5、「旅の道づれ」


			原作/アンデルセン
			脚本/斉藤友子(ベアトリス姫)
					・塚原アキヒロ(アーサー王子)

【あらすじ】
 父親を亡くしみなしごとなった少年ハンス。
墓に花を手向けていると、同じ墓地に埋葬された詐欺師の墓を、
被害者たちがやってきて暴こうとする。
ハンスは、自分のわずかな蓄えを彼らに渡して、墓を守る。
恩を感じた詐欺師の幽霊が現れ、これから行くあてのない旅に出ようとする
ハンスを助ける「道づれ」となる。

人のいいハンスは、旅の途中で困った人を見かけると、自分の境遇も忘れて何もかも
差し出してしまう。
「道づれ」はその尻拭いに大わらわ。
地獄の王から盗んできたカバンの中の不思議な道具をつかい、ハンスの窮地を救って
いく。

旅の途中でサーカスの少女マリーに出会う。
彼女の兄ヨハンは、この国の姫君エルザに惚れたばかりに、牢獄につながれ、まもな
く殺される運命に。

エルザ姫は魔女にとりつかれ、自分より優れた者と結婚するというお触れ書きを出し
ていた。
それに引きつけられた若者たちは、次々とエルザに勝負を挑んでは破れて、魔女の食
事になり果てるのだった。

ハンスは道づれの助けを得て、ヨハンを救出、勝負に勝ち、難題を解き、
魔女を滅ぼし、エルザにかかった魔法を解いて、国の半分を治める王となる。

道づれは正体を明かし、改心して別れをつげる。

【解説】
正直で素直でヒトに優しければ、他力本願でいいことあるだろ。
という無責任な話。

でもお客さんの受けもよく、僕らも気楽に楽しんでいたので、2回やってます。初演
の主役は斉藤ベアトリス姫。再演は4年後、遠山カテリーナ姫のハンス。
「道づれ」はどちらも私アーサー。

この作品も演劇祭向けに書かれたもので、小中学生が対象です。
童話劇ではあるんですが、あらすじから大分、・・かなり逸脱してます。
また「有識者」にちょっと睨まれましたが、やっぱり子供たちの笑い声はダイレクト
で楽しい。子供が腹を抱えて笑っていると、ソレを見て、大人もつられて笑い出す。
いつかまたやってみたい気もします。

この頃からウチの芝居では歌が入るようになったのでした。
三つ子の魂ですな。