平成21年 8月

   三毒の煩悩を抱えた私

    昔から「3」という数字には一般には、独特の安定感があるようです。芸能人でもそれをネタにした人がいましたし、
    三羽ガラス、三大美人、三位一体、三役、三部作などたくさんあります。そして「3」と言えば、先月(7月)から
    幼い子を乗せる自転車の「3人乗り」が、認められるようになりました。3人乗りは、もともとは、違反でしたが子育
    てするお母さんたちの声が、行政を動かし、メーカーが安定した3人乗り専用の自転車を開発することに限って認めら
    れることになったのです。さて、同じ「3」でも安定どころか逆に不安定にし、この私自身を煩らわせ悩ませているも
    のが、
「三毒の煩悩」なのです。1つには貪欲(とんよく=むさぼり求める心)、2つには瞋恚(しんに=いかり腹立
    つ心)、3つには愚痴(ぐち=おろかさ)です。煩悩のなかでも特に悪の根元の煩悩なので3毒の煩悩と言われていま
    す。 ご開山親鸞聖人は、

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   「凡夫」というは無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおおく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむ
    心おおくひまなくして、臨終の一念にいたるまでとどまらずきえずたえずと、  (一念多念文意)
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    とおっしゃっています。臨終の一念に至るまでとどまらない消えない貪欲・瞋恚・愚痴という三毒の煩悩を抱えた私を
    阿弥陀さまは、すでに見抜いてだからこそ大悲のお心で救わずにおれないといまここで私一人のために はたらいて
    くださっているのです。そのご恩に感謝のお念仏を申させていただきながら朋に日暮をさせていただきましょう。

 

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