ウキゴリ属 その2(イサザ)
Genus Gymnogobius  →ウキゴリ属内の系統

 イサザは琵琶湖固有種で,ウキゴリ属の中でもウキゴリ(G. urotaenia)と最も近縁である(Aizawa et al., 1994).普段は琵琶湖の沖合いで浮遊生活を送り、4月頃に岩の多い沿岸の湖底で産卵する。琵琶湖周辺では漁業価値が高く、地元では大豆と一緒に煮て食べることが多い。
 沖合生活中は,昼間は水深数十メートル以深に生息し,夜間は表層まで浮上する.夏は,湖の水温躍層の上まで移動するため,毎日10度以上の温度変化を経験することになる.秋から冬にかけて表層と底層の温度差が無くなることが引き金となって成熟が始まり,早春に産卵する(高橋,1987).
 ウキゴリとの間には雑種を形成している可能性がある(森・内山,1997).



 
琵琶湖



 
イサザ(雄) G. isaza  male

 これは産卵期の雄の写真.雌より細身で小柄.石の下に産卵床を作るためか顔が大きい.

isaza
イサザ(雌) G. isaza female

 産卵前の雌の写真.写真ではわかりにくいが,腹部は黄色い.


イサザの卵塊(2001.5.5撮影)



参考文献

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