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今回の1枚
今回は取り上げようとしたものの、書くのにいささかの躊躇がありました。ということで、発売から時間がたってしまいましたが、「赤い鳥/コンプリート・コレクション」です。本当のところ、この中の4thアルバム「竹田の子守唄」を取り上げたかったのですが、これまでベスト盤等で再発売されたものの、このアルバムの発売やタイトルとなった「竹田の子守唄」が収録されることはありませんでした。このグループをメジャーにした曲だったにもかかわらずです。

僕にとっては懐かしい曲が並びますが、赤い鳥を知らない若い人にも音楽の教科書に載った「翼をください」という曲には覚えがあると思います。当時、ほとんどロックしか聴かなかった僕が唯一興味を持ったフォーク・グループです。アマチュア出身の彼らは、メジャーになるとともに音楽性の志向の違い?からハイファイセット紙風船に分裂します。その要因の一つが「竹田の子守唄」でもあったようです。

二人の女性ボーカリストをメインにしたコーラス・グループですが、フォークだけではなく外国のポップスも取り上げていました。そのいずれも綺麗なハーモニーを特徴としたもので、当時のフォークブームの中では異色だったかもしれませんし、その後のニューミュージックへの先駆けだったかもしれません。前に挙げた曲のほか、「言葉にならない言葉」「忘れていた朝」「赤い花白い花」「」「エーメン」「紙風船」等々が好きな曲ですが、そのほとんどは4thアルバム「竹田の子守唄」からのものです。

「竹田の子守唄」について

上に再発売をされたことがないと書きましたが、実際にはここ数年の間にベスト盤のようなものや通販のフォークソング全集のようなものに収録されているという記述を見かけました。ところが、実際に店頭で見ることはありませんでした。

かなり以前からCD化されたら買おうと思っていましたので不思議に思っていたところ、5年ぐらい前でしょうか、放送禁止になっているとの情報を得ました。美しいメロディの歌で、歌詞にも特に問題があるようにも思えないにもかかわらずです.....。

その後、さらにわかったことは放送禁止になっているわけではなく、放送を自粛しているらしいこと、部落問題に関係していることがわかりました。部落問題、「橋のない川」といっても若い人は知らないでしょうし、僕の年齢でもそのような差別というのは戦前のこと、昔のことといったイメージがありました。ところが実際には僕の同年代の人たちでも地域によっては結婚や就職といった時に差別がまだまだ続いていたようです。赤い鳥の解散から30年近く経って、今、この曲が再発売されたというのは、やっとそのような差別がなくなったか、過去のものになりつつあるということなのかもしれません。

「竹田の子守唄」はそのような部落出身の子供が子守り奉公のつらさに歌った曲で、子供を寝かしつけるための子守唄とは全く違ったものです。その意味では「五木の子守唄」と共通するのですが、このあたりの詳細については最近いくつか本が出ているようなので、興味のある方はそちらを参考にしてください。(差別問題という大きな問題を短い説明では正しく伝えらるか、自信がありませんので。)

ところで、赤い鳥は「竹田の子守唄」の2番の歌詞を途中で入れ替えることになります。当時は不思議にも思わず聞いていましたし、歌うほうもその歌詞の響きのほうがふさわしいと考えたのかもしれません。知らない人には特に変わっているとか、嫌悪感を生じるような歌詞ではないんですが、その部落出身の方には嫌な思いをされるような内容だったようです。そのために、放送をしないよう要望があったり、部落問題というデリケートな問題から放送局側が敬遠をしたというのが放送禁止の真相のようです。ちなみに、当時部落内で歌われていたものとこの曲とではメロディに微妙な違いがあるようです。

僕自身、いろんな意味で差別的な意識がないかと問われれば自信はないのですが、それでも世の中からあらゆる差別がなくなることを祈って、あえて今回この様な一文を添えさせてもらいました。(再びこの美しいメロディーに触れることができたことを喜んで。 2003/05/05)

[追記]
中途半端な説明はよくないと思いながら、上手に説明できそうにもありませんので関連するHPを紹介することにしました。(2003/05/07)

http://www.beats21.com/pg/A03011802-1.html
http://www.beats21.com/ar/A03041803.html
http://kaihou-s.com/book_data/0023.htm



