(体力・体質)
虚証〜中間証(やや体力の低下した人)
(目標)
本薬方は代表的な気剤で、神経質な人で、気分が塞がり、不安感強く、咽喉部に異常感を自覚し、めまいや動悸息切れ、不眠などを訴えるものを目標に用いられます。また、せきや痰、悪心嘔吐などを目標に用いることもあります。浮腫を目標に用いることもあります。不安神経症の人では、気分が重くて晴れ晴れしない、気分がふさいで滅入るような気持ちであると訴える人が多くみられます。また一人を好み人とあうのを嫌い、一人で外出できないと訴える人もいます。メモして相談にみえる方は半夏厚朴湯証か柴胡桂枝乾姜湯証の人が多いようです。
なお咽喉部の異物感は、半夏散及湯、厚朴三物湯、蘇子降気湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遥散、甘草瀉心湯、苓桂朮甘湯、苓桂味甘湯、利膈湯などでも見られることがありますのでご注意ください。
(応用例)
不安神経症、血の道症、ヒステリー、自律神経失調症、不眠症、気管支喘息、食道痙攣、気管支炎、百日咳、妊娠悪阻、胃炎、胃アトニー症、食道憩室、浮腫、ネフローゼ、嗄れ声、バセド-病など。
(薬方)
半夏6、茯苓5、厚朴3、蘇葉2、生姜4 |