パニック障害

パニック障害とは、

人によっては、聞き慣れない病名ですが、最近非常に増えているように思う疾患です。
症状としては、不意に全く予期しない状況で、パニック発作(不安発作)が出現する病気で、また症状が出現するのではないかとか、こういった症状を避けようとする行動が見られる不安の病気です。およそ100人に2人前後の発症率が有ると考えられており、実際、当院でも、成人の女性に非常に沢山見られます。

治療としては、かなり以前までは、精神分析が主でありましたが、最近は、薬物療法の台頭によって、ほとんど薬で治すようになってきております。日本では、抗不安薬や、抗鬱薬が用いられることが以前までは、ほとんどでしたが、最近は、SSRIと呼ばれる一群の薬にとってかわられようとしています。
その他、ストレスをためないような生活指導も有用です。




強迫性障害 強迫性障害とは

以前まで、強迫神経症と呼ばれていた疾患です。
分類としては、強迫行為と、強迫観念に分けられます。強迫行為の方は、たとえば、 外出する際に何度も鍵の確認をしないと気が済まないとか、電気を何度も消したかどうか確認するといった症状です。強迫観念の方は、やや説明しがたいですが、同じ様な思考が何度も浮かびあがり、それ自体非常に不快な物なのに避けられず、同じ事を考えてしまうと言った症状です。軽い強迫症状は、おそらく誰でも持っていると思いますが、というか持っていないと生活出来ないのではないかと個人的には、思いますが、それがひどくなると、一日中その症状にしばられてしまいますので、生活にも支障を来してきます。
頻度は、最近の研究では、パニック障害と同じく、100人に2人前後と意外と高率で有るようです。

治療としては、種々ありましたが、最近は、行動療法と、前述のSSRI等に集約されてきております。
行動療法としては、EXPOSURE  WITH RESPONSE PREVENTION と呼ばれる方法で、わざと嫌な強迫症状を惹起する環境に長時間患者を起き、そこで、強迫症状の発現を先送りにする方法で、強迫性障害の治療として、有効なものと、されています。
日本でも、行っている所は、多いようですが、精神科医師の不足、時間の制約もあり、実際は、SSRIや、抗鬱薬による治療がほとんどです。

「強迫性障害の治療ガイド」 国立肥前療養所 飯倉康郎著  定価840円と安価で読みやすいように、簡潔に書かれた本です。強迫性障害の行動療法の身近な実践方法がかかれていて、おすすめです。



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