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2002
>>before 2002's reviews

■ Nov.'03 ++ novels&comics ++

 「誰か」 宮部 みゆき
 「黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿」
               田中 芳樹
 「ZOKU」 森 博嗣
 「クレオパトラの夢」 恩田 陸
 「MAZE」 恩田 陸(再読)
 

 
 books' reviews are coming soon .... ホントか?>わたし。
 


■ Oct.'03 ++ novels&comics ++

 「蒼天航路29」 王 欣太

 「リスクテイカー」川端 裕人(再読)

 「光っているもの、あれは」 川上 弘美

 「蛇行する川のほとり」 恩田 陸

 「どこよりも冷たいところ」 S・J・ローザン
 
 「LAST」 石田 衣良


 「クリスマスのフロスト
 「夜のフロスト」「フロスト日和」 
          R・D・ウィングフィールド



 

 

 

 other books' reviews are coming soon .... 多分(笑)



 フロスト警部シリーズ  R・D・ウィングフィールド

 警察モノっていろいろありますよね。海外にもいろいろ、日本だってTV
 だけど、「七曲署」とか「湾岸署」とか(^^;
 でも、大体において、そんなところにでてくる警部とかってのは、ひと癖も
 ふた癖もあるけど、カッコイイってのが多いよね?
 しかーし、我がフロスト警部は、下品なジョークとよれよれのレインコート
 えび茶のマフラーをまとって、24時間働きますか?くらいの勤務時間も
 へっちゃらだし、フロスト警部行くところ、いろんな事件が勃発する。
 だけど、彼の垣間見せるヤサシイ(だけじゃないなぁ)人間くさいところが
 いくつかの事件やいろんな人を巻き込みながら、大団円へと向うわけ
 です。不思議なことに、読み終わると、「フロスト、ええやっちゃ」と思った
 りして、分厚い文庫なのに、次を読みたくなっちゃうわけね。
 未読の方はぜひ(^^) 前にも紹介してるかも?だけど、久々に読み
 返して、やっぱり書きたくなったのね。


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■ Sep.'03 ++ novels&comics ++

 「博士が愛した数式」 小川 洋子

 「せちやん」 川端 裕人
 
 「四季 春」 森 博嗣


 「フォネルのE-mail」 
         ソフィー・フォンタネル

 「沈黙」 村上 春樹

 「未来からのホットライン」
              J・P・ホーガン


 「博士が愛した数式」 小川 洋子

 久々に読んだ小川洋子。やっぱりいいですね。
 この物語は、事故にあって、80分しか記憶が残らない博士のもとに、
 家政婦として派遣された主人公と彼女の息子がすごした日々。
 頭の形から「ルート」と名づけられた少年は、博士とすごした時間を
 大事に記憶し続けるだろうなぁ。セツナイとてもいいモノガタリです。


 「せちやん」 川端 裕人

 川端 裕人は、「夏のロケット」が新大阪の談でも、ここのところずっと平台
 に載ってるけど、もっと読まれてもいい作家だと思う。
 個人的には「リスクテイカー」が一番好きなんだけど(映画化して欲しい!
 と強く思う数少ない1冊)、この「せちやん」も子供の頃に大事だと思ってた
 ことを、オトナになって、どこかにしまいこんでしまって、あるきっかけで
 また手の中に戻ってきた、大事なものを、イトオシク感じる。そんなきゅん
 となる感情をしみじみと与えてくれるかなぁと思います。

 初期の頃の薄井ゆうじに感じてたものを求めてるのかもしれないけれど。
 川端裕人いいっすよ。

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 ■ before Sep.'03 ++ novels ++

 「陰摩羅鬼の瑕」 京極 夏彦

 「消えた少年たち」 O.S.カード

 「ドリーム・バスター」 宮部みゆき

 「キャッチャー イン ザ ライ
   J.D.サリンジャー/訳 村上春樹

 「追憶列車」 多島 斗志之 

 「NARUTO」1-18巻 岸本 斉史



 

「陰摩羅鬼の瑕」 京極 夏彦

 待望の京極堂シリーズ最新刊。(って書いてるのが時期がかなり過ぎて
 るので、新鮮度は低くてごめんなさい(^^;)
 今回は、過去4回とも花嫁が婚礼の翌日、亡くなったところを発見される
 「鳥の城」が舞台。5回目の花嫁を娶る伯爵の元に、我らが榎木津探偵。
 (こんな書き方すると榎さんが主役みたいね(^^;)ただ、榎木津は今回は
 目が見えない。いつもの「見える」方の能力は健在だが、一般的な視覚
 を失ってる状態。同道するのは、関口巽。そして我らが京極堂がすべて
 を終わらせ、始めさせるために館を訪れる。
 ネタばれ⇒今回は閉ざされた環境で生まれ育った伯爵の「死」の概念の
 相違が、悲劇を巻き起こしている。伯爵の中では、「いなくなること」=「死」
 であり、たくさんの鳥の剥製に囲まれて育った彼にとっては、「動かないも
 の」=「家族」だった。客観的にみて、歪んだ世界観であっても、それが
 間違いであっても、彼にとってはそれが世界だったわけで。それがドラス
 ティックに崩れてしまった時のキモチはいかばかりか。ましてや愛してた
 女性を自ら殺してしまったわけだから。

 いつも、切ないキモチになる小説です。でも、京極堂の薀蓄ハナシは
 もう大好きですけどね(^^; ずっと横でしかめっ面してしゃべって欲しいわぁ


「消えた少年たち」 O.S.カード

 ハードカバーで出た時、本の雑誌でも絶賛されたのに、なぜか未読だった
 作品。カードは「エンダーのゲーム」はおもしろかったし、なんで今まで読
 んでなかったかはナゾだけど。読んで後悔しました。なんでもっとハヤク
 読んでおかなかったのか。でも、文庫になったから、多くの人が手にとる
 確率が高くなって、それはそれでスバラシイですけれど。

 ステップはゲームのプログラマ。職を失い、再就職する為にノースカロラ
 イナの小さな街に引っ越してきた。仕事やステップ夫妻の信仰の話を軸に
 彼らの息子が、新しい生活の中でどんどんかつての明るさを失っていく。
 驚きのラストでは、大事な人を想う気持ち、失う哀しさ、子供たちのキモチ
 いろんなことで、もう泣ける、泣ける。

 ぜひ読んで頂きたい、1冊ですね。


 「キャッチャー イン ザ ライ」 J.D.サリンジャー/訳 村上春樹

 村上版「ライ麦畑でつかまえて」は、新鮮でした。というより、最初に「ライ
 麦」を読んだのは、たしか短大の頃。その倍ほどの年月が経って、あらた
 めて、ホールデンくんとの再会です。野崎版がどう、村上版がどうという
 のではなく、もう1回、「ライ麦畑」を読むきっかけができてヨカッタという
 ところですね。

 ちなみにサリンジャーで一番好きなのは、「フラニーとゾーイー」。
 フラニーが恋人に宛てて書いた手紙の中の一文がとってもかわいい。
 「・・どこに泊まるのだってかまわないわ。時々 −というのは1分おきに
 ということよ − あなたとお会いできるのならば」 そうはいいつつ、彼女
 はその日、恋人とうまくいかないのだけれど。
 「ナインストーリーズ」に入ってる、「バナナフィッシュにうってつけの日」の
 シーモア・グラースを長男とする、グラース家の話が好きですねぇ。

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