これまでのお奨め

Jazz
I'm Old Fashioned /渡辺貞夫

24年前に発売されたアルバムで、この後すぐ「カリフォルニア・シャワー」「オレンジ・エクスプレス」等のフュージョン系のヒット・アルバムが次々と出されていますが、ここではナベサダの原点であるコンテンポラリ・ジャズが収録されています。

ナベサダも素晴らしい演奏をしていますが、リズムセクションのグレート・ジャズ・トリオ(GJT)の演奏にびっくりしたものでした。僕の大好きな1曲目の「コンファメーション」、きれいなバラードの「ゲイリー」「チェルシー・ブリッジ」、リズムセクションが光るエピソード」(唯一のフルート曲、三平組の皆さんにお勧めです)等々、絶対にお勧めの1枚です。

なお、同時期に出されたGJTのビレッジバンガードでのライブ・アルバム「アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」などもお勧めですが、数年後にはメンバー変更していますのでオリジナル・メンバー[ハンク・ジョーンズ(pf)、ロン・カーター(bs)、トニー・ウィリアムス(ds)]のものを聞いてください。(1976年録音)

Kind of Blue/Miles Davis

マイルスの中では1番好きなアルバムです。モード手法(スケールの一種)を完成させたといわれるものですが、そんな理屈とは関係なく1曲目「ソー・ホワット」の緊張感、2曲目の「フレディー・フリーフロダー」のリリカルなバラードと聴き進んでもらえばコメントは不要かと思います。
マイルスだけでなくバックにも有名なミュージシャンが固めていますが、サックスを練習している人たちにはT.Saxのジョン・コルトレーン、A.Saxのキャノンボール・アダレイの演奏を聞いてほしいと思います。アンサンブルで「オール・ブルース」が演奏出来るぐらい上手になりたいですね。(1959年録音)

Thelonious himself/Thelonious Monk

僕の一番好きなピアニスト/コンポーザーですが、ピアニストとしては好みが分かれるかもしれません。ここでは1曲を除きソロでピアノを弾いています。学生時代、徐々にJazzを聴くようにはなったのですが、このアルバムとの出会いがJazz好きを決定的にしたように思います。

この他にライブ録音の「ミステリオーソ」や若きコルトレーンを従えた「セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン」も併せて聴いてください。(1957年録音)

Black Orpheus/鈴木 勲

ピッコロ・ベースをリード楽器に使うので有名な鈴木勲ですが、ここではチェロとベースを使用しているようです。「黒いオルフェのテーマ」として知られている「カーニバルの朝」が出色の出来です。
このアルバムを製作した「スリー・ブラインド・マイス」や「イースト・ウィンド」は日本のジャズ・レーベルとして、沢山いいものを出していたのですが、CDは出ているものの新録音の話を聞かないので現在は活動していないのではないかと思います、残念です。(1976年録音)

Something Else/Cannonball Adderley

当時のマイルス・デイビスのグループと同じメンバーで、C.アダレイをリーダーとしたアルバムです。そのため、マイルスのリーダー・アルバムの様だと表されますが(確かにここでのマイルスは素晴らしいのですが)、1曲目「枯葉」でのアダレイの演奏はリーダーにふさわしいもので、A.Saxをレッスンしている人には是非聞いて欲しい演奏です。枯葉を演奏しようとすると、ここでのマイルスのフレーズがどうしても浮かんでしまいます。(1958年録音)

What's New/Bill Evans with Jeremy Steig

渡辺貞夫やエリック・ドルフィー、ジョー・ファレルなど、サックスとの持ち替えでフルート吹いている人に好きな人はいますが、フルート専門の人では気に入ったものが見当たらりません。そんな中で、このアルバムはなかなかいいのではないかと思っています。

三平組でJazzに関心のある人は、一度聞いてみてはいかがですか。なお、フルートを除いても、ビル・エバンス・トリオはGood!です。また、別途載せるつもりですが「ワルツ・フォー・デビー」もピアノ・トリオが好きな人にはお奨めの1枚です。(1969年録音)

