096 柴朴湯(さいぼくとう)

(体力・体質)
 中間証(体力中等度の人)

(目標)
 小柴胡湯と半夏厚朴湯を合した薬方です。小柴胡湯の証(胸脇苦満、往来寒熱、食欲不振、悪心嘔吐、のどの渇き、口が苦い、めまいなど)があり、それに加えて、神経症状の強いものや、喘鳴咳嗽の強いもの、咽喉部の異物感を伴うものなどに用いられます。すなわち、胸脇苦満(きょうきょうくまん)や心窩部(みずおちの付近)の膨満感があり、精神不安や抑うつ状態があり、喘鳴や咳、食欲不振、全身倦怠感、動悸、めまい、咽喉・食道部の異物感などをともなうものに使用されます。

※胸脇苦満(きょうきょうくまん)……仰向けにねて、左右の肋骨下辺部に沿って圧さえてみると、抵抗や圧痛を触知する。本人自身その部に膨満感や苦悶感を感じる場合もある。

※往来寒熱(おうらいかんねつ)……寒けと熱が交互に現れる熱型

(応用例)
 気管支喘息、気管支炎、神経症。

(薬方)
 柴胡7、半夏6、茯苓5、黄・厚朴・大棗・人参3、甘草・桑葉2、生姜1、

保険収載製剤別 「効能又は効果」一覧

クラシエ柴朴湯エキス細粒
 吐き気、食欲不振、のどのかわき、排尿が少ないなどの次の諸症: 水瀉性下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、むくみ

KTS柴朴湯エキス顆粒
ツムラ柴朴湯エキス顆粒

 気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、時に動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、せき、不安神経症

添付文書の「効能又は効果」は保険適応になるか、自己負担になるか非常に重要です。 ぜひ、こちらもご覧ください。

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