ドント方式の除数
を
(奇数)としたものがサンラグ方式
- 計算しやすくするために除数を奇数にしているものと思われます.
比例の性質(2)から除数に定数を乗じても商の
大小関係は保存されますので,除数を
と
すると,ドント方式が比例直線が
を超えたとにき1議席
追加されるのに対し,この方式は,
を
超えたときに1議席追加されることになります.
ドント方式が切捨て方式ならば,サンラグ方式は四捨五入方式
といえます.
-
としたものが修正サンラグ方式
- サンラグ方式は少数派にやや有利に偏るので,
その偏りを修正しようする方式です.
初項がサンラグ方式の1.4倍になっているので,
少数派は1議席目を獲得するのにサンラグ方式より苦労します.
-
と
したものが米下院方式
- 初項が0になっていて,0で割ると不定(
)に
なってしまいますが,この方式では,あらかじめ全州に1議席配分
することになっていて,辻褄は合っています.
は
と
の幾何平均で,
とテイラー展開されますので,サンラグ方式に近いといえます.
なお,「配分結果が整数でなければならない」という制約がある以上,どの方式も
近似解であり,方式ごとに異なる結果が出ることがある点には注意が必要です.
参考:各国の状況
比例代表制
ドント方式
2001年9月9日