Elsa/小宅珠美 meets Coryell

唯一人、Jazzのフルーティストで好きだと名前が挙げられるのが、この小宅珠美です。ここでは、もう一人僕の好きなギターのラリー・コリエルと競演をしています。
リーダー・アルバムは6〜7枚出ているはずなのですが、現在店頭で見かけることはありません。(レコードでもう一枚持ってはいるのですが、どこかで見つけたら教えてください!すぐに買いに行きますので。)ずいぶん前にライブハウスで聞いたときの印象ではアルバム以上に力強い演奏をされていた記憶があります。三平組、必聴!!(1985年録音)

helen merrill/Helen Merrill

My Rerpertory Vol.2(曲集)の中で You'd be so nice to come home to がお気に入りのサックス・クラスの人たちは多いんですが、Jazzでの演奏を知らない人もいるようです。
この曲を好きな人に一番にお勧めなのはやはりこのアルバムでしょう。「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」というタイトルで発売されているかもしれませんが、以前CF音楽にも使用されていましたので、聞いたことがあるのではないでしょうか。(1954年録音)

Art Pepper meets Rhyhm Section/Art Pepper

サックスの演奏ではこのアート・ペッパーの You'd be so nice to come home to が定番だと思います。この曲に限っていえば、ヘレン・メリルが最高だと思いますが、全体を通してはアルト・サックスをレッスンしている人たちにお勧めの1枚で、リラックスした感じの演奏が心地よいと思います。(1957年録音)

return to forever/Chick Corea

「カモメのアルバム」とも呼ばれるチック・コリアの代表作。その後もコリアのほかのアルバムでも繰り返し演奏されている、クリスタル・サイレンスラ・フィエスタなどが好きです。サックスも演奏しているようですが、ジョー・ファレルのフルートが印象的なので、フルート・クラスの人にもお奨めです。次に載せた2作目の light as a feather とともに聴いてみてください。(1972年録音)

light as a feather/Chick Corea & return to forever

ファースト・アルバムでは1曲目のリターン・トゥ・フォーエバーがアルバムタイトルとなっていましたが、このセカンド以降ではバンド名がリターン・トゥ・フォーエバーとなっています。このアルバムではやはり「スペイン」が最高でしょう。この曲も何度か録音しなおされていますが、このアルバムが初出だったと思います。

この前(2000年10月)の内幸町での発表会では、この「スペイン」がサックスのアンサンブルで演奏され、僕の仲間内でも話題になりましたが、僕のイメージではやはりサックスよりはフルートがあっているように思います。このアルバムでもチック・コリアのピアノ、スタンリー・クラークのベースとともに、ジョー・ファレルのフルートが心地よく響きます。(1972年録音)

Two For The Road/Larry Coryell & Steve Khan

L.コリエルもS.カーンもフュージョン系ギターのアルバムを多く出していますが、コリエルはコンテンポラリー・ジャズ、ジャズ・ロック(といって良かったのかな)、クラシックの曲のソロ・アレンジなどを出しています。

僕の好きなギタリストの一人ですが、その中でもこのアルバム、特に「スペイン」が好きです。チック・コリアのオリジナル演奏のフルートがよいと書きましたが、スパニッシュ・テイストのこの曲はギターが似合います。ここではアコスティックギター2本でライブ演奏されており、この曲のベスト・テイクの一つだろうと思います。(1978年頃?録音)

Now's The Time/Charlie Parker

サックスを練習している僕らとしてはC.パーカーをはずすことは出来ないと思うのですが、有名なダイヤル・セッションやD.ガレスピー、B.パウエルとのライブである「ジャズ・アット・マッセイホール」等、有名なものがたくさんあります。

その中からのお勧めの1枚となると、この「ナウズ・ザ・タイムかなと。ナベサダの演奏でも紹介した「コンファメーション」を聞くためだけでも買って欲しい1枚です。(1952〜3年録音)

