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サンラグ方式ほか

ドント方式の除数$1,2,3,\cdots$
$1,3,5,\cdots$(奇数)としたものがサンラグ方式
計算しやすくするために除数を奇数にしているものと思われます. 比例の性質(2)から除数に定数を乗じても商の 大小関係は保存されますので,除数を $0.5,1.5,2.5,\cdots$と すると,ドント方式が比例直線が$(v_i,j)$を超えたとにき1議席 追加されるのに対し,この方式は, $(v_i,j-\frac{1}{2})$を 超えたときに1議席追加されることになります. ドント方式が切捨て方式ならば,サンラグ方式は四捨五入方式 といえます.
$1.4,3,5,\cdots$としたものが修正サンラグ方式
サンラグ方式は少数派にやや有利に偏るので, その偏りを修正しようする方式です. 初項がサンラグ方式の1.4倍になっているので, 少数派は1議席目を獲得するのにサンラグ方式より苦労します.
$\sqrt{0\cdot 1},\,\sqrt{1\cdot 2},\,\sqrt{2\cdot 3},\,\cdots$と したものが米下院方式
初項が0になっていて,0で割ると不定($\infty$)に なってしまいますが,この方式では,あらかじめ全州に1議席配分 することになっていて,辻褄は合っています.$\sqrt{j(j+1)}$$j$$j+1$の幾何平均で, $j+\frac{1}{2}+O(\frac{1}{j})$ とテイラー展開されますので,サンラグ方式に近いといえます.
なお,「配分結果が整数でなければならない」という制約がある以上,どの方式も 近似解であり,方式ごとに異なる結果が出ることがある点には注意が必要です.


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2001年9月9日