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ご利用方法・FAQ
 製品紹介等の諸物性及び使用例と共に参考にして、設計していただければと思います

1.ゴム硬度について

硬度計とは・・・硬さとか柔らかさという感覚的な表現を何らかの物理的手段によって測定する計測器をいい、その測定値を硬さ(硬度)といいます.ゴムの場合、表面を鋭利でない押し針を押し付けたとき、表面の示す抵抗を装置によって相対的単位で量を示したものをいいます.

ゴム硬度計の種類・・・一般的にスプリング式・定荷重式の2種類が用いられている.試験種類・硬度の表記方法も色々と種類があり、ゴム材料に適当なものを選定する必要があります.硬質ゴムのように硬いゴム製品とゴムスポンジのように柔らかい物を同じ測定方法で計測するのは、無理があります.硬度計は圧子の形状・サイズ、押込み荷重を変えることで幅広い範囲の硬さ・形状のゴムを測定できます.

「スプリング式 ゴム硬度計の仕組み」

旧JIS K 6301について・・・ゴムの硬度測定は一般にJIS K 6301のスプリング式JIS硬度計を用い、Hs何度(Hardness Spring)というように表されてきました.さらには、「70度」や、ただ「70」というだけでHsの単位であると理解されていました.現在、国際規格ISOと整合したゴムの硬さ試験規格としてJIS K 6253が新たに制定され、JIS K 6301は猶予期間を経て1998年に廃止されました.しかしながら、旧JIS K 6301は約50年にわたってゴム硬度として使われ続けており、今でも一部では当事者間合意の上の試験データとして使用されています.

新JIS K 6253では・・・押込み荷重を得る方法としてスプリングを用いた「デュロメータ硬さ」と、分銅等による一定の静荷重を用いた「国際ゴム硬さ(IRHD)」があります.この2つの硬さ試験のうちでも一般的にデュロメータは、ハンディタイプの簡便な硬さ計であるため、非常に普及し、多数が使用されています. 

新・旧での試験方法の違いについて・・・旧JIS K 6301はゴム試験の総合規格であった.「旧JIS K 6301で規定されたスプリング式硬度計A型」と「新規格JIS K 6253(ISO 7619)のタイプAデュロメータ」は、測定原理(スプリング式)・測定対象の硬さは共通です.しかし、スプリング荷重と押針の高さの値が若干異なり、測定値も僅かながら異なります.

その他のゴム硬度計・・・ゴムのスポンジや軟質ゴムを測定する時によく使用されるものに、日本ゴム協会標準規格(SRIS)に規定されているアスカーC(ASKER C)があります.

規格名 試験種類 表示方法
硬度が50度の場合
測定対象
1秒以内に測定 15秒後の場合
旧JIS K 6301 スプリング式A型 50Hs JIS A - 一般ゴム
スプリング式C型 50Hs JIS C - 半硬質ゴム・プラスチック
新JIS K 6253 デュロメータ タイプA
スプリング式
A50/S A 50/15/S 一般ゴム(A10〜90)
デュロメータ タイプD
スプリング式
D50/S D50/15/S 半硬質ゴム・プラスチック
(A90以上)
デュロメータ タイプE
スプリング式
E50/S E50/15/S 軟質ゴム(A20以下)
IRHDポケット硬さ
スプリング式
50 IRHD/S/P(標準硬さ)
50 IRHD/P(見掛け硬さ)
一般ゴム
(30〜95 IRHD)
国際ゴム硬さH法
定荷重式
50 IRHD/S/H - 半硬質ゴム・プラスチック
(85〜100 IRHD)
国際ゴム硬さN法
定荷重式
50 IRHD/S/N - 一般ゴム
(30〜95IRHD)
国際ゴム硬さM法
定荷重式
50 IRHD/S/M - 一般ゴム
(30〜95IRHD)
国際ゴム硬さL法
定荷重式
50 IRHD/S/L - 軟質ゴム
(10〜35IRHD)
SRIS 0101 スプリング式
ASKER(アスカー)C型
ASKER C 50
(加圧面を接触させたとき、及び30秒後)
軟質ゴム・スポンジ・巻き糸