A Night At The Village Vanguard/Sonny Rollins

ロリンズといえば「サキソフォン・コロッサス」ということになるのでしょうが、あえてこのライブ・アルバムをお奨めします。

朝日の如くさわやかにチュニジアの夜、といい曲が並んでいますが、僕のお奨めはアイ・キャント・ゲット・スターテッド(言い出しかねて)。日本語の題名も上手いですよね。なお、このアルバムには後から曲順に変更を加えたVol.1・2というのも発売されていて、曲数からすれば後者のほうがお得ですが、ここではオリジナル盤の方をお奨めの1枚とします。(1957年録音)

MEMORIES/中本マリ

この録音当時、銀座スイングによく聞きにいっていたのが、この中本マリです。たぶん、日本のジャズボーカリストの中でも最高の一人だと思います。この人も最近の録音がなくて(?)残念ですが、ライブハウス等では活躍されているようです。このアルバムは、とてもいい曲が並んでいてどれがいいとは言いにくいのですが、その中でもティーチ・ミー・トゥナイトジンジが好きです。(1986年録音)

In The Pleasant Shade / 山田 譲

今回はmasaさんイチオシのアルト奏者、山田 譲のセカンドCDです。ここでは、クラシックとはまた違う、やわらかい音色のサックスが聞けます。ザ・ベリー・ソート・オブ・ユーアラバマに星落ちてのようなバラードもいいのですが、チャリー・パーカーリラクシン・アット・カマリロが僕のお奨めです。聞いていてとっても気持ちのいいCDです。(1998年)

ところで今回は、余談を少し。最近、僕の周りでもビンテージ・サックスの話題が少し出ていますが、このジャケット写真を見たところマーク6メイヤーのマッピ、ハリソンハーツのリガチャーだろうと思っていたところ、98年7月のインタビューが見つかり、そこには9万番台のマーク6(12万番台も持っているみたいでしたが)とメイヤー6MMの組み合わせを使っているとありました。Jazz系のアルトでは定番の組み合わせのようですが、ビンテージの音に興味がある人にもお奨めのCDです。(注、楽器も奏者によって音が違うでしょうから、マーク6がすべてこういう音になるのかはわかりません。)

Quiet Kenny / Kenny Dorham

静かなるケニー」というタイトルの方が通りがよいかもしれませんが、タイトルどおりマイルスガレスピーとは違ったやさしい音のトランペットです。全体的にはバップ系の曲が並んでいて1曲目のLotus Blossomなんか聞いていて気持ちいいんですが、7曲目のバラードOld Folksなんかもドーハムらしくてお奨めです。また、マック・ザ・ナイフサキソフォン・コロッサスでのソニー・ロリンズの演奏のようなすごさはないものの、その分気楽に楽しめるものになっています。

リズムセクションもトミー・フラナガン(pf)、ポール・チェンバース(bs)、アート・テイラー(ds)といった派手さはないですが、渋い演奏をする人たちが勤めています。いつか、フラナガンのアルバムも紹介したいと思っています。(1959年11月録音)

The Very Best of Gerald Albright

正直なところ、このジェラルド・オルブライトという人は良く知らないんですが、たまたま寄った山野楽器本店のJazzのコーナーでかかっていたのが心地よくて買ってしまいました。ファンク・ジャズというのかフュージョンというのか、バリバリのジャズというわけではなくて、BGM的にも聞けそうなサックスの演奏です。ジャズはチョットととっつきにくいけど、サックスは聞きたいという人にはうってつけの1枚で、最近買ったサックスのアルバムの中では一番のお気に入りです。

どうやら、チャカ・カーンパトリース・ラッシェン等のポップスやジャズ系の人のバックで演奏をしている人のようですが、クレジットに寄れば6枚ほどのリーダー・アルバムを出しており、そのベスト盤がこのアルバムのようです。(1987〜1997年録音)

Night Moves / Carolyn Breuer

最初、店頭でジャケットを見た時はなんて派手なCDなんだ、どうせこけおどしでたいしたことはないだろう、というものでした。で、たまたま試聴機にこのCDがあったので聞いてみたら、ジャケットとは異なり、オーソドックスな演奏!どちらかといえば、サックスはブローするものと思っていた僕には、こんなに力を抜いて吹いていていいんだ、という驚きでした。もちろん、それをつまらない演奏と感じる人もいるとは思いますが、僕には好ましいものに思えたのでそのままレジへ...。前作は違うようなんですが、このCDはバラードやボサノバが集められていて、僕の好きなA.C.ジョビンの「ハウ・インセンシティブ」がお奨めなのと、「イン・ア・センチメンタル・ムード」をボサノバで演奏しているのが面白いですね。(2001年録音)

