現在の日本の公職選挙法は,比例配分アルゴリズムとして
ドント方式を使うことを規定しているそうです.
ドント方式は,例えば政党選挙の場合,
- 各政党(
)の得票数(
)を
で
割った商の一覧表を作る.
- 一覧表から商(
)を大きい順に選び,総議席数(
)に達するまで選ぶ.
- 選ばれた商(
)の数を政党
の議席数(
)とする.
ステップ2により,分配議席数の総和は総議席数に一致している
(
)ことが保証されています.
また,上記アルゴリズムは計算しやすいように記述されていますが,
次のように言い換えると比例との関係が見やすくなると思います.
を各政党(
)の得票数(
)で
割った商の一覧表を作る.
- 一覧表から商(
)を小さい順に選び,総議席数(
)に達するまで選ぶ.
- 選ばれた商(
)の数を政党
の議席数(
)とする.
2次元座標平面で,
軸を得票数,
軸を議席数とすると,
商
は原点と格子点
とを結ぶ直線の傾きです.
したがって,ドント方式は,原点を通る傾き
の直線
(比例直線と呼ぼう)を,
最初
軸に一致する状態(
)から原点を支点にしてだんだん立ち上げていき
(
を単調増加させて),比例直線が通過した領域
(比例直線と
軸に挟まれる領域)に含まれる格子点の数を
議席数にしようといっていることになります.
サンラグ方式ほか
比例代表制
比例代表制
2001年9月9日