し、指令所に連絡した。指令所は、次に通過する普通電車に施設係員を同乗させたが、係員に現場点検をさせずに、運転停止は必要ないと判断した。
 その後、指令所は後続の4本の電車に「トンネル内でかなり激しい上下動がある模様。注意して運転を」と指示して、約40キロで徐行運転させた。現場に派遣された別の施設係員が点検した結果、レール1本が高さ(約15センチ)の3分の1に当たる深さ約5センチ、幅約7センチ、長さ約39センチにわたって欠けていた。さらに、ひび割れが欠損部分のレールの下方にまで複数入っていた。このため指令所は午前10時40分過ぎに運転を停止し、レールを交換して約4時間後に復旧させた。
 乗務員の中には、現場付近で置き石などを踏んだ時以上の衝撃音を感じたり、異音を聞いた乗客もいたという。
 同社は「現場報告を受けた指令が運転停止は必要ないと判断したが、レールの折損自体が異常で状態もひどく、結果として運転停止すべきだった」と説明している。 【清水勝】
 切断につながる恐れ
 鉄道の安全問題に詳しい安部誠治関西大教授の話 通常は起こりえない破損の仕方で、車内でかなりの振動を感じたはずだ。たまたま大事故につながらなかったから良かったが、レールの切断につながりかねず、異音感知後に即座に現場で目視確認しなかった対応は、鉄道の安全を担うものとして非常にまずい。

[毎日新聞ニュース速報 2002-12-03-15:07]


▽ 電車がオーバーラン、踏切1時間20分開かなくなる

 2日午後9時半ごろ、東京都八王子市千人町のJR中央線西八王子駅で、大月発東京行きの上り特別快速電車(10両編成)の運転士がブレーキ操作を誤り、停止位置を約100メートル過ぎて停車した。同電車は後退してホームに戻り、約4分後に運転を再開した。この影響で同線は上下7本に最大7分の遅れが出て、約1500人の足が乱れた。
 このトラブルが原因で、同駅―八王子駅間の都道などと交差する2か所の踏切が、午後10時50分ごろまで約1時間20分にわたり、遮断機が下りたままの状態となって、渡れなくなった。JR八王子支社の社員が手動で操作して遮断機を上げ、通行できるようにした。同支社で一連のトラブルの原因を調べている。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-03-05:56]


▽ 「はやて」などに遅れ=新白河駅で先行列車が点検−JR東日本

JST:0212021153
GMT:0212020253

 2日午前9時46分ごろ、福島県西郷村の東北新幹線新白河駅手前で、走行中の東京発仙台・新庄行き「Maxやまびこ・つばさ105号」(15両編成)の運転台の車両点検を指示する表示灯が複数回点灯した。105号は同駅に臨時停車、運転士が点検したが異常がなかったため、40分後に運転を再開した。
 このため、後続の東京発八戸・秋田行き「はやて・こまち7号」(16両編成)など、下り6本が最大42分遅れ、約3500人に影響が出た。
 JR東日本が詳しい原因を調べている。 

[時事通信ニュース速報 2002-12-02-11:55]


▽ 山陽新幹線トンネルでは重さ8キロのモルタル片はく落

 1日午前3時30分ごろ、山口県下関市の山陽新幹線厚狭―新下関駅間の勝山トンネルで、重さ8・2キロのモルタル片(縦30センチ、横38センチ)が線路脇に落ちているのを、点検中の作業員が見つけた。
 JR西日本が調べたところ、上り線側の側壁(高さ約3メートル)にある化粧モルタルで、漏水のため、はがれ落ちたらしい。列車の運行に影響はなかった。同社は1日夜、同トンネルの緊急点検を行う予定。

[読売新聞ニュース速報 2002-12-01-12:09]