当社では・・・一般ゴム(A10〜A90)については主に旧規格K6301を使用しております.(新規格にも対応していきます.)軟質ゴム・スポンジ・発泡ゴムは日本ゴム協会標準規格(SRIS)に規定されているアスカーC(ASKER C)を使用しております.旧JIS K 6301スプリング式A型は、測定原理(スプリング式)・測定対象の硬さとしては新JIS K 6253デュロメータタイプAと共通です.スプリング荷重と押針の高さの値が若干異なるため測定値も僅かながら異なりますが、換算してみることが出来ます.

図面での硬度指定は・・・上下5度の範囲で行ってください.
      例   (JIS K6301)  Hs 50±5

旧JISのゴム硬度でいうと、耳たぶの硬さでHs30〜40くらい、硬質プラスチックのように硬いものでほぼHs100くらいです.硬度が低いほどゴムは柔らかいということになります.

当社で使用している硬度計(島津製作所製)
デュロメータ タイプA 旧JIS K6301 A型 旧JIS K6301 C型 アスカーC型

2.仕上の精度について

硬度により異なりますが、ローラのような円筒研磨の場合、外径仕上げはHs80°〜99°では1/100mm、Hs40°〜Hs70°では3/100mmが可能ですが、一般には5/100mmで行っております.
Hs10°〜30°のような低硬度の場合は変形量が大きい為30/100mmの仕上公差となります.


3.接着力について

ゴムの材質に合った特殊接着剤を使用しておりますので、非常に優れた接着力が得られます.
特別な強度を要する場合はご相談ください.

4.内部蓄熱について

ウレタンは連続的な伸縮(屈曲)と高荷重により内部摩擦を生じ発熱します.
これを防止するためにはゴム部をより薄くすることにより良い結果が得られます.
引張強度や圧縮応力等、機械的強度の優れたウレタンゴムはそれを可能にします.

5.二層について

ウレタンゴムの軟硬あるいは他のゴムや合成樹脂を使用することによって、一層だけでは不可能な特性を得ることが出来ます.

6.着色について

黒・赤・青・緑・黄色等約10種類を使用し、いずれも他のものへ転写致しませんので、ウレタンゴム製品の着色をお試しください.

7.ウレタンゴムの指定について

当社のウレタンゴムは、同一品名あるいは同一硬度でまったく物性の異なるゴムがありますので、ご発注の際には例えばニトプレン24(NTP24)Hs83±5°として製品名と、ゴム硬度を明記の上、原料を指定してください.
もしくはご使用条件、必要硬度、必要物性をご指定していただければ、こちらからそれに合ったゴムをお探し致します.


8.保守について

ゴミや汚れがついた場合は専用の溶剤にて洗浄してください.

8.ゴムの寿命について

 高分子材料が使用しているうちに変質して性能が低下することを「劣化」といいます。類似の用語としては「分解」「脆化」「崩壊」「破壊」などが挙げられます.
「劣化」とは、いいかえれば高分子物質の特性が低下し、元に戻らない変化をいいます。これは熱、光、紫外線、酸素、水、オゾンなどの多くの原因によります.加熱による劣化を熱劣化、自然の天候に暴露されている間に起こる劣化を自然劣化ということもあります.
使う頻度にもよりますが、劣化の程度を判断するのに伸びや引張強度を含めた機械的性質、あるいは電気特性など種々の物性変化が尺度として用いられ、試験方法も数多くあります。しかしながらゴム・エラストマーの劣化メカニズムから老化防止剤(安定剤)、劣化の試験・評価、長期劣化、寿命予測と系統だって整理されたものはないといわれています.
ゴム寿命は材質だけでなく、使用条件もしくは使用する度合いによっても異なります.ご相談ください.

E-mail:ntc@mx3.ttcn.ne.jp
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Last Updated jun.24, 2002
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