Portrait Of Jako/Brian Bromberg

ジャケットをみればわかりますが、亡くなったジャコ・パストリアスの曲を取り上げたアルバムで、ジャコと同様ベーシストのブライアン・ブロムバーグのリーダーアルバムです。このアルバムは、店頭で聞いてぶっ飛んでしまいました。絶句....。と、そのまま買ってきてしまったんですが、ジャコと違いE.ベースだけでなくアコスティックでも演奏しています。ベースが好きな人には、絶対のお奨めです。そうでない人にも、ジャコの名曲が並んでいて聞けるアルバムです。こんなすごい人がいたとは、知らなかった。

定番の「お前のしるし」「コンティニューム」とファンキーな「チキン」あたりがお奨めでしょうか。(2001〜02年録音)

Everything For You/Jos Van Beest Trio

少し前からジワジワと話題になってきているので、名前を聞いた人も多いと思いますが、澤野工房レーベルの新譜です。澤野工房そのものがピアノもので有名ですが、その中でも品のいい安心して聞ける1枚です。スタンダードが並んでいるので、これからジャズを聞きはじめたいという人にちょうどいいかも。ヨーロピアン・ジャズということで、僕の知らない人のCDばかりで最初は手に取るのが躊躇されたんですが、すべてとは言いませんが良いものが多くでているみたいです。ちなみに、先週もう1枚買ってきましたが、これも当たりでした。

ちなみに澤野工房はジャズ好きな「さわの履物店」4代目の若旦那が、ヨーロピアン・ジャズを自分で発掘したりしているレーベルの様で、ジャズピアノのCDが多く出されています。(というか、僕が聞いたのはピアノばかり、他のは出てるのかなぁ?)

8つの小さな星/納 浩一、渡辺貞夫 ほか

「附属池田小事件追悼CD委員会」製作によるCDです。さいもんさんのBBSで紹介があり、早速購入しました。

最初の出だしから、すぐにナベサダさんの音とわかるアルトの音が流れます。たった2曲のシングルCDですが、どちらの曲もやさしさにあふれた、いい曲です。サブトーン気味のアルトの音で、哀愁を感じる音作りがされていました。サブトーン=テナーだけではないんですね。

このCDはネットでのみ販売されていて、収益は寄付されるそうです。また、会計収支はHP上で報告されるということでした。

http://jazzfusion.com/8stars/main.htm

Rock/Pop/Blues
Ultra Rare Trax Vol.1〜6/The Beatles

スタジオでのリハーサルや、別テイクが収められている海賊版です。この手のものが、あまりにも売れたために「アンソロジー」が正式に発売されたのではないかと思いますが、「アンソロジー」は編集が多いらしく、聞いていても海賊版のほうが聞きごたえがあります。もっとも、海賊版の場合、当たり外れも大きいのですが。その中でこのシリーズは比較的よく、特にVol.1と2はお勧めです。実は、Vol.7と8というのも出回っていますが、このシリーズとは関係ないようで、このシリーズが売れたため、タイトルをパクッたのではないかと思います。

なお、Vol.3以降はカラー写真を使用したものに変わり、現在Vol.1&2も別のジャケットになっています。

Certified Live / Dave Mason

好きなギタリストをあげろといわれれば、真っ先にジミヘンクラプトンをあげることになりますが、それでは芸がないのでここではデイブ・メイソンを紹介することにします。

デイブ・メイソンはギタリストというよりはコンポーザやボーカリストのイメージが強いかもしれませんが、その伸びやかな独特な音は早弾きをしなくたってギタリストとして十分個性を発揮していると思います。

このライブではS.ウィンウッドと一緒だったトラフィック時代の曲やソロになってからの曲、B.ディランイーグルススペンサー・デイビス・グループ等々の曲を演奏しています。どれもお奨めの曲ばかりなのですが、強いて言えば「Feelin' alright、「All along watchtower、「Look at you,look at me、「Gimme some lovin'あたりでしょうか。といって4曲もあげてしまいましたが。(1976年)

