キララハゼ属
Genus Acentrogobius

 熱帯・亜熱帯の汽水域を中心に生息するハゼ。フタスジノボリハゼは別属に分けられた.


スジハゼA A. sp. A
(2000.12月撮影)

 写真は沖縄島産.本州太平洋岸から琉球列島の干潟や河口域で見られる.従来「スジハゼ Acentrogobius pflaumii」とされてきたものには複数種が含まれると考えられており,頭部背面の鱗や色斑によってA〜Cタイプに識別される.ここでは吉郷(2001)および瀬能ら(2004)に従って,頭部背面に鱗がなく,胸鰭付け根の下部の黒点が小さく丸いことから「A」と同定した.スジハゼAは琉球列島まで分布し,生息水深が最も浅いとされる.

スジハゼ
スジハゼB A. sp. B
(2001.8.28撮影)

 写真は全長約7 cmの神奈川県産.本州太平洋岸の干潟や泥底の海底に生息する.吉郷(2001)および瀬能(2004)に従って,頭部背面に円鱗があり,胸鰭付け根下部の黒点が細長いことから「B」と同定した.

 Aよりも生息水深がやや深いとされ,琉球列島には分布しない.ただし,干潮時に胴長を履いていれば採集可能な程度の場所で普通に見られる.

 野村(2003)でテッポウエビAlpheus brevicristatus と共生するとされるスジハゼがA〜Cのどれなのか,あるいはすべてなのかは不明.

野村(2003)のハゼ−エビ対応表

スジハゼ
セイタカスジハゼ A. multifasciatus
(2002.2.25撮影)

 写真は西表島産(全長約3cm)。沖縄島以南の汽水域に分布。

セイタカスジハゼ
カスミハゼ A. janthinopterus

 沖縄以南の汽水域に分布する.写真上の個体は全長約12cmとかなり大型(2002.2.25撮影)。泥干潟の穴に潜んでいる。若魚(写真下)はかなり地味。

カスミハゼ
カスミハゼ
キララハゼ属の一種 A. sp.

 写真はタイ産.キララハゼやホクロハゼに似ている。

キララハゼsp.

引用文献



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