認知症
特にアルツハイマー型痴呆について

認知症の分類

病名 原因 治療の可能性 遺伝/感染
アルツハイマー型痴呆(アルツハイマー病) 不明 少しある 可能性はある。
脳血管性痴呆 脳血管障害 ある
ピック病 不明 今のところなし
クロイツフェルトヤコブ病 今のところなし 狂牛病との関連
その他多数の原因不明の痴呆をもたらす疾患

(アルツハイマー病と、アルツハイマー型痴呆は、ほとんど同じ病気で、65歳未満で発症した場合、アルツハイマー病、老化に伴って、65歳以降に発病した場合をアルツハイマー型痴呆と呼んでいます。 このへんが妙にややこしい)

一般的に知られている認知症の病名というと、アルツハイマー病と、脳血管性痴呆ですが、本当は、研究者レベルで分類すると、非常に沢山の病名があります。
しかしこのページでは、認知症のほとんどを占めるアルツハイマー型痴呆と、脳血管性痴呆中心にお話します。

脳血管性痴呆のほうが、説明も、理解も簡単です。要するに脳を養っている一部の血管(すべてではない)が詰まってしまうことによって、脳の機能が失われるため、痴呆が出現するものです。 ですから、脳の血管が、詰まらないよな生活を心がけるのが、一番の予防策です。塩分のとりすぎをさけ、血糖値にも気を配り、酒も飲み過ぎず、 できれば、たばこもやめる等 要するに、生活習慣病にならないように気を付ければかなり発病を押さえられるはずです。また、一度脳血管性痴呆になっても、軽症で有れば、リハビリで回復したり、また、これ以上進行しないように、脳の血管が詰まらないような、薬を飲む方法もあります。

アルツハイマー型痴呆は、今のところ原因は、不明です。遺伝子の研究も進んでいますし、遺伝の可能性も示唆されていますが、まだ、完全に解明されたとは言えません。
容易に出来る予防法?としては、

ある研究によれば、アルツハイマー型痴呆の患者の脳にアルミニウムが沢山含まれているとの報告があり、生活の中で、口に入る関係のある、アルミニウムを出来るだけさけるようにしたほうがいいという人もいます。(つまりアルミのラーメン鍋などは、使わないようにして、ステンレスや、鉄鍋、ホーローにするとか。)

脂肪の多い食事を避けるとか

抗酸化作用を有する栄養は、防御的に働くとか

非ステロイド性抗炎症剤(リウマチなどによく使われる痛み止め)を長期に服用している方は、アルツハイマーのリスクが減る。

高脂血症の薬がリスクを減らす。

女性ホルモンがリスクを減らす。


といったことがデータとしてあげられています。

ただし、アルツハイマーの病気そのものは、実際に発症する20年ほど前から、脳内で進行しているようで、相当早くから、気をつけないといけないようです。


アルツハイマー型痴呆の治療薬として、塩酸ドネペジル(商品名アリセプト)という薬が1999年11月より、発売されています。これは、脳細胞の中のアセチルコリンという一種のホルモンを増やすようにした薬で、軽症から、中等度のアルツハイマー型痴呆に有効であるという薬です。当院でも処方しておりますが、効果は、様々で、すべての患者さんに必ず著効すると言うわけでも有りませんが、現状では、唯一のアルツハイマー型痴呆の治療薬と言えます。

現在、開発中の薬もいくつかありますが、発売は、当分 先になる予定です。
おもしろいのは、開発中の薬では、白人に比べて、日本人に著効しやすいというデータがあり
発売を期待したいと思います。

その他、漢方薬による、治療もいくつかあり、黄連解毒湯や、釣藤散 抑肝散等も有効と言われています。



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