種を運ぶアリ達 2001年5月15日

エライオソームを付けた種を紹介し運ぶアリを探さないと片手落ちなので庭のアリ達に挑戦してもらった。

ホトケノザの種を運ぶ蟻 種2、2mm
   庭のアリたちを砂糖で誘惑しそこにエライオソームを付けたホトケノザの種を撒く、2種類のアリが居たが写真に写った アミメアリ Pristomyrmex pungens Mayr だけが運びに掛った。 でも、身体の割りに種が重いせいか運搬に時間がかかった。 他の同種の蟻もたくさん付近を通るが殆ど関心を示さない。

 結局この3個が運ばれただけで、日が照ってきたせいか残りは放置された。

 アミメアリ は女王のいない日本が世界に誇る民主的な蟻らしい。 以下引用

 本種は雌アリ(女王)をもたず,働きアリが産卵して働きアリを生産することで巣が維持される(Mizutani,1980;水谷,1984;Itow et al.,1984)。また働きアリは巣中に留まって産卵する個体と,巣外に出て働き,産卵しない個体が存在し,巣中に留まる個体はやがて巣外に出て働くようになる(Mizutani,1980;水谷,1984;辻,1988;Tsuji,1988a,1990a)。 まれに,頭部がやや大型で単眼を持つ個体(職型雌)を多く含んだコロニーが見られる(Itow et al.,1984)。 雄アリは初夏のころに見られる。 大きなコロニーは数万から数十万の働きアリからなり,定住する巣を作らず,石下や倒木に野営の巣をつくり,頻繁に移住しつつ生活する(Mizutani,1982;水谷,1984;Tsuji,1988b)。そのためにしばしば道路脇などに本種の長いアリ道が見られる。その他にも生態や行動などについていくつかの研究がある(森下,1939;Tsuji & It^o,1986;Tsuji,1990b)。

スミレの種を運ぶ 種の長さ2.8mm
   別の場所で庭のアリたちをやはり砂糖で誘惑し今度はエライオソームを付けたアオイスミレ(多分、機械散布しない種類)を撒く、アリはトビイロシワアリ Tereamorium tushimae だろうとのこと(多分、小野山啓一 さま)。

 この場合は早かった、数分のうちに全ての種が運び去られた! アリに頼る種である、種が新しい、アリが比較的大きい、イロイロ理由わありそうだ。

 ありの種類が多くこの程度の写真では専門家も判定できないことが解った。

 タンポポでアブラムシを飼っていたのもトビイロシワアリでした。

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