ツツジの仲間たち
ツツジの仲間は乾燥した岩山、けわしい岩尾根、一年の大半を雪に覆われる高山等を好むものが多く山に登る人たちに親しまれている。 過酷な条件下で生きてゆける理由の一つは彼らは菌根を持っているからだ。 毛根を持たず糸状菌が集めてくる水分と無機物に頼り、代わりに有機質の栄養を糸状菌に返している。
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| 大山の稜線夏は乾燥、冬は過酷な風雪に耐えて他の植物の生えないこんな場所に! この右側は激しく崩れ落ちる断崖だ。 この少し先から最高点への縦走は危険なので現在は禁止されている。 | ツガザクラの仲間の中でもエゾノツガザクラは特に美しい、これでも樹でこれだけの大きさになるには数十年時には数百年の年月がいると言われている。 | |||||
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小金ヶ岳(丹波笹山)のチャート質の切り立った断崖にヒカゲノツツジ(シャクナゲの仲間)が群生していた。 黄色いのはヒカゲノツツジの花、ピンクはシャクナゲ。 こんな所では土壌はほとんど存在しない。 水分、栄養分の少ないこんな所をシャクナゲ類は好む。 ヒカゲノツツジの花、きわめて薄い黄色で、その色を再現するのは難しい。
蒜山高原でシャクナゲを栽培しているシャクナゲ愛好家に聞いた話だが、シャクナゲは周囲の植物を除去すると弱ってしまうとのこと。 シャクナゲの根は酸素を地面の下に送り込む能力に欠けるので、有機質の多い土地では単独では育たないようだ。 菌根は豆科では良く知られているが、モミ、カラマツ、ブナ、カシ、ラン類、松類等でも重要な役割をしている。 『「根」物語』高橋英一著