Yes We Can Can / The Pointer Sisters (上)
The Pointer Sisters / The Pointer Sisters (中)
That'S A Plenty / The Pointer Sisters (下)

ポインター・シスターズといえばただのソウルグループと思われているかもしれませんが、デビュー当時はかなりジャズ・フレーバーたっぷりのコーラス・グループでした。本当はデビューアルバムの「The Pointer Sisters」と2枚目の「Thats's A Plenty」がお奨めなんですが、残念ながらCD化されていません。(補足:2001年11月現在、ようやくCD化が実現しましたので、ジャケットをアップしました。)

このCDはその1枚目と2枚目からの選曲を中心としたベスト盤です。この頃はジャズ・カントリー・ソウルと幅広い選曲がされています。これまた残念ですが、2枚目のアルバムに収録されていたサン・ハウスのブルース(トラディショナル?or スピリチュアル?)「グリニン・イン・ユア・フェイス」が入っていません。

ジャズ系で言えば「Black Coffee」が大好きなんですが、超高速のボーカルが光る「Cloudburst」、チャーリー・パーカーディジー・ガレスピーのライブ「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」でのアドリブ・フレーズにそのまま歌詞をのせた(ボーカリーズ)曲「Salt Peanuts」は圧巻です。「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」とあわせて聞くことをお奨めします。(1973〜4年)

TAKE ME BACK / 14 KARAT SOUL

全曲アカペラで、その内3曲がゴスペラーズの曲のカバーというアルバムです。ゴスペラーズの「ひとり」や「永遠に」もいいのですが、マンハッタントランスファーで有名な「Wacky Dust」や「Trickle Trickle」なんかもノリがよくご機嫌です。ゴスペラーズ好きの人たちには怒られそうですが、正直いってこちらの方が圧倒的に出来がいいと思うのですが?
いずれにしてもソウル系の音楽が好きな人、アカペラ・コーラスを聴き始めたい人にはお奨めの1枚です。決して外れません。(2002年録音)

J-Pop
STEPS / 国分友里恵

J-POP最初の紹介は何にしようか迷っていたのですが、国分友里恵さんにすることにしました。

彼女は角松敏生さよならは愛の言葉でのデュオで知っている人もいると思いますが、とても上手で味わいのある歌を歌う人です。ただし、このCDではかなり硬質の歌声で、好き嫌いはわかれるかもしれません。後の方のCDになるともっと柔らかい感じになってきますが、その分個性が薄れたように感じます。で、このアルバムと再録音したさよならは愛の言葉が入っているSilent Moon あたりがお奨めです。(1987年?)

Refile /柿原朱美

この人のことを知っている人は少ないかもしれませんが、曲を知っている人は多いはずです。というのは、一時期今井美樹のアルバムに多くの曲を提供していて、このアルバムもその中から4曲と既存のアルバムから4曲、このアルバム用に1曲という構成になっています。といっても、ずいぶん以前にリリースされたCDで、最近のものはずいぶん方向性が変わってしまい????なので、こちらを紹介しました。

最初はBS番組の外国の曲のカバーをしていたのがよくて探したんですが、その曲は録音していなかったのでとりあえず買ったのがこのアルバムです。

ake-kaze /林 明日香

偶然聞いた曲がよくて、しかも13歳という年齢にビックリ。少し低めで張りのある声は、13歳とは思えないものです。ただただ、聞いてみてくださいとしか言えないですね。もっともナショナル IHジャー炊飯器『強火の銅釜』TVCMソングに使われていますので、すでに耳にしている人もいると思います。僕はたまたまTVで見たPVで知ったのですが、日本・台湾で同時発売(03/1/22)という歌姫でした。ジャケットのアートワークもなかなかです!

