平成21年 10月
教えを聞いて我がふり気づけ
(秋季彼岸会法話より)
覚せい剤違反で逮捕されていた女優、タレントの酒井法子さんが先月保釈され謝罪会見を行いました。「人として
決して手を出してはいけない薬物に手を出し、自分の弱さに負けました・・・」と言われていました。私は、この会見
を聞いたとき、植木等さんの「スーダラ節」の歌を、思い出しました。まさに「わかっちゃいるけどやめられない」と
いう歌詞です。御開山親鸞聖人は
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「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし・・・・・」
(歎異抄)
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「わかっちゃいるけどやめられない私」そうかもしれません。でも本当は親鸞聖人がおっしゃったように縁があれば恐
ろしい何をするかもわからない本性の私をわかっていると思い込んでいる私わかっているつもりの私なのではないでし
ょうか。そのことを「ひとのふりみて我がふり直せ」の前に「汝自らまさに知るべし」と「浄土真宗の教えを聞いて我
がふり気づけ」と阿弥陀さまは、おっしゃっているのです。
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如来の作願(さがん)をたづぬれば 苦悩の有情(うじょう)を捨てずして
回向(えこう)を首(しゅ)としたまひて 大悲心(だいひしん)をば成就せり」
(正像末和讃)
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すでに本当の姿の私を見抜いてだからこそ大悲のお心で救わずにおれないご本願が今ここにこの「私」一人の為に働いて
下さっているのです。そのことに気づかされた時におかげさまでした、ありがとうございますと報恩感謝のお念仏を申さ
せて頂くことであります。朋にお念仏申しましょう。