エライオソーム2 スミレの種子散布

10月11日 兵庫県夢前町にて 10月11日 飛び出しそうな種子 約15倍
エライオソームの部分 約100倍
   秋10月にスミレが実をつけている、花が咲いたのは5月だ。 スミレは春以外は閉鎖花(開かない花)で実をつける。 無性生殖だ。  小学生の頃,庭のスミレが花を開きそうで開かずに実をつけたのを不思議に思った記憶がある。 実が熟すと上を向いて3つに割れる。 左の写真上の方に上を向いた実と既に種を飛ばしたあとの実が見える。

 このスミレはノジスミレらしい、『日本のスミレ』の著者いがりまさし様の鑑定です。

 種子は実が3つに割れ開いても残っている、鞘がある程度乾燥し収縮すると,一つまた一つとはじきだされる。 この状態で8畳の部屋も真中において置いたら乾燥するに従い音を立て飛び出し部屋中に広がった。 『種はひろがる』中西弘樹著によるとスミレは3m位、ヒメスミレは2mは飛ぶようだ。

 子供の頃、カタバミやスミレの種の弾けるのを楽しんだ記憶がある。 このような散布方法を自動(機械)散布という。 

 さらにスミレは蟻に種を運ばす仕組みを用意している。 左の写真の白い部分が脂肪の固まり(エライオソーム)で蟻は巣に種子を運んでこの部分を食べると残り種子本体を巣の外に捨てる。 スミレは2種類の散布方法を持っているが、石垣や岩の割れ目に芽を出すことができるのは蟻散布のお蔭だろう。

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