こちらでPVを見ることが出来ます。(2003/2/1現在)
http://www.du-ub.com/magazine/new/hot.html

Classic
南の想い/高木綾子

この高木綾子というフルーティストについてはよく知らないのですが、フォーレのシチリアーノを探していて買ったのが最初です。基本的にクラシックの人ですが、ユーミンの曲集なんかも出しているようで、このアルバムも英語のタイトルがLATIN AMERICAとなっているとおり、A.C.ジョビンやL.ボンファ、ピアソラといったブラジル・アルゼンチン等、ラテン・アメリカの作曲家の曲が並んでいます。ここでもジョビンのやボンファの黒いオルフェ(カーニバルの朝)が聞きたくて買ってしまいました。まぁ、これからに期待ということで、入れてみました。(2000年12月)

美しい夕暮れ / 須川展也

僕にとってサックスといえば Jazz ということになるんですが、たまにはクラシックのサックスを聞くのも何かの参考になるかと思って買いました。もっとも、このCDにはクラシックの小品とポップスが入ったバラード集で、クラシックの曲もPops系のアレンジがされています。

ここでのサックスは僕の知る楽器とはまったく別のもののように聞こえます。どちらかといえば、バイオリン等の弦楽器に近い音色ですし、ビブラートのかけ方とか、共通点があるのかもしれません。

あまり、ジャズとかクラシックとかにとらわれず、BGMとして聞くにはいいCDだと思います。ちなみにタイトル曲は、JTのコマーシャルに使われていた曲でドビュッシーの作品です。また、僕の好きなサティの曲も2曲入っています。(1997年)

バッハ:管弦楽組曲全集1/コレギウム・アウレウム合奏団

組曲のうち第1番と第2番が収録されていますが、合わせて第3番と第4番が収録されている全集2の方もお奨めです。

このコレギウム・アウレウムは古楽器ないしはそのコピーを使うことにこだわった合奏団で、羊腸の弦を使ったバイオリンや木管のフルートが使用されています。構造上、これらの古楽器は演奏が大変難しいということですが、詳細については不明です。

それら古楽器を使っていることと、バロック時代そのままに現在よりも半音低いピッチで演奏されているため、独特の透明な響きでとても美しく感じます。この演奏が僕の基準となっているため、他の演奏を聞くと華やかではあるけど、甲高く、せわしなく聞こえてしまいます。
なお、このハルモニア・ムンディというレーベルはアナログ・レコード時代には録音がよいことで有名でした。実際、このアルバムも最初はレコードで買いましたが、当時としては大変音質が良かったと記憶しています。(1969年録音)

etc.
津軽三味線/高橋竹山

打って変わって邦楽です。高橋竹山がメジャーになったきっかけのひとつである、渋谷ジャンジャンでのライブ。僕が津軽三味線に興味を持ったきっかけでもあり、サン・ハウスフレッド・マクダウェルビッグ・ジョー・ウィリアムといった生ギター1本で歌う黒人ブルースを聞くのと同じ感覚で聞ける唯一の邦楽です。(1973年録音)

I Wish − 我願 − /Chen Min (チェン・ミン)

二胡の音は何故かホッとします。女性の声のようにも思えるその音は、ヒーリング音楽のようでもあり、ジワジワと心に染み込むような、そんな音楽です。僕は特に1曲目の「燕になりたい」が好きですが、興味のある人には是非聞いて欲しいですね。今のうちに、上記のHPにアクセスを!

また、中国の曲だけでなく日本人作曲家の曲も演奏されていますし、中国の古曲も古臭さを感じさせない演奏・編曲になっています。二胡=中国の音楽という感じよりも、ニューエイジ系のアルバムと思ってください。(2001年)

故郷熱情/姜 建華 (ジャン・ジェンホワ)

パンフの小沢征爾の推薦文をみて買ったのですが、こちらは「リベルタンゴ」や「レフト・アローン」「アイ・リメンバー・クリフォード」といった曲のほか「鳥の歌」「オンブラ・マイ・フ」等のクラシックの曲を取り上げていて、二胡本来の曲は入っていません。好みは分かれると思いますが、面白いアルバムです。最初に買うのなら、あるいはどちらか1枚ということならチェン・ミンさんの「I Wish」のほうがお奨めですが、少し変わったものをという人にはこちらがいいと思います。

ちなみに姜建華さんは「ラスト・エンペラー」のサウンドトラックで二胡を演奏されていた方とのことです。(2002年4月録音)