ツルグミの虫えい 2002年4月21日UP

ツルグミの芽に有る虫えい
   蔓植物に興味が有るのでツルグミは側を通るたびに見ていた、普通の芽はドンドン伸びるのにいつまでも伸びない芽が気になっていた。

 触ってみるとポロット取れるではないか。 日本虫えい図鑑の付表にグミメフクレフシ(タマバエの一種、未同定)と有るのに該当するのだろう。

 でもずいぶん離れた三ヶ所でこうした虫えいがあるところを見るとこの植物にはこの虫えいが当たり前のようだ。

落ちた虫えいの断面、左上に幼虫が見える
   落ちた虫えいを切断し顕微鏡で見ると幼虫らしきものの動くのが確認できた。 木との接続部分も完全に切れて乾燥状態にある。

 乾燥しているので、幼虫は動いているが成虫の発生もそんなに先だとは思えない、とりあえずポリエチの箱に入れて観察することにする。

ツルグミの芽(2月初)
   ツルグミの話を少ししておこう、ツルグミを知ったのはこの2月早々と芽を伸ばしている植物に気が付いたからだ、左の写真で分かるように芽がフックのように逆向きに出ている奇妙さに驚いた。

 この植物最初は普通の樹のように伸びるがある段階をすぎるとこんな芽をグイグイ伸ばすようだそしてこのフックのような枝が他の植物に引っ掛かったりお互いに絡まりあって支えられる。

 枝以外にも鋭い棘が有って山を歩く時には困った存在だ。

 グミ類には芽、葉の裏、未熟な実の表面などにウロコ状の毛?が有るのが良く知られている。 このウロコの存在理由は虫に対する防衛だと思うが、この寄生者には役立たなかったようだ。

 2月にぐいぐい伸びる芽を見て驚いたがこれも寄生者対策なのかもしれない。

ツルグミの葉の裏
 
鱗を削り取って並べると

 

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