ヨシノボリ属4 比較的最近発見されたもの

Genus Rhinogobius Part 4  New species ?


オガサワラヨシノボリ
R. sp. BI (Bonin Island type) 
(2001.11.16撮影)

 小笠原に分布するヨシノボリ.他のヨシノボリ類に見られる特徴も兼ね備えた独自の斑紋をしている(鈴木,1992).小笠原諸島の河川は発達しないので、非常に小規模な河川に生息する.

→2006年2月の今月の魚

トウカイヨシノボリ
R. sp. TO (Tokai type)
(2006.10月撮影)

 写真は岐阜県産.
 濃尾平野と岡崎平野に分布するヨシノボリで,前鰓蓋管が無いことで他のすべての日本産ヨシノボリ属から区別できる(鈴木・坂本,2005).ため池などの止水に生息し,オオクチバス・ブルーギルの影響が懸念される.

ビワヨシノボリ(仮称)
R. sp. BW (Biwa lake type)
(上二枚は向井撮影、下一枚は辻本始氏撮影)

 琵琶湖にトウヨシノボリとともに生息するが,流入河川には遡上しない.背鰭前方鱗を欠くことでトウヨシノボリ(縞鰭型を含む)やトウカイヨシノボリと区別できる.

 春、イサザの産卵が終わった頃に湖北から湖西の沿岸で産卵がはじまる。

 最近は,釣り餌用のエビなどに混じることで人為的に分布を広げている可能性がある(HP『川魚とエビの家』参照)。

ビワヨシノボリ
ビワヨシノボリ♂とトウヨシノボリ縞鰭型♀の雑種
(辻本始氏撮影)

F1 hybrid between male R. sp. BW and female R. sp. OR (striped fin form)

 水槽実験で交配させたもの.上が雑種の雄で,下が雑種の雌.

 詳細は辻本ら(2003)および解説記事である2003年11月の「今月の魚」参照のこと.

 なお,論文中の正誤表を作成したので,元文献を入手した方は御参照ください.



引用文献

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正誤表